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013  南京大牌檔

南京の鴨のおいしさ。

【お勧めシーン】 2〜3人での普通の食事、1人ランチ、旅行者のアテンド
【こんな人に】 チェーン店のほうが気楽、南京料理に興味、インテリアを楽しみたい、賑やか好き、安さ重視

ショッピングモール内にある定番チェーンで、見つけるとつい立ち寄ってしまうお店がいくつかある。ここ『南京大牌檔』はその代表格。民国時代の夜の屋台街を再現したインテリアの大型店舗で、一見ファミリー向けだけど小皿料理も多いので、1人ランチでも使えてしまう。
南京といえば鴨料理。なかでも個人的に好きなのが「金陵鴨血湯」だ。鴨だしスープに鴨ホルモンと春雨が入ったもので、上海にもある「老鴨粉絲湯」との違いは鴨レバーがザクザク入っていること。なので、南京に行くたびに「金陵鴨血湯」を食べている。南京にいる友人がちゃんとしたレストランに連れて行こうとしてくれていても、「そこらへんの金陵鴨血湯でいい」と困らせているほど。
そんな、上海では数少ない南京式の粉絲湯「鴨血粉絲砂鍋」(24元)が食べられるのが『南京大牌檔』。土鍋入りで鴨ホルモンたっぷりで、太め春雨という理想的な一品で、量はちょうど一人分。飲んだ次の日のランチはこれだけでもOKだと思う。

「鴨血粉絲砂鍋」(24元)。鴨ホルモンたっぷりの春雨スープ。

でも、お店のインテリアのインパクトや意外な安さ、ほかでは食べられない南京らしい料理の数々は、旅行者や出張者を連れて行くにもぴったりと思う。もう一つの南京名物「招牌塩水鴨」(26元)は、塩が効いた鴨のおつまみ。こういう、お酒にもぴったりな小皿料理もたくさんあるので飲み会にもいいかもしれない。


<これもお勧め>

「招牌塩水鴨」(26元)。南京といえばこれ。ジューシーな鴨肉にほどよい塩味。
「腊味扁豆絲」(27元)。扁豆(フジマメ)のサヤの細切りと燻製肉炒め。スモーキーで香ばしい。
「天王烤鴨包」(11元)。鴨のロースト入り小籠包。鴨たっぷりでこの値段。

<DATA>
上海市黄浦区淮海中路282-283号香港広場北座3階 ※ほか市内に約10店舗
地下鉄1、12号線「一大会址・黄陂南路」駅2号出口から徒歩約3分
11:00-14:00 17:00-21:30
☆食事時は行列ができるので時間をずらして行くのがお勧め。

(掲載日:2024年1月7日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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