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イエベ秋なのにAutumnタイプの色でも似合わない色があるのってなんで!?
こんにちは、パーソナルカラーアナリストのさくらです。
今回もご覧くださりありがとうございます!
タイトルになっていますが、今日は私がパーソナルカラーアナリストになるきっかけとなった疑問がテーマです。
パーソナルカラー診断を受けたことのある方の中で、
「診断通りのタイプから色を選んだのに似合わないんですけど!?診断ミス!?どういうこと〜!?」
と私と同じ疑問を感じたことのある方、結構多いのではないでしょうか。
この現象について、今回は具体的に色を見ながらお話していきたいと思います。
まずこちらがAutumnタイプの色の一例です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123219047/picture_pc_95b59dc7000275e1989db45e95d4c9c5.png?width=1200)
一般的には「こっくりした色」だったり、「秋の食べ物やスパイスの色」「苔や木、土などの自然の色」なんて説明されたりします。
ざっと何となーく眺めてみてください。
最下段の色の雰囲気だけ、他の色と大きく違うのを感じませんか?
そう、上3列と比べるとかなり明るくて淡いんですよね。
北欧柄に使われていそうな色というか。
明るいけど落ち着きはあって可愛くなりすぎず、お部屋の中をこんな色で揃えたらおしゃれで落ち着く空間が作れそうな気がします。
穏やかで素敵な色ですよね。
何を隠そう、私はこの淡い色が本当に絶望的に似合わなかったんです!!!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123219102/picture_pc_18e6978275951a41962644fa6349e623.png?width=1200)
イラストならそこまで気にならないかもしれませんが、私の場合、同じ緑系でも一番下だとめちゃくちゃぼんやり&のっぺりした印象になり、△の段の色は暗くて重い雰囲気に見えます。
いや、ちゃんとAutumnの色を選んだじゃん!?
なんでだよ……っ!!!!!!?
その謎を探るべく私はアナリスト養成スクールへと旅立ちました。
結論から申し上げます。
秘密は色の「トーン」でした!
「トーンを合わせる」って、日常でよく聞く単語だと思います。
普段何となく使っているこの「トーン」という言葉、色彩の世界においては一体何を指すのでしょうか。
まずは感覚的に掴んでもらいたいので、また別の図を見ていただきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123222138/picture_pc_b00fe4c7b69ffeafffa250f5150221c6.png?width=1200)
どうですか?
ちょっと違和感があるんじゃないでしょうか。
明らかに一つ、浮いている色がありますよね。
画像の中で著しく全体の調和を乱し、やけに主張している色は何色でしょう?
もちろん、赤ですよね。
※以前の記事でお話したのですが、パーソナルカラーは調和の理論です。
(まだご覧いただいていなければご参考までにどうぞ)
調和している=似合っていれば違和感は生まれません。
事実、赤のラインだけを指で隠せば瞬く間に違和感は消えてしまいます。
ということは、赤が他の色と調和していないから、一色だけ前に飛び出してくるような不自然な印象を受けるんです。
それでは何が違うのか?
ここまで来たら私が何が言いたいのかはご想像通りだと思います。
そう、「トーン」が違う、というわけです。
まず先ほどの赤を他の色のトーンと揃えてみると、こんな感じになります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123223295/picture_pc_081dfc5f364ac497993f5ec0932bef44.png?width=1200)
どうですか?
先ほどの違和感はどこへやら、一気に馴染んでしまいました。
何を変えたのかと言うと、先ほどの赤を「明るく」「淡く」調節しています。
言い換えると「明度」を上げ、「彩度」を下げました。
それによって「トーン」が合ったというわけです。
つまり、「トーン」とは「明度」「彩度」を合わせた尺度のことなんですね。
これについては、先人が配色について考える際に指標となるめちゃくちゃわかりやすい神のシステム(日本色研配色体系:PCCSと言います)を作って下さっていますので参考にしていきましょう。
赤〜紫(虹の順番ですね)の色をそれぞれトーンごとにまとめて、名前をつけたものがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123223680/picture_pc_9fc83c0acf53d66cfb81b91d007fffb6.png?width=1200)
こちらの図を参考に、改めて先ほどの画像と表を見比べてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123222138/picture_pc_b00fe4c7b69ffeafffa250f5150221c6.png?width=1200)
他がlightトーン(上段、左から2番目)であらかたまとまっているところに一つだけvividトーン(一番右)の赤がぶち込まれていたから何だか変な感じだった、ということですね。
vividの赤の明度を上げ彩度を下げることによりlightトーンで揃い、違和感はなくなりました。
さて、色にはトーンという属性値があるらしいぞ!とご理解いただいたところで、だいぶ遠回りをしてきましたが「Autumn色なのに似合わないんだが!?」というところまで話を戻します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123219102/picture_pc_18e6978275951a41962644fa6349e623.png?width=1200)
これ、つまり、◯△×のトーンが全部違うんです!
○=strongトーン
△=deep〜darkトーン
×=softトーン
ですね。
私はAutumnタイプの中でもvividに近く鮮やかな中間くらいの明度の色=strongトーンが得意なので、Autumnであろうがsoftトーンではイマイチ!だったのでした。
ちなみに、ここ最近はパーソナルカラー診断で1stタイプと2ndタイプを教えてもらえることがほとんどだと思います。
1stがイエベで2ndがブルベだったんだけどそんなことってありえるの…!?と疑問に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
A.ありえます。
実はこれにも今回ご紹介した「トーン」が深く関わってくるんです!
…ということで、次回はここ数年ですっかり世間に浸透したイエベとブルベ、そしてトーンの関係についてご説明できたらと思っています。
ここまでご覧くださりありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
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