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いよいよデリーの市街地へ【インド1人旅】

空港を出て、メトロでニューデリー駅へ。

1泊目と2泊目はニューデリー駅近くの日本人宿を予約している。
駅の外を出たら、いよいよインドの街に繰り出すことになる。
そこは何でもありの世界。
日本の常識は通用しない。
ワクワクすると同時に、不安が一気に押し寄せる。
外に出るといきなりインド人のお兄さんが声をかけてきた。
客引きだ。
この声かけに応じてしまうとどこに連れて行かれるかわからない。
無視するのが基本だ。
友達と会うからと適当な嘘をつき、そのままやり過ごす。
しかし、インドの客引きはかなり強引。
後ろにずっとついてきて、肩を叩いたり、帽子を叩いたり。
無視して歩いていると、どこかに行ってしまった。
向かいに行くために、道路を渡ろうとして信号を探すが、見当たらない。
周りの人達は車の中をすいすいと通り抜けていく。
その人達についていき、なんとか渡りきった。


宿までの詳しい行き方はホームページに載っていた。
目印となる宿近くの銀行を見つけて、きょろきょろしている、おじさんが声をかけてきた。
いい帽子だね、どこで買ったの?
どこから来たの?
色々聞いてくるが、見るからに怪しかったので、無視して足を早める。
すると、後ろから「f**k」という罵声が聞こえてきた。
やはり思った通り、いい人ではなかったようだ。
無視して正解。
正直びっくりしたというよりも、恐怖を感じた。
そのまま歩いていくが、宿はやはりさっきおじさんに罵声を浴びせられた場所の近くに違いない。
恐る恐る道を戻り、宿へと続く路地を見つけた。

するとまた別のおじさんが声をかけてきた。
サンタナ(日本人宿の名前)に行くの?
この人も悪い人なのだろうか?
さっきの出来事の後だったので、そのまま通り過ぎようとするが、サンタナはこっちだと教えてくる。
警戒しながらついて行くと、本当にサンタナにたどり着いた。
どうやらいい人だったようだ。
そんなに怖がらなくて大丈夫だよ、とおじさんに肩をとんとんたたかれる。
市街地に出てからずっと人間不信だったので、やっぱりいい人もいるんだと胸をなでおろした。


宿でチェックインし、部屋に行くと他の宿泊客がいた。
バックパック旅行では基本は6、8人部屋のドミトリーに泊まる。
その方が他の宿泊客との交流もできて、楽しいのだ。
自己紹介を軽くすませ、旅の話などを楽しんだ。
バックパッカーをしている人はフレンドリーな人が多く、打ち解けるまでに時間はかからない。
インドでSIMカードを買いたいけど、さっき罵声を浴びせてきたおじさんにあったら嫌だな〜という話をしていると、ついって行ってあげると言ってくれた。
いや優しすぎやろ。
この時は本当に感謝した。
市街地も2人で歩くと安心感が全然違う。
無事に店に行き、SIMカードを買えた。
4Gの1ヶ月1日1.5GBまで使えるSIMカード。
値段は500ルピー(日本円で750円くらい)と激安だ。
ちなみに日本でポータブルwifiを借りると1ヶ月で最低15000円ほどもする。

夕食は宿で済ませた。
献立はカレー。

他の宿泊客の方との会話はとても楽しかった。
実は僕は日本人宿に泊まるのは初めてだ。
インドは少し不安だったので、最初だけ日本人宿に泊まり、情報収集し、あとはその場その場で探そうという思っていた。
ヨーロッパでバックパッカーをしていた時は、普通のゲストハウスに泊まっていたので、日本人に会ったのはオランダで一回きり。
だから、もう興奮しまくりだ。
日本では自分の周りでバックパッカーをしている人はほぼいないので、こういった出会いを心から欲していた。
インドにずっと滞在している人、インドに3ヶ月いる人、色々な人がいる。
大学生、社会人などバックグラウンドも様々だ。


ご飯を食べ終わった後は夜のデリーへ、宿泊客の1人と一緒に散歩しにいった。
夜のデリーはにぎやかだ。
リキシャや車、そして野犬が行き交う中を歩いて行く。
インドでは日本と違い、歩行者よりも車優先。
ひかれないように注意しないといけない。


途中ヒンドゥー教で神聖な生き物とされる牛がゴミをあさっていたのには驚いた。


宿に戻り、シャワーを浴び就寝。
色々なことがありすぎて、お腹一杯の1日だった。
これからインドにどっぷり浸かっていくぞ〜!

(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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