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畳まれる傘から滴るしずくさえ愛おしいほど待ちわびた君


【日常に短歌を】


畳まれる傘から滴るしずくさえ愛おしいほど待ちわびた君

雨が打ち付ける音をかき消すように、ドアを開けた君。
『ただいま』と言いながら、傘を畳む。

傘から滴る水を眺めながら、『おかえり』とぼくは返した。


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