杉山弘明

DMM.com_人事部_人事企画チーム

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人事企画を任されて一年間の振り返り

DMM.comの人事部にて、人事企画チームのリーダーをやっています。 チームが発足してちょうど一年が経ちましたので、これまでの取り組みを振り返りながら、DMMが抱える人事課題への向き合いや、人事部機能の強化について書き記していきます。 成長拡大フェーズの企業や、大胆な組織変革をリードするような人事パーソンに届けばいいなと思います。 DMMの人事組織と人事企画の機能部長の大嶋のnoteでも触れられているとおり、大きく3つのセクションに別れています。 事業成長の一翼を担う事業部

    • フラット目のチームでピアレビューを効果的に行う方法

      経験や知識や立場が、ある程度フラットなチームにおいて、アウトプット(社内資料、企画書、研修教材ほか)をレビューし合うにあたり、僕が実際に陥ってしまった失敗と、避けるための仮説をを備忘録として残します。 責任の所在がないアウトプットができるまでメンバーの誰かが、他のメンバー全員に対して「レビューお願いします」と投げられたシチュエーションにおいて、3つの難しさから責任の所在のないアウトプットが出来上がってしまうことがあります。 1.レビュワー同士の意思疎通の難しさ レビュワ

      • 中途入社オンボーディング記:無邪気に発言していく

        転職して2週間が経ち、オンボーディングにおける最初の関門、環境順応をクリアできたと思います。俗に言うアンラーニングやネットワーキングはもちろん重要ですが初めの2週間は小難しいことを考えずに一番近いチームメンバーとの距離を縮めると良いことありますよ、というお話です。 発言することで自分の志向・クセ・特性を知ってもらう黙っている奴はミーティングから去ね、という文化で育ったからか、序盤から自然体で思ったことを発言していました。おそらくこの行動が、メンバーから自分を知ってもらうこと

        • オンライン研修なのにリアル会場を設けるのはヤメにしよう(その逆も)

          企業研修に携わる皆様にとっては、オンラインとリアル会場のハイブリッド開催を余儀なくされるケースが、少なからずあるのではないでしょうか。今回は、我々が実験してみた結果をもとに出した結論とその理由をご紹介します。やはり、やってみるとわかることってあるんだな、と肌で感じた良い経験でしたので共有していきます。 結論:企業研修でハイブリッド型は止めた方が良い本社にいる人は教室に集まりましょう、とか、小グループずつ小部屋に別れてzoom繋いでやりましょう、とか、いかにも日本企業だとやり

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        人事企画を任されて一年間の振り返り

          進まない新規事業検討とその対処方法 ケース1:課題・状況の整理

          多くの会社では、アイディア出しのワークショップを実施、実際に検討テーマ(アイディア)とその概要は決まっていて、『GO』の意思決定がなされているにも関わらず、新規事業プロジェクトが『進まない』状況が起きています。 当初の計画自体が未定の状態なのでわかりにくいものの、実際は、『何らかの理由』でストップしてしまっている / 推進力を失っているので、関係者の間できちんとコミュニケーションし直して、プロジェクトの『テコ入れ / 加速化(Acceleration)』が必要です。 新規事

          進まない新規事業検討とその対処方法 ケース1:課題・状況の整理

          デザイン思考の社内浸透に向けた3ステップ

          デザイン思考研修を受講された方の多くが、業務への活用方法について考えられると思います。商品開発やソリューションの検討をはじめ、いわゆる『企画モノ』の仕事において、(時と場合によるものの)従来とは異なるアウトプットを出すことに役立つでしょう。一方で、デザイン思考を学んだ方の全員がスムーズに自組織で活用できるかというと、必ずしもそうではありません。 デザイン思考の浸透を阻む壁(特に大企業に多い)・従来の仕事のやり方と全く異なるので、理解を得られるのかが不安 ・いきなり、「じゃあ

