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トゥクトゥクが途中で故障した話【インド1人旅】

今日の目的はアンベール城に行くこと。
明日の電車のチケットを取りに駅に来ていたので、駅からバスで向かうことにする。

駅では無事にバスに乗ることができた。
インドのバスはこんな感じ↓

バスのドアは開きっぱなしで、動いているバスから乗り降りしたり。


乗り換えの地点のバス停で15分毎のバスを30分近く待つが、全く来ない。


少し高くなるがトゥクトゥクに乗ることにする。
あまりぼったくりしなさそうなおじちゃんドライバーと値段交渉。
あまりふっかけられることなく、丸く収まった。
乗ってしばらくすると、道の脇にすーっと寄って行き停車。

ここで下されるんじゃないか少しヒヤリ。
するとドライバーはグリップをくるくる回し、こちらを見る。
何か壊れてしまったようだ。
そして「3 minutes」と一言。
OKと言い、そのまま車内で待つ。
インドの人は1 minとか3 minとかよく言うが、基本的にもっと時間がかかる 笑

停車したのは道の脇に整備士達が集まっているところ。
整備士達が何が壊れたのかを確認するため、エンジンなどを見る。
しばらくするとドライバーがちぎれたワイヤーのものを僕に見せてきた。
どうやら速さを調整するスロットルワイヤーが切れたようだ。
日本だったらこんなことはないので、もし事故に遭っていたらと考えるとぞっとする。

修理の間、運転席に座らせてもらって写真を撮ったり、近くの出店でチャイを奢ってもらって話したり。

整備士の人達とも少し話した。
結局30分ほど修理にかかった。
だけど、ドライバーのおじさんが心配そうに商売道具のトゥクトゥクを見ているのを見ると、応援したくなってくる。
修理が終わり、出発する時にすごい申し訳なさそうな顔をして、「I’m very sorry」って言われて、いやいやそんなに謝らないでと言いたくなってしまった。
城に無事に到着すると、帰りも使うの?って聞かれて、そうだよと答える。
行きの分のお金を渡そうとするが、受け取ろうとしない。
帰りの分も含めてまとめて払ったらいいよと言う。
いつもなら行きの分は今払うと言って、お金を席に置いて降りる。
しかし、さっきの件でおじさんがちょっと不憫だったので、じゃあ帰りの分と一緒に払うと言って降りる。


アンペール城を1時間ほど観光した。
城を回っている間にインド人の旅行客と写真を撮ったり(インド人は写真を撮るのが好きで、たまに一緒に写真を撮ろうと頼まれる)。
出口でフォトブックを勧められ、最初言われた値段の30%の値段で買えたのはいいが、バックパックが重くなってしまうと後悔したり 笑



出口を出ると待ち構えていたおじさんが駆け寄ってくる。
1度顔を見ただけで覚えているおじさんの記憶力すごいな〜、なんて思いながら帰りの値段交渉をして乗り込む。
お腹は空いてないか?いいレストラン知ってるぞ〜
お土産物屋さん行かないか?
など、他のところに連れて行こうと色々聞いてくる。
宿にほとんどお金置いてきたから買うお金が無いと適当な嘘をつき、しのぐ。
さすがにお金がないと言うとドライバーも連れて行くわけにはいかない。
この言い訳は汎用性抜群なのでおすすめ。
トゥクトゥクの修理中に色々話して仲良くなったと思ったのだが、どうやらそれと商売は別らしい。
切り替え早っ! 笑
商売魂がすごい。



しばらく走って他の観光地の前で停まり、乗客を勝手にもう1人乗せてきた。
急に知らない人が乗ってきて隣に座ったので、「えっ、何この人?」と思って驚くと同時に少し怖くなる。
もしかしたらドライバーとグルで僕をどこかに連れ去るつもりなのだろうか。
色々な場合を想定して、リュックに手を突っ込んで何か武器になりそうなものを探す。
モバイルバッテリーしか見つからなかったので、それを右手のポケットに入れ、もしもの場合に備えて握りしめる。
しばらく走り、乗ってきた人は降りていった。
ほっと胸をなでおろす。
どうやらただの他の乗客だったようだ。
後で宿の人に聞くと、同じ方面に向かう客を勝手に乗せることはよくあることだそうだ。

インドってやっぱりわからないな〜と思った1日だった。


(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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