見出し画像

0歳児ワーママに必要な能力は「フリック入力」

幻冬舎plusに
「母親が読むべきビジネス本を誰か私に教えて下さい」

という記事を書いたら、

ビジネス本をいろいろ教えてもらったので
「これは」と思ったものを全部注文してざっくり目を通した。

するとなるほど、会社員の人が職場復帰してから、
保育園のお迎え時間までになんとか仕事を終わらせるための

(つまり職場で仕事する際の効率アップ、時短テクニック的な)
ヒントはたくさんあったけれど、

私のような在宅フリーランスあるいは、
育休中の人がちょっとデスクワークしようかなー
と思った時の参考になる情報は見当たらなかった。

ざっくり目を通した時短本に書いてあったのは
自分の平均作業時間を知るとか、飲み会に参加しないとか、
議事録はリアルタイムでつけるとかで、

たしかに時短にはなるだろうが、
欲しい情報はそういうのじゃない。

私が知りたいのは、
「家で、子供と過ごしながら仕事をするための知恵」なのだ。

画像1

画像2

で、今のところ、やっぱり
そういう本には出会っていない。

だから、私の経験を書いて発信していこうと思う。

まず、生後6ヶ月くらいまでは、
仕事に関しては完全にあきらめたほうがいい

特に子供を産むのが初めての場合、知らないことが多すぎる。

人生最大の「産まれて初めて」
と同時に仕事もこなそうとすると、最悪
産後鬱になると思う。仕事はいったん忘れましょう。
子供を育てるのと同時に自分のメンタルを守るのが最重要ミッション。

ちなみに保育園は運良く受かったら、
産休明け(生後57日以降)から預けられるけど、
園によって生後半年からしかダメなどルールが違うし、
「ならし保育」といって、最初は数時間しか預けられないので
産後すぐの仕事復帰はいろんな意味で無理。

友人は、妊娠中から数えて「仕事は2年は捨てたと思うのが
いい。出来ると思ってしまうととつらい」
って言ってた。すごくわかる。

画像3

で、これは私の最近の話なのだけど、
腰が座ったら(生後5~6カ月)おんぶができたり、
ベビーチェアに座らせられるから、そこから親の自由時間が増える。
(※活動的になり、目が離せないので、逆に時間が減るという人もいるから人それぞれかも)

今まで、なんでかよくわからないけど、朝はとにかく忙しく、
メイクが出来るのは午後になってからだったけど、
最近は朝に、息子をベビーチェアに座らせて
メイクが出来るようになった。

▲木製のベビーチェアのほうが安いけど、よく動く子供は脱出を試みるようになるので、これオススメ…。ってか最初からこれにしておけばよかった…こういう知識も、買って、失敗して、初めて知る…。

ちなみに、息子を膝に置いたままメイクをしようとしたら、
税込4620円のジルスチュアートの新品チークに
手をつっこまれてしまい、チークの表面がガリガリになり、
息子の手はプラム色に染まり、私の顔色は真っ青になりました。
まぁ、これは、動く息子を甘く見た私が悪いんだけど。

あと、SNSにアップすると炎上要素になるから
みんな載せてないけど
実はこっそりやっている裏技なるものが母親業界には存在する
ことがわかった。

絶対に嫌なコメントがつくから
私もSNSにはアップしないけど、
(っていってもここに書いちゃうけど)

在宅ワーママ友達から口伝された秘儀
「バウンサーを足で揺らしながら、電話会議する」
は知っていてよかったことの一つ。

▲足で揺らせるタイプのバウンサー。うちはこれ。

働いてるママ友が周りにいなかったらこの方法には
出会えなかった…。足でバウンサーを揺らすとかは
見た目的には確実にいいママじゃない。

(ママ業界では
「赤ちゃんから一瞬でも目を離す=悪い母親、愛情不足」認定を受けるので
「子供を足であやしながら、目はパソコンに向ける」姿は、
もはや鬼ヶ島の鬼に見えるんだろうな…)

画像7


しかし背に腹は変えられない。

苦肉の策として編み出され、
仲良しの友人に口頭のみで伝えられてきたこの技が
子育てママの間でこっそり継承されてきたおかげ
で、
私はだいぶ助かった。

最近の息子はバウンサー嫌いになっちゃって
この技、使えなくなったけど..。

あと、よく
「子育てしながらどうやって本を読んでるんですか?」
と聞かれるのだけど、

エルゴという抱っこひもで我が子をおんぶし、
二宮金次郎スタイルで家の中ぐるぐる歩きながら、
必要な箇所だけを読んでいます。

▲Ergobaby(エルゴベビー)OMNI360  。エルゴは抱っこもおんぶも出来て新生児から使える最強抱っこひも。

画像4

最初は使い方がわからなかったけど、
You Tubeに動画で使い方がのっていて、それでやり方を覚えた。

おんぶなんて体の硬い私は、一人じゃ出来ないと思っていたけど
腰に息子をのせて、おんぶ紐に腕を通す
やり方で、おんぶ出来るようになった。
(文字じゃ伝わらないと思うので動画かイラストを探して下さい)

抱っこひももいろいろ買ったけど、
(6つ買っていろんなのを試した)
「おんぶも出来るやつがいい」とか
こういうのが、わからなかった。

そういうことが書いてある本か
まとめ記事をまず読んでおきたかった…。

ライフスタイルによってオススメは違うけれど
(エルゴはつくりがしっかりしている分重いので、
移動が多いとか抱っこの時間が長いなら軽いものがいい。
抱っこひもとベビーカーはインフルエンサーの投稿ではなく、
ライフスタイルが似ている友人にオススメを聞くのが一番)

