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認知科学に基づいたコーチングについて

目次
⑴認知科学のコーチングとは?
⑵ゴールに必要な3つのこと
⑶ゴール達成に必要なもの(エフィカシー)
⑷ゴールへの道筋が見える脳の仕組み
⑸パフォーマンスの限界を決めるもの
⑹パフォーマンスを決定づけるもの
⑺最後に※重要



⑴認知科学のコーチングとは?


コーチングは皆さんの中でどのような認識でしょうか。なんか胡散臭い・寄り添う人?などですかね。
よく言われているのは「答えはあなたの中にある」ですかね。
ですが、認知科学のコーチングでは「答えはあなたの中にあるわけではなく、見つけるものでもなく、設定するもの」というスタンスです。
認知科学は簡単に言うと、脳と心はどのように働いているかの研究から生まれた学問です。人は外部から情報をインプットしそれを、自身で情報処理し、アウトプットをしています。

他のコーチングと一線を画する「認知科学コーチング」とは 
永江耕治@エーピーコミュニケーションズから抜粋

人は上記の図のように、それぞれの情報処理(内部モデル)を行なっています。
入力(インプット)は万人、同じですよね。
ですが出力って人により変わりますよね?
それは、情報処理(内部モデル)が人により異なるためです。
入ってきた情報同じでも人により、全く違う出力になるのです。
認知科学では情報処理(内部モデル)を変えていきます。その技術です。
情報処理(内部モデル)を書き換えることで出力(アウトプット)を変えていきます。そうすることで未来が変わりそうですよね?


⑵ゴールに必要な3つのこと

認知科学ではゴール設定(現状の外)をしていきます。なぜゴール設定をしていくのかというと、人間のクリエイティビティ(創造性)を最もパワフルに発動するからです。
現状の外なので、プロセスが見えません。
見えないからこそ無意識的にクリエイティビティを発揮します。それが内部モデルの変更につながります。
ゴール設定には3つ条件があります。
①want toである(本音でやりたいこと)
②現状の外にゴールを設定する
③複数の領域でゴール設定する

①want toである
want toとは止められてもやり続けてきたことや、夢中になりご飯を食べるのを忘れて夢中になっていたことです。want toには他人は存在しません。want toは行動そのものが報酬です。
止められてもやり続けていたことというのは、自分の権威者(親・先生・上司・パートナー)から怒られるとわかっていながらもやってしまっていたことがwant toです。
その逆は?have toです。have toとは、外圧です。上司かの期待・親からの期待などもです。
例えば小学校から習っていた野球はあなたがやりたいと言ったことですか?もしそれが親からの言葉でおこなっていたとすれば外圧、つまりhave toの可能性が高いです。have toでは本音のゴールには辿り着けません。

②現状の外にゴールを設定する
現状の外側とは?ゴールまでのプロセスが見えないことが条件です。例えば「会社に入って将来部長になる!」これは現状です。なぜかというと、現在延長線上に見えるゴールだからです。このまま長く働いていると届く場所です。
コーチの世界ではこれを、理想の現状と言います。
今現在の自分が考えることができて道筋が見えてしますことは全て現状と定義します。先ほども書きましたが、現状の外のゴール設定をすると、人間のクリエイティビティ(創造性)が最もパワフルに発動されます。脳が否応なしにワクワク・ハラハラ・ドキドキ・ザワザワします。

③複数の領域でゴール設定する

他のコーチングと一線を画する「認知科学コーチング」とは 
永江耕治@エーピーコミュニケーションズから抜粋

上記の8つの領域(オールライフ)でゴール設定をします。全ての領域でゴール設定をする理由ですが、例えば仕事のゴール設定をした時に、家族のゴール設定とのバランスが悪くなったり、その時の資産では足らない・・。など、せっかく仕事のゴールを設定ができたとしても、家族に悪いから・・と言う理由でできなくて結局、今の現状のまま過ごしてしまいかねません。
8つの領域で現状の外のゴール設定を包摂し押し上げていくイメージです。
脳はよりゴール世界への臨場感を高めてくれます。

8つの領域は以下です。
仕事:社会・人の役に立つこと。自分の職業における理想
趣味:社会・人の役に立たないこと。お金を払ってでもやりたいこと。
人間関係:未来のゴールを実現するための、仕事とプライベートの人間関係
社会貢献:自分の利益にはならない領域への貢献。慈悲心。
家族:自分の親、自分がつくる家族、自分の子どもにとって、どう在るか
知性:抽象度を高め、体系知識を身につける学び
健康美容:上記のゴールに対して必要な運動・栄養・休息・美容の在り方
資産:上記のゴールを実現するために必要な収入と資産


⑶ゴール達成に必要なもの(エフィカシー)

未来のゴール達成能力への自己評価です。簡単に言うと根拠のない自信です。
「あれ、なんかわからないけどやれる気がする!」ってやつです。
私の例で言いますと2つあって、1つ目が「プロサッカー選手になれる!」と本当に思って、慣れたことです。周囲は、なれるはずがないと思っていたと思いますが、自分ではなれる気しかしていませんでした。
2つ目が、最近山口県阿武町のスイムラン大会に参加申し込みしたんですが、スイム1,5km・ランニング10kmで楽勝やろ!て思い、昨日プールトレーニングをしたんですが、頑張っても400mしか泳ぎきれませんでした。「あっやばい・・」ってなりましたが、でもなぜか、「まあ、2週間あるから余裕やろ」とエフィカシーが高い状態です。根拠なんて全くないですからね。なんせ阿武町は日本海です。プールとは比べものにならないでしょう。でもやれる気しかしません。ちなみにスイムラン大会に出るのは8つの領域の趣味の領域です。


