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絶品のカレーを求めてinデリー【インド1人旅】

宿で教えてもらったデリーの美味しいカレー屋さん。
しかし、そのカレー屋さんがあるのはニューデリー駅から離れたオールドデリーの一角。
リキシャを使えば楽なのは分かっているが、苦労してたどり着いた方が、美味しいに決まっている。
そこで、歩いて向かうことにした。
そこに行くまでが少々厄介。
観光客が歩くような道ではないので、現地の人達でごった返している。
行き交う車もリキシャもクラクションを鳴らしまくり、車間距離が30cmもないことはざら。
牛が歩いていたり、犬が歩いていたり。
カオスという言葉が一番合う状況だ。

この中を、糸を縫うように通り抜けていく。
インド3日目、こういった状態の道を歩くことに恐さをあまり感じなくなった。
そんな自分がちょっと恐い 笑
一瞬でも気を抜くと事故に遭うのは必至なので、視覚、聴覚に神経を集中させる。
信号がない大通りを渡るのは当たり前。
信号があるところでも、信号を守らない車は多い。
日本では車が通っていなくても、信号を結構律儀に守ってしまう僕にとっては最初は衝撃だった。
もうびびりまくりだ。
こんな道どうやって渡るんだ。
しかし、郷に入っては郷に従え。
慣れるしかない。
渡る時のコツは、こちらに向かってくるドライバーの顔をしっかり見て、迫ってくる車を手のひらで押さえつけるようにとめることだ。
ハンドパワーでとめる感覚だ。
決して走らず、ゆっくりと歩く。
幅の広い道路の真ん中に取り残されても焦らない。
ひかれないように、ゆっくり一歩ずつ。
あまり交通量が多いところでは、現地の人の後ろをついていくことにする。
彼らはインドの道を渡るプロフェッショナル。
彼らについていけば、(たぶん)安全だ。


↑道端で散髪

そんな苦難を乗り越えて、やっとたどり着いたカレー屋さん。

料理を運び終わった店員さんにどこに座ればいいか聞いても答えてくれない。
しばらくすると別の店員さんが席に案内してくれた。
インドではレストランなどでも仕事が細かく分担されていて、他の仕事はしないのだ。
さっき僕が話しかけた店員さんは料理を運ぶ人。
他にも注文をとる人、料理を作る人、掃除をする人など色々な役割がある。
頼んだのはメニューの1番上に載っていたチキンカレーとナン。
サラダっぽいものも出てきたが、生野菜を食べるとお腹をこわすかもしれないので手はつけない。

量が多いと聞いていたのでハーフサイズのカレーを頼んだが、チキンの塊がが2つ入っていて、結構なボリューム。
そしてめちゃくちゃ辛い。正直辛すぎてあまり味がわからなかった。
甘口のカレーが好きな僕にはちょっときつい 笑
バッグに入れている1Lのミネラルウォーターをほぼ飲み干してしまうほどの辛さだった。
口の中が痺れるのはもちろん、胃も少し痛くなった。
このままではお腹をこわしてしまいそうと思い、半分食べたあたりで食べるのを諦める。
カレーを作ってくれた人、ごめんなさい。

昼食を食べた後はオールドデリーを散策し、宿に戻った。




宿に帰ってから、同じ部屋の人と夕食を食べに行った。
スラムに一緒に行ったのもこの方。
スラムに行ってから1度別々に行動し、宿に帰ってから近くに美味しいカレー屋さんがあるということで、一緒に行った。

カレー、タンドリーチキン、ナン、ライス、サラダ、ヨーグルトがついた欲張りセット。

テラス席からの眺めは... こんな感じ↓ 笑

ご一緒したのは日本で資格を活かしてフリーランスをしていて、Youtuberもされている社会人の方。
ほんとにエネルギッシュで、考えが深くて、面白くて、生き方がかっこいい方だった。
しかも、日本で最寄駅が隣という奇跡。
話を聞けば聞くほど面白い話がどんどん出てきて、自分の悩みに対しても色々なアドバイスをくださった。
日本に帰国してからの残りの春休みの使い方、いやこれからの生き方にも影響を与えるような話が聞けた。
ご飯もご馳走になってしまった。
ご馳走様でした!

インド人も面白いが、インドに来る人も面白いのがインドのいいところ。

他にも宿はほんとに面白い人ばかりで、1人1人について書きたいぐらいだが、長くなってしまうのでこの辺りで。

書いている間に、タイトルからはずれてしまいましたが、その辺りはあまり気にしないでください 笑

ふとインドに来てからのことを思い返していると、まだ3日しか経っていないが日本で1ヶ月過ごすよりもずっと濃い経験ができている。
毎日が新しい発見の連続だ。
そしてまだ20日以上も残っているのだ。

さらなる発見を目指して、次の目的地ジャイプールへ。

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