アイドルの休養に、障害者の私が思うこと。
先週末、ショッキングなニュースが目に飛び込んできた。
いくらアイドルに疎い私でも八乙女さんのお名前は存じているし、もう15年以上前になるが、『3年B組 金八先生』で、中学生ながら覚醒剤に手を出してしまうという難役を、身震いするほど卓越した演技力で見事に演じきった記憶が残っている。
そんな八乙女さんが突発性難聴を患い、休養期間に入るという。ご本人はもちろんのこと、「Hey!Say!JUMP」のメンバーやファンのみなさんにとっては青天の霹靂であったと思うし、いまも不安な思いでいらっしゃることは想像に難くない。
「Hey!Say!JUMP」は今年11月14日にデビューから15年の節目を迎えるらしく、八乙女さん自身は復帰時期を未定としながらも、「記念すべき日に戻ることを目標にして、完治に向けて治療に専念したいと思います」とコメントしている。
その言葉通り、しっかり治療して、またファンの前に元気な姿を見せていただきたいと思う一方、障害者として生きてきた者としては、また別の感情を抱いたりもする。
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