3/17 双子座 上弦の月

どうも、水星の申し子です。

2024年3月17日 13時10分頃、
双子座で「上弦の月」を迎えます。

ホロスコープを詳しく解説する前に、
毎度ではありますが、
わたしなりの「月の解釈」をお伝えします。

「何回も読んどるからエェわ。」

という方は、月の解説はスキップして、
ホロスコープの詳しい紐解きへ飛んでください。

それでは参りましょう。


「月」ってどんな星?

あなたは「月」に対して、
どのようなイメージをお持ちですか?
どんな星だと認識していますか?

神秘的で、美しくて、
人の心を惹きつけてやまない月

月の解釈は、人それぞれありますが、

月は、美しいだけの星ではなく、
「ある種 取り扱い注意の星である」
とわたしは考えております。

わたし自身の月の捉え方は、
「月=不安定さの象徴」です。

西洋占星術では、
月を含めた10個の星を取り扱いますが、
その中で唯一、月だけが満ち欠けをします。

今この瞬間も、月はカタチを変え続けています。

「常に変化し続けている」
つまり、「一定ではなく、不安定」。

なら「不安定さの象徴」って何よ?
ってハナシですが、その答えは「感情」です。

我々は「感情をフラットに保ちたい」
と思いながら、つい外部からの刺激に反応して、
時に激しく一喜一憂するものです。

月が満ち欠けして形を変え続けるように、
わたしたちの感情も移ろいやすく、
常に一定ではありません。

だからこそ、本能的に安心を求めようとするのです。

この本能的に安心を求める欲求こそが、
まさに、「月」です。

月=感情とは、“心の中に住む仔犬”を
イメージしてみてください。

心の中で小さなわんこがキャンキャン吠えたら、

「お腹が空いているの?」
「お散歩に行きたいの?」
「遊んで欲しいの?」

よく観察して、適切なお世話やしつけをする。

これが月=感情との上手な付き合い方
だとわたしは考えていますし、
お世話としつけをするように付き合うことで、
感情の波にムダに呑まれずに済みます。

今後、心がザワザワ、モヤモヤした時は、
「お世話としつけ」を思い出して、
意識してみてください。

3月17日は双子座で上弦の月

「上弦の月」とは、
満月に向かって満ちゆく途中の半月のこと。

月=不安定さの象徴、刺激に対する反応
が次第に膨らみつつあるので、
感情の波が激しくなりやすいです。

そして、満月で成果を得るために
必要なもの、人、チャンス、出来事
が集まってくるタイミングでもあります。

ゆえに、上弦の月は、
「引き寄せ」と言われるわけです。

春分の直前で起こる上弦の月。

月の満ち欠けのサイクルとしては、
「集まってくる」ときではありますが、
大きな流れで捉えると、不要なものを浄化し、
「吐き出す」タイミングなんですね。

今回、月が位置する双子座28度も、
「リセット」を意味する度数です。

3月20日 春分、25日 天秤座満月を目指して、
要るもの要らないものを整理してください。

春分図2024の解説はこちらからどうぞ。

それでは、チャートを見ましょう。

星がチャートの南半球(上半分)に偏っています。

満月までは、プライベートよりも、
仕事や社会的役割に軸足が置かれるようです。
年度末でもありますし、仕事が忙しい!
という人が多いのかもしれませんね。

月は双子座28度「破産宣告された男」。

リセットして新しい方向へ向かう力、
重荷や圧力からの解放を意味する度数です。

今までしてきたことを手放して、
新しい分野、方向に進む人もいるかもしれないです。

「破産宣告」と聞くと、ちょっと怖いですが、
「終わり」なら、次は「始まり」しかないし、
「どん底」なら、次は「上昇」しかないです。

諦めずに何度でも方法を変えてチャレンジする力
がこの度数には備わっていますので、
思い切ってリセットしてください。

嫌々していることや、
重荷になっている人間関係も、
このタイミングでスパっと清算してください。