私が、仕事を家でしながら使うのにはエルゴが最強かなぁ…。

私はまだ一人しか、それも半年しか育てていないので、
(昨日生後7ヶ月になった)
これは我が家・我が子にしか通じないことなのかもしれないが、
誰かの経験が、他でも役立つことは多々あり、
「泣き止み音」と同じく、試してみる価値はあると思う。

あと、ベビーシッターさんをうちは週1で
頼んでいるけれど、午前か午後なら
午前に来てもらうのがいいな、と私は感じてる。

子育てママはとにかく、午前中が忙しい。
なんでかわからないけど、とりあえず朝は時間がない。

朝一で呼ぶと、前日の夜から
「明日の朝はベビーシッターさんに頼める…!」
と希望を胸にしたまま眠れるので精神衛生上も良い。

午後だと、午前中に暴れ狂う我が子の面倒を見ながら
「あと●時間…」とベビーシッターさんの到着を
願う時間が長くてしんどい。

ちなみに、私は原稿はパソコンで仕上げる派だけど、
この文章は、二宮金次郎スタイルでスマホで、
(子供おんぶ、家の中ぐるぐるしながら)
captioという有料メモアプリを使って書きました。

このアプリで下書きして、自分にメールしておいて、
最後の改行整え&公開作業だけ、パソコンでしてる。

ママたちは、パソコンのブラインドタッチより
スマホのフリック入力
をマスターしたほうがいい。

子育て中、両手をあけてパソコンの前に座るのは
無理でも、片手ならなんとか使える状況は多い。

▲パソコンが出来る時の作業環境

妊娠中にこの文章に出会った人は、今すぐスマホを
設定→キーボード→「フリックのみ」にして(iPhoneの場合)

画像5

今後、フリック入力以外でスマホを使わないことを
自分に誓ってほしい。

私はもともと、(世代的に元ガラケーユーザーだったこもあり)
連打スタイルで入力していたけれど、

連打で長文を打つと時間がかかる上に
親指への負担が大きく、指を痛める。

なので、上記の「フリックしか出来ない」
設定にして矯正しました。

あ、あと粉ミルク派は電気ポットを買ってください。
いますぐに。

▲産院にあったのと同じのを買いました

粉ミルクをつかうたびにお湯をいちいちわかしていたら、
人生がいくらあっても足りない。

(まぁお湯わかして水筒にいれておけばいいんだけど、
その1回の「湯沸かし」も面倒…)


電気ポットがあるとお湯を気兼ねなく使えるし、
温度も調整できるから、本当にオススメ。

あと、これはうちはやってないけど、
睡眠時間を少しでも確保するために、
粉ミルクセットを枕元に置いて寝る人も多い。
(↑泣いた時、わざわざキッチンに行かなくても
すぐに粉ミルク作ってあげられるように)

離乳食は、市販のものもあるし、
一気に作って冷凍しておくっていうのもあるけど、

▲すりこぎでやるのは大変なので、クイジナートのフードプロセッサーを使用。うちで使ってるやつは08年製で古いので似たやつのリンク。

ベビーシッターさんに頼めば作ってもらえることを昨日知った。
余裕がないけど手作りにこだわりたい人は、
それを冷凍すればいいんじゃないか...??

ベビーシッターさんはキッズライン
時給は人によるけど、私のお気に入りの人は、1時間2000円+交通費

ちなみにこのお気に入りの人に出会うまで、紆余曲折あった。
一回でぴったりな人は会えないので、相性の良い人を
根気よく探したほうがいい。

人見知りが始まってからは、
子供がギャン泣きし続けるシッターさんもいた。
親の相性、子供の相性、どちらも大事…。

これは本当かどうかわからないけど
「人見知りが始まる前に会った人」には
人見知りしないらしいので、早いうちからベビーシッターさんに
ならしておくのもありかも…?

とはいえ、父親に人見知り発動する子もいるらしいから、
これは子供によるのかも。

お友達紹介コード:kids_7279324457

▲キッズラインのベビーシッター・家事代行の初回予約で使える3,000円OFFクーポン

そんなわけで一気に書いたけど
たぶんまだまだこれから出てくると思うし、
今日よかった方法が明日はダメになっていたり
事情が変わるのが子育てなので、
日々アップデートし続けようと思う。

画像6

在宅子育てママ向けビジネス本(0歳児育児しながら、通常の40%くらいは仕事出来るかもしれないあらゆる施策とオススメグッズ)

はいつか本にしたいので、オファー、お待ちしています~。

▲最新刊、発売中です。レビューにご協力いただけると嬉しいです。

【蛇足ですが】こういう記事を書くと「ベビーシッターを使えない人もいるんですよ」とか「仕事が出来る時点で恵まれている」とかめっちゃ「ご意見」がくるんだけど、「みんなでラクになろう!」ではなく「私のいる地獄にお前も来い」発想の人、ネットに多いんですよね…。そういう人にとって、私のSNSはストレスがたまるだけだから見ないほうがいいかもしれません。1時間2000円払ってでも、自分の自由時間がたまに欲しいし、仕事続けたいし、なるべくラクしたい人向けの情報です。




記事が気に入ったら、シェアやいいねをしてもらえると嬉しいです。