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紀伊半島旅行記 磐座信仰 日与加良大明神を訪ねて

神木(こうのぎ)は三重県南牟婁郡御浜町にある、平安時代中期に京都大原三千院からやって来た原家の祖先によって氏神として祀られた場所です。
神木(こうのぎ)には原地神社、原の宮、西の宮、宇城の宮、辻の宮などの祠があり、明見山には北斗七星が祀られています。
また、木和田地区には日与加久良大明神と呼ばれる磐座信仰の場所があります。



大昔は神木(こうのぎ)の集落も海で入り江になっていたといわています。
そんな大昔のあるとき、大津波に襲われ妙見山のかくれ谷まで逃れ、そこで舟を作り帆を張って進むうちに舟原地区で舟がバラバラにこわれ、帆が付近の大岩にひっかかった。
この大岩を「帆ヶ倉」と呼ぶようになったと伝わっています。
 



この巨岩を祀っているのが、日与加久良大明神です。
何か、ノアの箱舟を想像するのは私だけでしょうか?
ロマンを感じませんか?

日与加久良大明神へ行かれる方は、足元が悪いので注意してお詣り下さい。

参考

磐座(いわくら)
神が宿るとされる石。原始信仰では基本的には自然崇拝を行っており,神は山・樹木・石などに宿ると考えられた。このうち神が降臨した石(岩)が神聖視され,信仰の対象となった。一般的にはこの種の祭祀遺跡は古墳時代以降とされる。奈良県三輪(みわ)山,静岡県天白(てんぱく)磐座遺跡などがある。

日本大百科全書(ニッポニカ) 「磐座」の意味・わかりやすい解説

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