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day 18|人間とアート (2)

なぜ、人間はアートを創作するのか?


前回は、この問いに対する仮説を立案し、その仮説についてChatGPTにレビューしてもらいました。


今回は、「人間がアートを創作する理由」について、ChatGPTから推奨された情報について中身を見ていきます。



Why Do Humans Make Art? 

レビューするweb記事はこちらです。


美しさが感情に与える影響

Nature and art are both beautiful, no matter how you define beauty. They both can dazzle us and hold us breathless. They can inspire us and make us feel connected to something. They both can strike an emotional nerve that leaves an impact on us that is not soon forgotten. Perhaps this connection between art and emotion reveals something about the origin of art.

自然も芸術も、美をどう定義しようと、どちらも美しい。どちらも私たちを魅了し、息をのませることができる。私たちにインスピレーションを与え、何かとのつながりを感じさせる。どちらも私たちの感情を揺さぶり、すぐに忘れることのできないインパクトを残すことができる。おそらく、芸術と感情のこの結びつきは、芸術の起源について何かを明らかにしているのだろう。

アートの起源は、自然を美しいと感じる感覚にあると述べています。美しさに感情が揺さぶられるという一連の流れに、アートの起源がありそうです。


美しさという視覚的刺激

In the case of an attractive animal, the external physical beauty is transformed into a desire, a behavioral impulse in the brain of the observer. When peahens behold a beautiful peacock, they are “moved” by it, in the sense that it affects their current mental state. We know this because it affects their behavior and we assume that behaviors spring from mental states. This is exactly what the fine arts are all about in humans: they employ a visual stimulus to affect the mental or emotional state of the viewers.

魅力的な動物の場合、その外面的な美しさは観察者の脳内で欲望や行動衝動に変わります。美しいクジャクを目にしたクジャクメスは、それに「動かされます」。つまり、それが彼らの現在の心理状態に影響を与えるということです。これは、彼らの行動に影響を与えるとともに、また、行動は心理状態から生じると仮定されます。これはまさに人間における美術の全てです:視覚的な刺激を用いて視聴者の精神的または感情的な状態に影響を与えるのです。

まず、動物を例にとって考えてみます。動物は、美しい相手を見ると、欲望が駆りたてられ、行動へとつながります。視覚的な刺激から感情が動かされるというこの流れが、まさにアートそのものなのです。


認知の発達と芸術的描写

The key feature was the ability to use visual representations to induce memory recall or visual understanding. By drawing something, an early human could make another human remember something. ―――
In addition, it seems likely that early humans also used the new innovation of artistic depictions for various efforts of problem-solving and calculation. As cognition continued to develop, it began to grow into consciousness and introspection as we think of them today.

重要な特徴は、記憶の想起や視覚的な理解を促すために視覚的な表現を用いる能力であった。何かを描くことによって、初期の人類は他者に何かを思い出させることができたのだ。―――
加えて、初期の人類は、問題解決や計算のさまざまな努力のために、芸術的描写という新機軸も利用していたと思われる。認知が発達し続けるにつれて、それは今日私たちが考えるような意識や内省へと成長し始めた。

次に、人類の進化に視点を変えてみます。人類の重要な特徴のひとつに、記憶の想起や視覚的理解のための「描く」という行為が挙げられます。そして、その行為を通じて認知が発達していく過程で、「描く」という行為のスタイルのひとつとしてアートのような芸術的描写が確立していったのです。


豊かさを伝えるアート

For these reasons, I tend to believe that artistic expression and reactions to art evolved hand-in-hand with higher cognitive functions in early humans.
It is natural that the new richness of our inner experience would also manifest in creative outward expression. In turn, the communication of that inner experience through art would find receptive observers and the phenomenon of art then became ingrained culturally.

このような理由から、私は、芸術的表現や芸術に対する反応は、初期の人類において、より高度な認知機能と手を携えて進化してきたと考える傾向がある。
私たちの内なる経験の新たな豊かさが、創造的な外面的表現に現れるのは自然なことだ。 そして、芸術を通して内面的な経験を伝えることで、受容的な観察者が現れ、芸術という現象が文化的に定着していったのである。

アートは以下の流れで定着していったと考えられます。この循環する流れにより、アートが文化として確立していったようです。

  • 認知機能が発達し、豊かな経験が増える

  • 豊かさを伝えるために、芸術的描写を用いたアートが生まれる

  • 観察者がアートを鑑賞し、自身の豊かな経験につながる


以上、アートの起源に関する記事についてレビューしてみました。美しさを感じる感覚、認知機能の発達、豊かさを伝えるための「描く」という要素がつながり、アートが定着していったのではと考えられます。


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