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インド式客引き3本ノック【インド1人旅】

インド2日目、昨日は色々あったが気持ちはかなり落ち着いてきた。


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ゲストハウスを出発し、メインバザールに出るといきなりインド人のおじさんが話しかけてきた。
おじさん:ネパールから来たの?
(聞くところによると、どうやら日本人とネパール人の顔はよく似ていて、よく間違われるそうだ。)
僕:違う、違う、日本から来たんだよ。
もちろんこれだけで会話は終わらない。
おじさん:今日はどこへ行くの?
僕:駅に行く!
おじさん:チケットはもう買ったか?チケットを買うならそっちの方向じゃなくて、こっちだよ。
と駅と反対の方向を指差す。
ここで、このおじさんは客引きだと確信。
このまま、どこかに連れて行って高額のツアーを組ませようとしているようだ。
僕:昨日、駅の方に行ったからチケット売り場の場所はわかってるよ。そっちじゃないよ。
そう言って、おじさんを振り切った。

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しかし、歩いているとまたすぐに別のインド人のお兄さんに話しかけられた。
お兄さん:今、デリーの大学で英語を勉強しててその練習をしたいから、案内させてよ。どこに行くの?駅?それなら、こっちの方向だよ。
僕:Googlemapはこっちって言ってるから、この方向で合ってるよ〜
お兄さん:でもチケット売り場はこっちだよ。
そう言ってさっきのおじさんと全く同じ方向を指差す。
このお兄さんはおじさんとグルだったのだ。
日本だったら、同じことを2回も言われたら信じてしまいそうだ。
しかし、ここはインド。
安易に信用してはいけない。
僕:昨日駅でチケット売ってたから、こっちで合ってる!とりあえず駅に行ってみるね。
じゃあね、ばいばい。
無事に切り抜けることができた。

そして駅に到着。
チケット売り場はちゃんと駅にあった。
しかし、窓口に行くと次の電車は2時間後だと言われ、断念。
予定変更。
歩いてニューデリーの中心のコンノートに行くことにした。

歩いているとインド人のおじさんがまた話しけたきた。
どこから来たか聞かれ、日本だと答える。
おじさん:日本とインドは仲良し。フレンド。
なんだ、このおじさん、客引きにしては愛想がよすぎる。
おじさん:いつインドに来たの?
“昨日”と思わず本当のことを言ってしまいそうだが、そんなことを言ったらインドのことを全く知らないカモだと思われてしまう。
僕:1週間前ぐらいに来た!(ほんとは2日目)
おじさん:お〜、そうなのか。次はどこ行くの?
僕:ジャイプールに行こうと思ってる。
おじさん:どうやって行くの?電車?
このままツアー会社に連れて行くつもりなのだろうか?
ということで、連れていかれないように、嘘をつく。
僕:今友達と一緒にインド来てて、一緒に予約するから、まだ決めてない
おじさん:そうなのか
ここで、諦めて離れていくかと思いきや、そのままついてくる。
コンノートまでは1kmほど。
コンノートに着くとこの辺りを案内すると言われ、観光センターの前まで連れてこられた。
やっぱり連れてこられたか。
おじさん:ここでフリーマップもらえるよ。
でもここで信じて入ってしまうと、ツアーを勧められるのは確実。
スマホのgoogle map あるから大丈夫というが、紙の方がいいからとなかなか諦めない。
宿に紙の地図があるからいいよとちょっと強めに断ると、この日本人ははダメだと思って諦めたのか、すっと離れていく。
いや〜、危なかった。
中に入ったら、ツアーを組むまでなかなか出してくれなかっただろう。
振り返るとニコニコして手を振っていたので、振り返す。
どうやら客引きでも、根はいい人だったようだ。
向こうも生活がかかっているから、客引きするのも仕方ないのだろう。


客引きに疲れたので、アイスを食べてちょっと休憩。

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(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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