          デザイン思考の社内浸透に向けた3ステップ

          (研修担当者向け)zoomのブレイクアウトセッション設定方法とトラブル対応

          zoomで少人数のグループワークやディスカッションを行う際に便利な、「ブレイクアウトセッション」について、効率的な設定方法やトラブル対応についてご説明します。 研修開始前に:参加者をグループ分けしておくzoomの場合、当日その場で近くの人とグループを組んでもらったり、好きな人とグループを組んでもらうことができません。事前にきちんとグループ分けをしておき、人数や属性のバランスを整えた状態でスタートしましょう。これは、通常の研修でも準備されている企業様が多いと思います。 可能で

          (研修担当者向け)zoomのブレイクアウトセッション設定方法とトラブル対応

          オンライン研修(授業)ってちゃんと集中して受けられてますか?

          オンライン研修や授業がかなり増えてきました。これからリモートワークが大手企業にどの程度浸透していくかは読み切れませんが、出社よりもリスクの高い(不特定多数が、全国各地から、一部屋に集合)集合研修を、無条件で実施できるほどの世の中には戻らないと思います。 そのような世界において、当たり前になる「オンライン研修」について、本稿では受講者側の集中力をテーマに考察します。 bosyuでさくっとインタビューを実施研修会社や講師の立場は、実は受講生の生の声を拾いにくい。なぜならクライ

          オンライン研修(授業)ってちゃんと集中して受けられてますか?

          オンライン学習をインタラクティブに。境界線は15人?

          オンライン型の研修を考える際に、必ずと言ってよいほど話に上がるのが、「インタラクティブな場」にできるかどうか。 そもそも、研修の目的に沿って考えれば良いので、必ずしもインタラクティブであることが正義だとは言えません。一方で、テレワークの状況下で、仕事上必要なコミュニケーション以外が排除されている場合、研修くらいは対話しながらやりたいよね、というのが心情でもあるかなと思います。 そこで、オンライン学習の場をインタラクティブにすることについて考えました。 15人以上はセミナーと

          オンライン学習をインタラクティブに。境界線は15人?

          オンライン教育はノウハウにこだわり過ぎず、『3段の階段』を一段ずつ登るのが良さそう

          zoomをはじめとするオンライン会議ツールが、学習シーンにおいて急速に浸透してきました。この一か月でnoteにもさまざまな機能やノウハウやtipsが共有されています。(ほんと皆さん凄いです!) 一方で、色々工夫ができる分、やらなければいけないことと、そうでないことを切り分けて運用しないと、『HOW』に引っ張られて本質を見失ってしまう可能性があるな、とふと立ち止まってみたのが本稿のきっかけです。 誤解のないように申し上げておきますが、ノウハウを否定するつもりは無いどころか、多く

          オンライン教育はノウハウにこだわり過ぎず、『3段の階段』を一段ずつ登るのが良さそう

          オンラインでの勉強会を『やってみてわかったこと』

          先日、25名程度のHR界隈の方々とzoomを使って勉強会を開催しました。初めての試みではありましたが、『やってみてわかったこと』をシェアします。 ぜひ、皆さんも身近な人を実験台にしてチャレンジしてみてください。 準備① 事前アンケートでニーズを探る日程調整に『調整さん』を使用しました。その際に、メモ欄に簡単な質問に答えてもらうようにしました。それによって、参加者のニーズが事前に把握できるだけでなく、参加者同士もどんなことに関心ある人が集まるのか、が事前にわかるため、心の準備

          オンラインでの勉強会を『やってみてわかったこと』

          オンラインで研修講師をする際の心構え

          オンライン研修のノウハウやテクニックは世の中に溢れているものの、心構え的な情報が少ないので、登壇の前夜にでも見てもらえればと。プロの研修講師の皆さん、社内講師を務める部門長や人事の方、その他色々な方のお役に立つと思います。 1.普段よりも見る場所が多いです一方的に喋ることが多くなると思うので、一見リアルの場の研修よりも気を配る場所は少ないように思いますが、逆です。 受講者の表情をひとつひとつ見ていくだけでも相当な時間を要しますし、投影資料、zoom等の操作、チャット、手元の

          オンラインで研修講師をする際の心構え