人の目、世間体、常識とかを抜きに、
自分の望む方向へ舵を切ることが大事です。

月に対して、火星が調和の配置。

水瓶座の火星ですから、
客観的、リベラルな視点で行動を促してくれます。

火星を信じて動けば、結果は必ずついてくる。
とても頼もしい配置です。

瞬発力も大事ですね。
ひらめきや衝動が起きたとき、
鮮度の高い内に行動に移すことがポイントです。

太陽は魚座28度「満月の下の肥沃な庭」

自分が心から望むことに飛び込む、
捨て身の意思を持つことで限界を突破できる、
といった意味を持っている度数です。

ここでも「捨て身」だそうです。

「ええい!わたしはわたしの好きな人生に
全身全霊を捧げて飛び込みます!」

と太陽が申しております。

ただ、海王星がピッタリ重なっているので、
「わたしは一体なにがしたいんだっけ?」と、
自分が望むことがぼんやりと、曖昧になりがち。

あるいは、本当はしたいことがあるのに、
のらりくらり、ハッキリさせないままに過ごしてしまったり。

明日生きている保障って真面目にないです。
明日という日が、フツーにやってくる、
って思っていてはダメです。

一度きりの人生。
自分のしたいこと、全力でできていますか?
心地よくないけど、嫌々していること、
「ねば・べき」で続けていること、ないですか?

したいことだけして生きるとか、
キレイゴトですよね?
それって、甘えじゃないですか?
世の中、そんなに甘くないでしょ。

そう思われる人もいらっしゃるかもしれません。

でもですね、したいことだけして生きるって、
実はとてつもなく覚悟がいることなんですよ。

なぜなら、自分ですべての責任を負うことになるからです。

我々の生きている「風の時代」は、
言い換えれば「水瓶座の時代」です。

「個」がそれぞれに「自由」に生きることができる、
とても素晴らしい時代です。

しかし、自由と責任は表裏一体です。

「自分のしたいことをして生きます。
でも、責任やリスクは取りたくありません。
安定、安全が保障されていないと嫌なんです。」

これは残念ながら成立しないのですよ。

だったら、嫌々でも、文句を言いながらでも、
会社や誰かに依存していてくださいよ、ってことです。
ぶっちゃけ、その方が楽ですから。
(気分を害されたら申し訳ございません。)

いまは副業OKの会社も多いはずなので、
安全圏にいながらにして、したいことができます。
リスク取らなくてイイ。
めちゃくちゃ恵まれています。

だから、ぜひ改めて自分のしたいこと、
このタイミングで考えてみてください。

そして、3/20春分は、
西洋占星術では元日にあたる日です。
スタート、はじまりの日です。

ぜひ、この一年をかけて成したいこと、
目標を設定し、できればアウトプットしてください。

言葉にするのとしないのとでは、雲泥の差です。

「言った手前、しなきゃダメ。」
な状況をつくり出して、自分を鼓舞してください。

先日、春分図2024解説セミナーの中で、
参加者の皆さんに、目標を立ててもらって、
皆さんの前で宣誓していただいたんですね。

それがすごく良かったんです。

アンケートの一部をご紹介します。

参加者の皆さんのアウトプットや決意を聞くことも励みになりました。
ショーコさんに惹かれてきた皆さんは、自分で人生を切り拓いていこうと行動されている方が多いように感じました。
全員はじめましてでしたが、思わず「応援します!」と拍手を送りたくなるお話が聞けて良かったです。素敵な機会をありがとうございました!豊かな2024年を送ります!

自分の決意、目標、宣誓が、誰かの力になるんですよ。
すごくないですか??
めちゃくちゃ豊かじゃないですか?

「わたしなんて」「自分なんて」
そんな意識も潔く手放す上弦の月にしてください!

以上。
beautifulな上弦の月をお迎えください。


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