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ウーパールーパーの卵

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あなたの理論がどんなに美しいか、あなたがどんなに頭がよいかは関係ない。 実験と合わないのなら、あなたの理論が間違いだ。
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#仕事

SEQUENCED VERSES

はじめに 【 人材育成 】はどの会社にとっても、重要な課題だと思います。社員がどんな人物に育つかが、会社の命運を分けると言っても過言ではないでしょう。  たとえば『商品』であれば、ターゲット層やデザイン、制作工程さえ決まってしまえば『同じもの』を作れます。工場のライン生産だけでなく、ネットサービスなんかも『型通り』になっています。  しかし、【 人材育成 】となるとそうはいきません。商品を作るような感覚では『人』の育成を行うことはできません。商品開発のノウハウは『まったく通

Weather Report

△. 命題的知識(理論知識 = 形式知)… 自然現象を解明する科学 ∇. 規範的知識(実践知識 = 暗黙知)… 生産に活用される技術 Luke Bryan - Play It Again 阿. わかる言葉に変えなさいα. 『科学』 と 『技術』 【同じものを、別の名称で呼んでるだけ】  数学の”補元” = 逆張り = 反転(白黒写真)  数学の”応用” = 学習の転移(心理学) = 抽象化と具体化(思考法)  肉・魚・野菜 = 抽象化 = 帰納法  演繹 = 因果関係

Hide & Seek

単細胞生物… 1つの細胞から成り繁殖しやすいが、環境が変わると全滅する Screaming Headless Torsos - Cult Of The Internal Sun はじめに 会社で『全国展開』を考えたときに、2つの考え方があります。  1. 会社の方針・理念を、その地域に押し付けていく  2. その地域の価値観を、会社に取り入れていく  この2つです。  お互いが”相反する形”になっていますので、バランスを取るのが難しいですね。それぞれの特徴を上げると、

Based on Total or Partial

【全体最適(Total Optimization)】  会社やチーム、システムなどの組織全体が最適化された状態 【部分最適(Partial Optimization)】  全体の中の一部分や個人だけが最適な状態を優先する考え方 Norman Brown - Just Between Us はじめに 仕事には、2つの形があります。  α. 野球型… 指示通りに進めていくことに重点を置く  β. サッカー型… 自己判断で動いていくことに重点を置く  昭和時代は戦後の復興

Reversed Cause and Effect

【因果関係】 二つ以上のものの間に原因と結果の関係があること Al Di Meola - Carol of the Bells はじめに『人間は何かに集中した状態から、30秒気が逸れると、元の集中力を取り戻すのに30分かかる』  仕事をしているといろんな”横やり”が入ることがあります。せっかく調子良く仕事をしていたのに、余計な横やりのせいで集中力が途切れてしまった経験は誰にでもあるでしょう。そのあと、巻き返すのですがなかなか元の状態には戻れません。  なぜなら人間の『

Judge a book by its contents

Chris Young, Kane Brown - Famous Friends はじめに 錯視や認知バイアスがあるように、人間の『脳』は意外と信用できないところがあります。地下に続く階段を降りようとしたら”床に描かれた絵”だったり、「魚の絵を描いて」と言われたら、ほとんどの人が魚の”頭を左側にして描く”ように、いつの間にか思い込んでしまっていることがありますね。  そんな脳の中には『シナプス』と呼ばれる接続部分があります。聞いたことがある人も多いと思いますが、このシナプ

『片付け』の効果

Luke Bryan - One Margarita はじめに 【物事には表と裏がある。】  よく聞く言葉ですね。  はじめは片方しか見えないものでも、だんだんもう一方も見えるようになっていきます。そして、もう一方が見えるようになったら”バランス”を取ることができますね。  地球上で見られる天体現象に『皆既月食』がありますが、そのとき、もし月から地球を見ると『金環日食』のように見えます。まぁ、地球から見る金環日食のようにキレイに光の輪ができるわけではありませんが、言いた

時間のかかる仕事ほど『後回し』にせよ!

