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飛行機でムンバイからデリーへ【インド1人旅】

1つ前の記事ではムンバイの空港での出来事を書いた。

今回移動に使った飛行機はエアインディア。インドの国営航空会社で、日本で言うとANAやJALに近い位置づけだろうか。
それを書いていた時は飛行機は30分遅れだったが、最終的には2時間遅れになった。
ちなみにムンバイからデリーへは2時間15分かかるので、大幅な遅れだ。
もうそろそろ1時間遅れというところで、搭乗を待つ客の堪忍袋の尾が切れたのか、空港職員の周りに人だかりが出来始めた。
集まる人はどんどん増えてくる。
乗客が職員に抗議しているようだが、ヒンドゥー語で何を言っているのかはわからない。
しかし、すごい剣幕だ。
職員さんがかわいそうだから、そんなに責めてあげないでと思わずフォローしたくなってしまうほどである。


ムンバイはインドのビジネスの中心地の1つであり、スーツを着たビジネスマンも多い。
大事な商談があって焦っているのかもしれない。
目の前の金の時計と指輪を付け、ギラギラのサングラスをかけた、いかにも富豪の男性は焦ることなくうたた寝している。

出発は12時過ぎ。
60代ぐらいのおじさんと、大学生ぐらいの女性の間の席だった。
機内食はもちろんカレー。
さすがインド。


ご飯を食べ終わると、隣のおじさんがおもむろに僕がさっき読んでいた新聞を僕の席のかごから取り、読み始めた。
そして、読み終えるとおじさんは自分の席のかごに新聞を入れた。
他人の読んでいた新聞を勝手に手にとるなど、日本ではありえないだろう。
しかし、この文化はすでに予習済み。
インドではこういったことは普通なのだ。
他人の物はみんなの物、といったところだろうか。

デリーに到着するまでの間、地球の歩き方を読んでいると、隣の女性が声をかけてきた。
それって日本語だよね、日本から来たの?
どうやら彼女は以前日本語を少し勉強していたようだ。
話を聞くとい彼女はムンバイ出身でコルカタの大学で遺伝子工学を学ぶ大学4年生らしい。
スェーデンにインターンに行く途中ということだった。
おすすめの街などインドのことを色々教えてもらった。

↑ 教えてもらったムンバイの観光地

インドのことで聞きたいことがあったらいつでも電話でもメッセージでも連絡してと言ってくれた。
インドの人ってほんと優しい。
降りる前に連絡先を交換し、思い出に2人で写真をパシャリ。
まさか機内でこんな出会いがあるとは思わなかったので、とても嬉しかった。
これからもこういう出会いを大切にしていきたい。

(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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