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オンラインで研修講師をする際の心構え

オンライン研修のノウハウやテクニックは世の中に溢れているものの、心構え的な情報が少ないので、登壇の前夜にでも見てもらえればと。プロの研修講師の皆さん、社内講師を務める部門長や人事の方、その他色々な方のお役に立つと思います。

1.普段よりも見る場所が多いです

一方的に喋ることが多くなると思うので、一見リアルの場の研修よりも気を配る場所は少ないように思いますが、逆です。
受講者の表情をひとつひとつ見ていくだけでも相当な時間を要しますし、投影資料、zoom等の操作、チャット、手元のメモなど、実はたくさん見なきゃいけないところがあります。もしアシスタントがつくのであれば、zoomの操作や時間管理はお願いしても良いかもしれません。

2.とにかく忙しいです

一方的にレクチャーするだけではダメなことは、この記事を読んでいる方ならわかると思います。リアクションを拾ったり、参加感を演出したりするためのノウハウが急激に共有されていますので、是非読んでみてください。
そして、それをやりながら普通に研修を進めるのは、至難の業です。とにかく忙しいので、覚悟してください。逆に、忙しくなかったとしたら、一方通行になってきてしまっていると思ってください。僕がこないだ実施した勉強会で時計を見る余裕ができたのは、一時間半のうちたった3回でした。

3.チャットは思ったより盛り上がらないゾ

チャットを活用することが、オンライン研修の成否を握ることは言うまでもありません。しかしながら、どれだけ促してもサクラを混ぜても、現時点でのリテラシーでは、ニコニコ動画のように流れるほどチャットが盛り上がることは稀です。受講者も慣れていないから当たり前です。
いつでも書いて良いよ、と伝えると同時に、明確にチャットに書き込む時間を作ってあげるのもひとつの手です。

4.リアクションの大きい人と目を合わせましょう

これはリアルの場でも同じですね。最前列の熱意バリバリの受講生を見ると安心しますよね。オンラインでも参加者のリアクションを見ることができますから、早めにそのような人を見つけてロックオンしちゃいましょう。

5.100%上手くいくと思わないこと

特にプロの研修講師は、毎回100%のパフォーマンスを求められるものです。それは、我々の会社でも同じです。しかし、今回のオンライン対応においては、一旦乗り切ることを考えましょう。大崩れしなければOKというスタンスで十分です。7回を3失点で抑えれば十分です。
受講者側も、緊急の対応だったんだな、と割引いて受けてくれるはずです。そこは、研修会社へ発注してくださる人事の皆様にも大目に見ていただきたいところでございます笑。
一方で、プロですから、次に向けた修正をして行けば良いのです。たくさんフィードバックを受けて、ひとつひとう改善していくことしか無いのだと思います。

チャレンジしないことには始まりません。ビビっていても待ってくれません。むしろ、この先に、新しい人材育成の形が見えてくるかもしれないのです。一緒に頑張りましょう!

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