「時間のかかる仕事から先にやりなさい」  この言葉は誰でも言われたことがあると思います。昔から言われていることで、今でもそう教えているところはたくさんありますね。例えば、  α…30分  β…10分  γ…3分 と、3つの作業があったとしましょう。先に述べた言葉通りに作業を進めていくなら、α→β→γ の順番でやることになります。ほとんどの人が「それが正しい」と考えています。正しいから、現代でもその順番でやり続けているし、そう教えているのだと思います。ただ、ここで残念なお

ブラック企業は『真ん中』を排除する。

 『真ん中の人』と言われる人たちがいます。  立場ではなく【能力】の話ですが、とりわけ良いわけでもなく、ことさら悪いわけでもない人たちですね。  能力が真ん中の人たちは、能力が高い人と低い人の『橋渡し』や『中間』の役目になり、《つなぎ目》とも言えます。  そして、この《つなぎ目》のいない会社がブラックになっていくのかもしれないと考えました。  どんな仕事にも、仕事は【2つ】あります。  ・自分の仕事  ・他人の仕事  この2つです。これを『高』『真ん中』『低』の人たちで

「言い訳」しているのは上司です。

前車の覆るは後車の戒め*記事*  『言い訳をしてるのは上司の方だな』  記事を読んで最初に抱いた感想です。  ここでは『言い訳をする部下』についての話が載っています。自分の経験の中にもいましたし、なにより自分が若い頃にこういった言い訳をまったくしてこなかったわけではありません。  ではなぜ『言い訳をしてるのは上司の方だな』と感じたのか説明していきます。  部下の《言い訳》の例として、 と言っています。  前者は『改善点の模索』、後者は『原因の模索』になっています。言い

SIW ( Surpass the Invisible Wall )

【主旨・目的】  発達障害グレーゾーン、隠れ発達障害者の社会進出を促し、健常者との関係を可能な限り円滑にするため、双方が歩み寄るための相互理解を図る。  ・『発達障害グレーゾーン』と言われる障害の存在を認知してもらう  ・その障害は診断が下りないことが多く、障害者扱いにはならない  ・整理整頓・マルチタスクが苦手、優先順位がつけられないなどの特徴を持つ  上記の内容を企業の『研修』の中に入れてもらい、正規・非正規を問わず従業員には教えるようにする。試験などはなくてもかまい

マルチタスクは万能ではない

序 山紫水明の理 「この人、マルチタスクができる人だな」 1. 三原色  仕事をしていると時々、そんなことを思わせる人に出会うことがあります。経験や慣れでできるようになった人、思考錯誤した末にその方法を見出した人、なぜか最初からサクサクできる人など、様々なマルチタスクプレイヤーがいますね。  経験や慣れでできるようになった人は、いわゆる「体で覚えた人」です。作業を繰り返すことで体がその動きを覚え、「成熟」した人です。  思考錯誤した末にその方法を見出した人は、体で覚え

上司は『怒る』ことより、『怒られる』ことが仕事である。

はじめに♠️上司視点…部下が何を考えているのか分からない ♣️部下視点…上司の言うことは一貫性がなく振り回される  こういったことはどこの会社でも起こっているようです。上司にしろ部下にしろ『人間』なので、意思の疎通がうまくいくこともあれば、まったく噛み合わないこともあるでしょう。そこを少しづつ『すり合わせていく』のが面白くもあり、難しくもありますね。  ここで、よくある【上司から部下への要求】と【部下から上司への願望】を見てみましょう。 ♠︎上司♠︎ 【矛盾する2つの要

たった一言の『雑談力』〜ドーマ・キサラ・ムーン〜

【魔導王グランゾート】【不思議の海のナディア】【ダッシュ四駆郎】【仮面ライダーブラック】【BBガンダム】【ドラゴンボール】【ジョジョ】【スラムダンク】【ナルト】【ワンピース 】【ハンターハンター 】【ネバー・エンディング・ストーリー】【バック・トゥ・ザ・フューチャー】…etc  世界にはいろんな漫画やアニメ、映画がありますね。世代によって流行ったものが違いますので、話が通じる人もいれば「なんですか、それ?」みたいにまったく知らない人もいます。  どの漫画やアニメ、映画にも『