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「地域に行く」ことのワクワクを高める【結日記】


市内外の男女が交換日記で仲を深める「結日記」

長野県茅野市
「結日記」

「結日記」は、 交換日記を使った出会いから始まる婚活キャンペーンです。 市内在住者と首都圏在住者を募集し、 恋愛対象や希望に応じてカップリングされた10組が、 オリジナルの交換日記で交流を深めていきます。 なお、 相手と会うまでは相手を特定できるような、 本名、 写真、 SNSは開示されません。
「結日記」では、 お互いのことを知り合う道標となるようなテーマページや自由に記載できるページなどで構成しているオリジナル日記帳を制作。 郵送で日記を交換して交流を深めた結果、 「会ってみよう」と思った二人は茅野市の名所「御射鹿池(みしゃかいけ)」にて出会うことができます。

長野県茅野市 プレスリリースより

茅野市の男女と、市外の男女が3ヶ月交換日記をする。その間、相手の本名、顔、LINE IDなどは不明なまま。交換日記だけでお互いを知る。
一部の男女の交換日記は、ネットで公開中。

その上で、会いたい!となったら茅野市で待ち合わせして、会う。そこで付き合い始めるかどうか…!!

2018年秋から始まった第1期は、2019年5月現在、4組がカップル成立とのこと。

茅野市が主催。
企画制作は、カヤックlivingと、面白法人カヤック。





◆「結日記」のポイント

私個人の主観ですが、「いいなぁ」と思った点を列記します。


・恋愛企画として、純粋に盛り上がる
「顔も名前もわからない」というドキドキ感が、普通の恋愛のドキドキ感にプラスされて、気持ちが高まる 


・気楽さ
「名前も知らない相手なんだから、マッチング出来たらラッキー、奇跡だろうなぁ」くらいの気持ちで始められる。 


・その割に、真剣な人が集まる
応募自体は237名、選ばれたのは20人。「いい人がいれば結ばれたい」と願う、恋愛に前向きな男女が集まっている気配あり。なぜなら、交換日記書くのは、まあまあ手間だから。笑
そんな手間をかけてまで、恋愛したいと願う人たちが集まっているから。(マッチングアプリのように、気軽で気楽すぎて遊び目的の人は集まりにくいシステム。ふるいをかけていることになる) 


・(ここがポイント)地域と、恋愛を掛け合わせた新しいシステムが生まれたこと
結局は地域に行くので、そういう意味では街コンと変わらないかもしれない。だけど、地域に行くまでのプロセスに工夫を凝らして、いかに地域に行くのが楽しみになれるか、地域に行きたい!と思わせるか。その設計が本当に秀逸。

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