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05 雲里

チーズとミントと味わう銅鍋米線。

【お勧めシーン】 1人ランチ
【こんな人に】 ローカル食好き、クセ系の味好き、行列でも待てる、1人行動が多い、地元人気重視


銅鍋米線のことを知ったのは2021年。
雲南省の昆明に、年季の入った銅製の小鍋で出す米線(米粉の麺)の行列店があるそうで、ずっと気になっていたのだけど、現地に行きそびれている間に上海でこんなにおいしいやつが食べられるようになってしまった。
やや辛い系の味噌のような風味のスープにひき肉がたっぷり。これにつるっつるの米粉が絶妙に絡む。
スタンダードは「招牌牛肉銅鍋米粉」(39元)だけど、毎回もうどうしても頼んでしまうのが「芝士銅鍋米線」(29元)だ。ピリ辛スープの米粉に、なんとチーズがたっぷり。チーズではあるのだけど、食べたことがないようなチーズ。熟成したヨーグルトのような。
これをスープに溶かしながら、トッピングの生ミントの葉と絡めながら食べる。全麺料理のなかでいちばんおいしいんじゃないかと思う。
手作りのチーズにミントなどの香草、スパイス、諸々、雲南省の食材はすごくオシャレだと思うし、それがこんな庶民料理に使われている点もすごい。奥深い。

「芝士銅鍋米線」(29元)のトッピングなし。チーズはやや酸味系。

「雲里」の米線の魅力は、トッピングをいろいろ頼めること。お勧めは「手打蝦滑(エビ団子)」(8元)、「腐皮響鈴巻(揚げた湯葉ロール)」(4元)。生ミントの葉を追加するのもお勧めだ。
ランチタイムは混み合うので整理券をもらって外で待つ。で、1人だと確実に相席。それでも通ってしまうおいしさ。


<これもお勧め>

「招牌牛肉銅鍋米粉」(39元)に「腐皮響鈴巻」(4元)をトッピング。パリパリの湯葉をスープに沈めながら。
「雲南臨滄銅鍋米線」(26元)。いちばんシンプルな一杯に生ミントをバサッとトッピング。

<DATA>
上海市徐匯区長楽路1235号 ※ほか上海市内に4店舗
地下鉄1、7号線「常熟路」駅8号出口から徒歩約15分
9:30-20:30
☆回転が速いので、待ち時間は長くても20分。予約不可。大人数不可。

(掲載日:2023年11月12日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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