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ただ納得できる答えがほしかっただけ


先日、友達に「お前っていつもお前vs他多数で意見が対立するよな」って言われた。

確かにそうかもしれない。自分じゃあんまり気にしてなかったけど、言われてみれば、そんなことばっかりだった。

中学、高校、クラスの話し合いで、部活のミーティングで、たわいもない話の中で、確かに自分はいつも対立しがちだった。

だって、自分には分からなかったから。

どうして、男女の髪型を分ける校則が必要なのか。
どうして、個人競技の部活で試合前だけ仲間意識を出してくるのか。
どうして、下敷きで扇ぐのはよくて、扇子だとだめなのか。

そんなくだらない日常の全てをみんなが受け入れている理由が自分には分からなかった。

だから、すごく怒られた。怒られている理由も分からなかった。

聞いても、聞いても「そういうものだから」「伝統だから」。

そんな答えを聞きたいんじゃない。
論理が並び、常識を疑った、
もっと確かで、突く隙の無い答えを。

僕は知りたかった。
納得したかった。
全部に理由がほしかった。

守られなかった約束にも
実らなかった恋にも
裏切られた友情にも
叶わなかった夢にも
その全部、全部に
納得できる理由がほしかった。

仮にそれが全く正しくなくてもいい。
ただ、心から頷ける答えがほしかった。

だから、社会を少しだけ変えようと思った。
答えを一緒に探してくれるような人が増えるような社会に。
少なくとも、もし自分のような納得できる理由を探している人が僕にその答えを求めた時には、僕の納得できる理由を言いたい。
分からなければ、傍で一緒に考えられるような人になりたいと思う。

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