自由律俳句(6/17〜12/8)
明るい朝に遠くカラスの声
もの憂い夕暮れさくらんぼ買いに行く
何度もアジサイとすれ違ったはずだ
誰か明け方枕元にやってきた
街灯だけ光る夜道タバコ一服
夜行バス降りて街の心音聴く
川面に街灯揺れて日が変わった
葉桜の色深くアジサイも咲く
読みかけの本の塔が崩れている
うるさい子ども黙ってしまったら悲しい
公園では蟻たち働いている
梅雨の晴れ間が不気味
悠然とノウセンカズラ落ちて梅雨晴れ
真夜中むし暑く月電線にかかる
電線走る夜空いつまで見られるか
熱帯夜電線に街灯反射する
アジサイ酷暑にへばって茶けている
白昼の酷暑にサルスベリ紅々
雨、黒い雲からあふれている
外は喝采のように雨
月ショーウィンドウに光っていた
イチョウの影真っ直ぐ伸びてさびしい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?