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長距離列車の旅【インド1人旅】

デリーからジャイプールへ向かう電車は9:20発。
ニューデリー駅の隣の駅から出発なので、リキシャに乗って行かなければならない。
そのため、7:45に宿を出た。
初めての日本人宿、色々な出会いがあり楽しかった。
宿で知り合った人とまた日本で会うのが楽しみだ。
デリーのメインバザールはゴミがそこら中に散乱しているイメージがあるが、朝のバザールはとても綺麗だ。
聞いたところによると、朝に清掃しているそうだ。

朝のバザール


昼間のバザール


駅に向かう前にリキシャを拾わないといけない。
リキシャの選び方にも慣れてきた。
探しているのは中心から少し離れたところに停まっている、向こうからは声をかけてこないリキシャのドライバー。
熟練ドライバーの方がぼったくりが少ないと教えてもらった。
法外な値段を言うと客が逃げてしまうことを知っているのだ。
屋台の前に止まっているリキシャを発見。
スマホの地図を見せ、ここに行きたいと伝える。
しかし、そのドライバーは英語の駅名がわからないらしく、首をかしげる。
すると、屋台でご飯を食べていたおじさんが、ちょっと地図を見せてみろと言ってきた。
他のインド人も呼んできて、3人ががりでそこがどこなのか、みんなで話合ってくれた。
そして、ドライバーにヒンディー語で場所を伝える。
ドライバーもどこかわかったようだ。
そして助けてくれたおじさんが、人左指を立て、1と言う。
「100ルピー?」とドライバーに聞くと、ドライバーではなく、そのおじさんが、「そうだ」と言う 笑
なんとそのおじさんはドライバーに行き先を伝えてくれただけでなく、値段交渉までしてくれたのだ。
ありがとうとお礼を言いリキシャに乗り込むとおじさんが駆け寄ってきて僕に尋ねる。
どこから来たんだ?、と。
日本から来たと伝えると、にこにこしながら右手を差し出してきた。
そしてがっちり握手を交わす。
インドの人にこんなに親切にしてもらったのは初めてだったので、ほっこりした気持ちになった。
人の温かみを心から感じた瞬間だった。
旅の出会いは一期一会。
おじさんともう会うことはないだろう。
しかし、おじさんに親切にしてもらったことは忘れない。
日本でも困っている人がいたら、すっと駆け寄って助けてあげられる人になりたいな。


無事に駅に着き、ホームを確認。
念のため、列車を待つとの旅行客にどの電車に乗るかを確認する。
今回乗った列車は3A。
エアコン付きで三段ベッドのある列車だ。
インドの列車は車両がランクづけされていて、設備と値段が異なる。
3Aは下から2番目のランクの車両だ。
1番下のランクの車両には3Aにはあるエアコンが付いていない。
2月のインドの気候は日本の秋と同じくらいなのでエアコンの付いてない車両でもよかったが、1番下のランクの車両はあまり治安が良くなく、盗難なども多いと聞いていたので今回はやめにした。
デリーからジャイプールまでは5時間ほどで昼間の移動なので、ベッドは使わない。

僕の向かいの席の乗客は、ドイツから来たトビーと言う旅行客だった。
ドイツでソーシャルワーカーをしていて、転職のタイミングで4月末まで3ヶ月ほどインドを旅するという。
自分の食べているナッツをくれたりと優しい人だった。

電車に揺られること、およそ5時間、ジャイプールに着いた。
ジャイプールの駅を出ると例のごとく、リキシャに乗らないかととしつこく誘われる。
どこでも20ルピーで行くとありえないようなことを言ってくる。
少し進むとまた別の客引きが同じことを言ってくる。
ジャイプールではどうもこれが決まり文句のようだ。
都市によって客引きの方法が微妙に異なるようだ。
ネットで見つけたホステルは歩いて30分の距離。
それくらいだったら歩こうと思い、バックパックを背負って歩く。
大きな荷物を持ってリキシャに乗ると別のホテルに連れて行かれそうなので、バックパックを持ってリキシャに乗るのは極力控えている。


ホステルに着き、チェックイン。
ドミトリーの4人部屋をとった。
荷物を置いてカウンターに行くと、見たことのあるバックパックが置いてあった。
まさか、と思ってチェックインの手続きをしている人を見て驚いた。
なんとその人は、列車で仲良くなったドイツ人のトビーだったのだ。
声をかけると、かなり驚いた顔をされた。
こんな偶然なかなかない。
しかも同じ部屋だったのだ。
同じ部屋にはもう1人、デリーから仕事で来ているインドの人がいた。
顔を合わせたら、挨拶して軽く自己紹介。
ここ最近、大阪のおばちゃん並みに誰にでも話しかけてしまう 笑


ジャイプールを散策し、暗くなる前に宿に帰ってきた。
宿の人に聞いたレストランに行こうと思ったが、すぐに暗くなりそうだったので断念。
宿でご飯を食べることにした。
ご飯を食べていると、おかわりいる?と頻繁に聞いてくる。
カレーとチャパティーをおかわりし、かなりお腹いっぱいになった。


部屋に戻るとトビーが帰って来ていた。
今日行ったところを話し、他の宿泊客と交流するために、共有スペースに一緒に行った。
するとそこで同じ部屋の人がインドのゲームをしていた。

何やってるの?、やり方教えてよ、と話しかけ教えてもらうが、これがなかなか難しい。
ということで、どこの国でも人気のUNOをすることになった。
ルールが国によって微妙に違うが、ここはインド。
インドのルールで遊ぶ。
かなり盛り上がり、夜遅くまで楽しんだ。


(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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