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お金のことが心配 とても敏感な人がお金と上手く付き合うための2つの方法

ストレスの多い生活の中で、お金のことを考えると落ち込んでしまいます。
日々の生活で精一杯。将来のことを考えると不安ばかり。
どうすれば、お金の悩みを解決出来るのでしょうか?

忙しい日常の中で、お金の悩みはつきません。常に不安の中にいるという方もいらっしゃるかもしれません。
とても敏感な人(HSP)は様々なことで不安を感じやすい。周囲の人の影響を受けやすいので、お金の問題で悩まれる方が多いと思います。

以前、お金と不安の関係について記事を書きました。

今回は、お金と不安の関係を深掘りするとともに、とても敏感な人(HSP)がお金と上手く付き合える方法を考えてみたいと思います。

今回の記事で得られることは2つです。

■お金の問題は、自分自身が感じる不安や恐れの感情と密接に関わっていることが分かります。
■とても敏感な人(HSP)が、お金に振り回されず上手く付き合える方法2つを実践できます。

HSP(とても敏感な人)については、こちらに詳しく書いています。

私は金融機関に勤務し、お客さまのお金の問題について多くの相談を聞いてきました。お金の問題についてお客さまとお話をするとお客さまの性格、こだわり、悩みがよく分かりました。

■お金の問題には不安や怖れの感情が隠れている

私は、お金の相談のパターンは2つあると思っています。

ひとつは、お金の問題の前に別の不安や悩みを抱えているパターン。
お客さまが、お金以外に別の不安を抱えていることがよくありました。
家族との関係がぎくしゃくしている、子育ての不安、仕事が上手くいかない、人間関係。
このような不安とお金の問題が一緒になり、より大きな不安として広がっていました。
そして、お金の問題を解決することで不安が解消出来ると思われているのです。
しかし現実はそうではありません。お金の問題は奥に隠れている不安が表面に表れているだけなのです。
もしかしたら、お客さまは今の不安から目をそらそうとしているのかもしれない。そう感じることも多々ありました。

もうひとつは、既に大きな問題が発生していて、お金の問題が大きくなっている。不安な感情と相まって、悪循環になっているパターンです。

解決が難しい問題に苦しんでいる。現実的にお金が足りない。
それなのにストレスが高じてお金を使ってしまう。更にお金が足りなくなる。お金を稼ぐために職場でストレスをためてしまう。
そしてまた散財してしまう。本当に悪循環です。

この場合は、すぐにお金の問題を止血しながら、根本の問題に対処しなければならない。厳しいですが、ひとつひとつやっていくしかありません。

お金の問題は、日常生活における不安や恐れのシグナルなのです。
何か日常に問題があって不安や怖れの感情が生まれる。それがお金の問題として波及していくのです。

また、本当に解決すべき問題をお金の問題とすり替えがちです。
お金があれば問題は解決すると思いがちです。でも、そうではありません。当然お金が余裕を生み出し、それで問題が解決することもあります。
しかし、問題をそのまま放置してお金に逃避する。そしてお金に振り回されて破綻してしまうことが多いのです。

だから、自分の抱えている問題、感じる不安や恐れ、ストレスに目を向ける必要があります。

あなたの抱えている不安は何ですか?自分の心を、感情を見つめてみましょう。

そして、その不安な感情は全てを消し去ることはできません。
自分の中にある不安と上手く付き合うことが大切なのです。
自分の不安な感情と上手く付き合う方法については、この記事に書きました。

心にある不安や怖れの感情と上手く付き合いながら、冷静にお金の問題と向き合う。これが、お金との付き合い方のコツなのです。

■お金との上手な付き合い方 2つの方法

自分の中の不安や怖れの感情に気付くことに加えて、とても敏感な人がお金と上手に付き合うための方法を2つあげてみます。

①給料天引きでの貯金を始める

まずは、給料からの天引き貯金を始めましょう。

給料が入る銀行口座から自動的に引き落として貯金されるように手続きをしましょう。
多くの金融期間で自動積立という仕組みがあります。
月に1000円でもいいのです。天引きしたのを忘れてしまうくらいの金額にしましょう。
そして貯金したお金には手をつけないようにしましょう。
つい手をつけようとしたり、続けるのが苦しくなるのは、天引きする金額が多すぎるからです。すぐに金額を減らしましょう。
天引きした残りのお金で毎月生活出来ている事実を自分のお守りとするのです。
貯金がたまっている事、支出を減らせている事実が成功体験となります。
1年続けられると必ずそれ以降も継続できます。とにかく続けてみましょう。

②年に一度自分へのご褒美にお金を使う

もう一つは、1年に1回自分へのご褒美としてお金を使いましょう。

自分が一番喜べる、ワクワクするお金の使い方を考えましょう。
不安を解消したり、ストレスを解消するためではない。息抜きでもない、お金の使い方です。
ご褒美は何がいいですか?物?旅行?食事?人へのプレゼント?寄付?
紙に候補を書いて、何度も見直してみましょう。
何でそれがほしいのか?自分が喜べるか?ワクワク出来るか?などいろいろと考えた上で、最終的に自分で決めましょう。

やってみると、結構悩まれると思います。
どれだけ自分が周囲を気にしたり、不安の解消のためにお金を使ってきたかが分かります。
自分の本当の望みや喜びが何なのかを考えるきっかけになるのです。

この2つの方法は、自分にとってのお金の意味を考えること、お金の問題と感情の問題を切り離して考えることが目的です。
これらをやってみると、お金に関する見方が変わってくると思います。
是非試してみてください。

■まとめ

今回は、お金と不安との関係とお金との上手な付き合い方について考えてみました。

お金というものは様々な感情、特にネガティブな感情がくっついてしまい、いろいろな問題を起こしてしまいます。
でも、お金にはポジティブな力が備わっています。その力を活用して、前向きな良い循環に変えていければ、不安の感情も薄れていきます。

そして、お金はあくまでもツール、主体は自分だという感覚が持てるようになると、見方や行動も変わってくるように思います。

いろいろな方法を試しながら、お金と良い付き合いができるようになりましょう。応援しています。

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