⑷ゴールへの道筋が見える脳の仕組み(RASとスコトーマ)

ゴールを設定したら脳の網様体賦活系(Reticular Activation System)通称RAS(以後RASと表記)が発火します。
RASとは脳の情報処理をしているフィルターで、今の自分にとっての重要なものしか入ってこないように選別してくれています。
全ての情報が入ってきてしまうと脳は疲れすぎます。
次に、スコトーマ(心理的盲点)と言うのはRASによって入ってこなくなる対象のことです。
あなたの見えているもの以外は全てスコトーマです。

例えば、子どもが生まれた夫婦は、街中で子どもに目がいき、「こんなに子ども多かったかな」となります。その夫婦にとっての重要性が変わった為、その日から街中で子どもが多くなった気がしてしまいます。
例えば、好きなサッカーチームができたとすると、街中で好きなサッカーチームのエンブレム・チームカラーが目に入ってきたりします。
 新しいRASという普段は開いてなかったフィルターを開けて、スコトーマを外すには現状の外側のゴール設定しかありません。
そしてアカウンタビリティ(責任感)を持てばゴールへ無意識が発動します。脳のカラクリです。


⑸パフォーマンスの限界を決めるもの(コンフォートゾーン)

簡単に言うとコンフォートゾーンとは自分にとって快適な場所・居心地の良い場所です。またコンフォートゾーンとは人が誰でも持っている恒常性維持機能で、ホメオスタシスともいいます。
ホメオスタシスは自分の居心地の良い元の状態に戻そうとする機能です。

人間は暑いところに行くと汗をかきますよね。それは人間の恒常性維持機能で、現在の例えば36,7℃の体温を汗をかいて、維持しようします。
ここで重要なのが今の自分にとって居心地がいいのではなく、今の自分の無意識にとって居心地が良いということです。
無意識が働きかけるので裏切られます。裏切られる経験を思い当たるかと思います。
例えば、ダイエットに成功したとしても、ダイエット前のコンフォートゾーンが無意識的に居心地が良ければリバウンドしてしまいます。無意識がダイエット前を求めています。
例えば、テストでたまたま90点以上を取った時、自分の無意識がいつもの60点台が居心地が良いと判断していたら次からは60点を取ります。

では、コンフォートゾーンをどうすればいいのか?簡単に言うと、それはゴール世界をコンフォートゾーンにしてしまえばいいんですね。そうすればダイエットして痩せた自分がコンフォートゾーンとなり、リバウンドしなくなります。
テストの平均を90点を取る自分がコンフォートゾーンとなれば次からも90点となります。
私がプロサッカー選手になりたいと思った時には、プロサッカー選手になっている状態の世界で過ごしていたので(プロになっている世界をコンフォートゾーンにできていた)、プロになっていない状態での生活は居心地が悪くなっていたということです。


⑹パフォーマンスを決定づけるもの(セルフトーク)

では、先ほどのコンフォートゾーンを未来世界で維持するためには何が大切かと言うと、セルフトークです。セルフトークは自己内対話です。
セルフトークは無意識に自分に語りかけている言葉です。心の中や、口に出さなくても、また口に出してしまっている言葉でも全てです。
そのセルフトークというのを人間は1日に3万回〜5万回行っているといわれています。
私のプロサッカー選手になった例で言いますと、1日に3万回も「自分はプロになれる。なっている」とセルフトークをしていたことにより、未来のゴール世界を維持できていたと言えます。

脳には認識する順番があリます。
Word・Picture・Emotionという概念があります。
脳は言葉映像感情という順番で認識しています。
自ら語りかける言葉映像を映し出し、その映像が感情を生んでいるということです。
そして、感情から自己イメージを形成しているんです。
人は自ら語りかける言葉で自らを縛っているんです。
現状維持をしたいのか、現状打破をしたいのか。
基本的にセルフトークはネガティブが多いと言われています。ネガティブセルフトークだからこそ地球上で人間は、これまで生き残れてきたのでしょう。


⑺最後に

現在Mindset Coaching School6期生としてプロコーチになるために猛勉強中です。
その中での課題にモニターセッションがあります。今日からセッションをスタートさせます。
もし私のコーチングのモニターセッションを受けてみたい!受けてもいいぞ!という方はご連絡ください。
ちなみに私のこれまでのターニングポイント山口新聞に書かせて頂いたので添付しておきます。
【セッション詳細】
■所要時間:60分
■料金:もちろん無料💌
■方法:オンライン
■日程:〜7月8日(木)時間は調整致します。
■ご連絡先
→noteコメント欄から
→Facebookのメッセンジャーでご連絡ください
→ツイッターでご連絡ください

以下コーチングを受けてみたい方で、おすすめできる方・できない方を書かせて頂いております。参考にしてください。

認知科学のコーチングは以下の方におすすめです。
◆現状を変えたい・今の自分を変えたい!
◆何をやりたいのかわからないが、何かしたい!
◆義務感を排除したい!
◆鎖に縛られているような今を解放したい!
◆人生を爆上げしたい!
◆自分の人生は自分で決めたい方!

以下おすすめできない方
◆現状維持のままでいい方
◆カウンセリングのような悩み相談のみの方
◆変化を嫌う方
◆人生爆上げしたくない方









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