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キャリア教育は"軸(じく)"作りのお手伝い【キャリコンサロン編集部】

皆さんは何か物事を決断する時に、考え方の"軸"というものは持っていますか?「んなモンねーよ!」など言う方は一緒にキャリア教育を考えてみましょうよ。

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。

東京で6月の最高気温が観測史上最高になった日に皇居でランニングしてしまい、グロッキー気味でnote執筆しております(笑)

キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加しております。
私は水曜日担当です。

今週のお題は「キャリア教育」です。

文部科学省では「キャリア教育」を以下のように定義しています。

一人一人の社会的、職業的自立に向け、必要となる基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育

ムムム。ちょっとわかりづらいですかね?

私は「キャリア教育」とは

①人はなぜ働くのか?を理解すること

②自分の進路を考える上での"軸"を作ること

をお手伝いすることだと思っています。

ひとつめの「人はなぜ働くのか?」については以前のブログで書きましたので、

今回は「進路を考える上での"軸"作り」についてお話しします。

◆私たちの時代の「キャリア教育」

私たちが若い時代では「キャリア教育」らしいものと言えば進路指導ぐらいのものでした。

かく言う私も、

「君の成績ならこの学校に行った方がいい」
「就職に有利だから理系を選択した方がいい」
「この学部だとこういう会社が就職しやすいよ」

みたいなアドバイスに従って、何となく将来を選択してしまいがちでした。

自分の進路を考える”軸”というものが無かったんですねえ…

振返ってみれば、本当に勿体ないことをしたものです。

自分のことをよく理解し、どのような仕事があるのかを知っていれば、もっといろんな可能性があったかもしれなかったのに。

幸いなことに、私の頃はまだ会社が終身雇用を保証してくれる時代で、このような状況でも何とかなっていました。

しかしながら、社会環境が激しく変わってきた現在でこれはマズイだろうと「キャリア教育」は強化されてきたのです。

◆進路を考える上での"軸"って何だ?

現在「やりたいことがわからない」と嘆く子供たちが非常に増えているそうです。

やりたいことが分からずに仕事につくと、仕事にやりがいを見出せずにすぐに辞めてしまう事例も増えています。

やりたいことがわからないのはなぜか?

それは何か物事を決断するための考え方の"軸"を持っていないからだと思います。

先程からジク・ジク言っておりますが、”軸”って何なのでしょうか?

具体的に以下の3つが統合されたものだと理解してもらうのが良いと考えます。

 ①自分が嬉しいと感じること

 ②自分が好きだと感じること

 ③自分が得意だと思っていること

もう少し具体的な例で説明しましょう。

 ①自分が嬉しいと感じること
  Aさん:人に親切にして感謝された時
  Bさん:目標にチャレンジして達成した時

 ②自分が好きだと感じること
  Aさん:本を読むこと
  Bさん:スポーツを見るのが好き

 ③自分が得意だと思っていること
  Aさん:わかりやすく文章を書くこと
  Bさん:リーダーシップの発揮

Aさんの軸で考えると、国語の教師とか編集者みたいな職業が向いているのかもしれません。

一方、Bさんの軸で考えると、スポーツ競技の監督・コーチ業などにやりがいを感じる可能性があります。

このように自分の”軸”がはっきりしてくると、自分が「将来やりたいこと」のヒントが見つかるのです。

◆生涯に渡る”軸”作りのお手伝い

とは言え、何もすることなく自分の”軸”を見つけることは難しい。そこで必要なのは「行動」です。

先日、中高生の皆さんに行動の大切さを伝えようと僭越ながらオンライン講演を開催させていただきました。

講演の後のQ&Aやアンケートなどから、

「行動してみよう」「行動が大事だと知った」

などの感想をいただきました。

子供たちの"軸"作りに少しでも貢献できたかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか?

自分の"軸"を作ることは進路を考える上で重要ですが一度作ったら終わりじゃありません。

というのも人の"軸"というのは成長に応じて変化していくものだからです。

つまり「キャリア教育」とは

人の生涯に渡って「"軸"作り」をお手伝いする

ものなのです!

私もキャリアコンサルタントとして皆さんの"軸"作りをお手伝いできるように頑張ります!

ではまた!

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