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ただひたすら歩くだけ①(高麗川→飯能→所沢)

前回は初めての記事ということで自己紹介(生態報告)をさせていただきましたが、今回からは旅に関する記事を記したいと思います。
その記念すべき第1回目は”徒歩縛りで観光をする”とテーマを決めて実行した旅です。

JR八高線区間(高麗川→飯能)

2018年2月、JR川越線と八高線の接続駅である高麗川駅[埼玉県日高市]で下車。本日はここから飯能を経由して西武線の所沢駅まで約30kmの道のりを歩く。

朝9時すぎ JR高麗川駅(逆光でゴメンナサイ)

まずはどのようなルートを歩いていくかについてである。
高麗川駅を出発したら、埼玉県道30号線(飯能寄居線)を南下。日高消防署の信号を右折して、八高線と並行する道路を進むと、国道299号線とぶつかる。国道をわずかに歩けば飯能駅北口に着く。
そこからは西武池袋線の各駅をチェックポイントとして歩いたので、各駅間の最短経路をGoogle地図で示してもらい、それをルートとして採用した。

全行程(Googleのマイマップから引用)

高麗川駅を出発して1分程度で県道に入り、道なりに進んでいく。車道も歩道もしっかりと幅が確保されており、歩行者にも大変やさしい道でありがたかった(国道でも歩道がない箇所がある)。住宅街を通り過ぎて藪だらけの土地に入ると、少しだけ不気味な感じになる。冬だから気にかける必要はないが、それ以外の季節だと野生動物に襲われるのではないかと思ってしまうような場所だ。
ここで気がついてしまったことがあった。高麗川から飯能までは八高線に並行する道路をずっと通っていれば良い。地図上ではそのように見えてしまうだろう。しかし、実際に通ってみたら「藪が遮って線路や鉄道設備の類がほぼ見えない」というのが判明した。
最初からそのようなプチ・アクシデントが発生したが、そんなものには構う暇もなくただひたすらに歩かねばならない。チンタラと歩いてしまうと日が暮れてしまう。
晴れていても薄暗い道に突如あらわれたのは工事現場の柵。ここは宮沢湖のほとりといっていいだろう。「ムーミンバレーパーク」といえば”!”と思われる方がいるかもしれないが、当時は工事の真っ最中。実のところ、これを見物したいがためにこの旅を設定したのだった。

今はかなりの知名度があるムーミンバレーパーク&メッツァビレッジ

道沿いにできるのは「メッツァビレッジ」という施設らしいが、開業後にテレビ番組でここを特集している映像を見たことがある。そのときには めっちゃスゴイな という薄っぺらい感想を抱いたが、この当時は「化女沼レジャーランド」のようになってしまうのではないかと勝手ながら危惧していた。管理者さんごめんなさい。

宮沢湖の手前から日高市→飯能市になる

工事の音で一時的ににぎやかなムードになっていたが、それもすぐにいつものようなノホホンとした雰囲気に変わる。信号を右折したら、飯能駅に向けて下り勾配が続くがこれが結構険しい。反対側からだとやや絶望の境地に陥ってしまうだろう。

日高消防署の信号を右折したところで撮影 遠くに富士山を望む

15分ほどで「中山」という信号が見えた。ここを左折すれば飯能駅へと続く「駅前通り」。さすがにこのあたりからは都会の喧騒へと突入だ。休日だったこともあってか家族や友人同士で様々なお店へ入っていく様子が伺える。とても賑わっている街に入ると、こちらの気分も昂ってしまう。

国道299号線[駅前通り]の途中にある西武池袋線の踏切

飯能駅の高いビルを目の前にしながらまっすぐな道を歩くのはまさにウイニングランそのもの。この競技には勝つという概念さえ存在しないが、そのような気持ちにしないと気力が持っていかれる。旅行というより修行ではないかと指摘されそうであるが、それは気にしない気にしない・・・

飯能駅といえばコレ! 天気が良いと映えます

高麗川駅から1時間20分ほどで飯能駅北口に到着。ちょっとした峠越えだったのでハイキング気分で楽しむことができたのは精神的に大きい。しかし、もう時刻は正午を回りそうな勢いだったからここで昼食を摂ることに。

お腹を満たしていざ後半戦へ。西武線を攻めます!

②へつづく

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