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「ふるさと納税でやるかやらないかの判断基準は、二つだけでしょ」という話

ふるさと納税エバンジェリストの阪上です。
書き出したら書くというクセを治さないといけないと思う今日この頃です。笑

先月花巻市さんが視察に来てくださった際にも同じ話をして、ちょっと説教くさかったんですが、まあまあ大事なことだと思うのでお伝えさせていただきます。

1.二つの判断基準

ふるさと納税で(新たな取組みを)やるかやらないかの判断基準って、私は、二つしかないと思っています。

①その(新たな)取組みで寄附が増えるのか、増えないのかです。
→増えるならする、増えないならしない。

②工数がその取組みによって獲得できるであろう寄附に見合うものであるかどうか。
→見合うものであるならやる、見合わないならやらない。

基本的に判断は、その二つだけだと思います。
返礼品の場合は、地場産品基準をクリアしているのは大前提です。

ふるさと納税の取組み方については、いろいろ綺麗ごとを言う人はいますが、まずもって寄附を集めないと何も始まりません。
チョイスのGCFとかも、いくら綺麗ごとを並べても、寄附が集まらないとプロジェクトは進めることができません。
なので、寄附が集まるか集まらないのか、その工数に対して、それ相応の寄附が獲得できるのかできないか、この二つが外せない判断基準で、逆に言うと判断基準は、これだけで良いのではないかと思ってます。
あと大事なのは、チーム内で判断をする際の進め方です。

2.チーム内での進め方

チーム内での進め方というのは、要はチーム内への投げかけの仕方のことなんですが、ここも大事だと思ってます。

先日、このようなことがありました。
私がいつものように入浴中に思い立ったアイデアがあって、さっそく翌日同僚に相談をしました。彼はマジメなので私のアイデアを文字に起こしてチーム内に共有して、やるかやらないか意見をもらいました。
結果、出てきた意見は、「こういう課題がある」、「こういう問題がある」というものばかりで、最後に「引き続き検討しましょう」というものでした。
私は、この進め方に問題があると感じました。

先に述べたように、やるかやらないかの判断は二つだけなので、やるかやらないかに関して意見を求める必要は無いと思っていて、必要なのは、やるのであれば、そのためにどうするのかを検討することで、やらないのであれば、意見をもらうことも、検討することも必要ありません。
それに新たなことをやるのに課題も問題も無いってことは、まず無いので、そんなことを言ってたら進むものも進みません。また、課題も問題も無いようなものは、その程度のもの、きっとつまんないものだと思います。

なので、以下のような進め方が良いのかと。

やるか、やらないか決める
 ↓
・やる → やるためにどうするのか検討する
・やらない → 何もしない

とてもシンプルでムダが無いと思うんです。
もちろんその中で課題や問題が出て来ると思いますが、やると決めていれば、それを指摘するだけではなく、どうすればそれらが解決できるかの検討を同時にやってくれると思います。であれば、なおのこと効率的に進めれると思うんです。

3.最後に

言いたいことはそれだけで、当たり前のことといえばそうなんですが、なぜか自治体ではそれができてないと思うんです。だからあえてお伝えさせていただいた次第です。
ちなみに本市の場合を申し上げると、今回は私の発案だったので、やるかやらないかの検討の余地はあったんですが、市長から指示の場合は、そうはいきません。やるのが前提です。笑
その際は、全力でやるためにどうするかを考えます。

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