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「スマホOK」の試験にしたら、何が起こるだろうか。

今週の気になる話題は、こちら。

小中学校へのスマホ持ち込み 文部科学省が禁止方針の見直しへ
http://news.livedoor.com/article/detail/16042184/

柴山昌彦文部科学相が、携帯電話やスマートフォンの小中学校への持ち込みを原則禁止した文科省通知を見直す方針を打ち出したのです。

さらには、こんなニュースも。

小中学生にスマホ解禁 大阪府に全国が注目
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000052-ytv-l27

大阪府は、2019年度から府内の公立小中学校でスマートフォンの持ち込みを認める方針を打ち出したのです。

松井府知事が「子どもたちの身の安全を守るために、ケータイがあった方が連絡が取りやすいということで、危機管理のツールとして必要なのではないかと」と話しているように、主に子どもたちの登下校時における安全確保という側面が強いようです。

しかし、これには、

・授業中に隠れてゲームや通信に興じる子どもが出てくる。
・録画や録音などが簡単にできるようになり、いじめが深刻化する。
・一台10万円近くする高額なものが盗難被害に遭うリスクが生じる。

など多くの弊害も指摘されており、学校内でどのようなルールや運用方法を定めていけるのかが重要なカギとなってきそうです。

さて、今回、私が論じていきたいのは、この「スマホ持ち込み可」の是非ではありません。それについては、堀江貴文さん尾木直樹さんなどが賛否それぞれの立場で論じてくださっているので、そちらにお任せするとして、ここでは「スマホ持ち込み可になったら学校現場で何が起こるのか」について考えてみようと思うのです。

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