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今の若者、スマホがないと旅できない説【インド1人旅】

ネット社会に生まれ、デジタルネイティブと呼ばれることもある現代の若者。
そして、僕もその1人。
しかし、スマホが使えなくなった時、どうやって生き抜いていけばいいのだろうか。
この話はインドで1人旅をする男子大学生(僕)のスマートフォンの充電が切れかけた際の話である。

舞台はインド。
バラナシからガヤに向かう電車で事件は起こった。
青年は音楽を聞きながら、旅の思い出をスマホのノートに打ち込んでいた。
この青年は旅の思い出を紙のノートに書かず、文字情報として残したいデジタルネイティブ。
旅に必要なものは何かと聞かれれば、1にパスポート、2にお金、3にスマートフォンと答える。
そう、現代の若者にとってスマホは旅の必需品なのである。
Google map で場所を調べ、地図上に示された最短経路に沿って目的地に向かう。
その日に泊まる宿もネットで検索し、口コミや評価を事前にチェックする。
飛行機や電車の予約することもある。
わからないことがあれば、まずはネットで検索。
出会った旅人とはSNSで繋がる。
そんなスマホが使えなくなりそうだと悟った時、青年はどうなるのだろうか?

充電が残り20%にさしかかった時、そろそろ充電しないといけないな、と青年は思った。
でも大丈夫、電車の中でも充電はできる。
モバイルバッテリーは2つ持ち歩く徹底ぶりだ。
充電ケーブルをスマホとモバイルバッテリーにさし込んだ時、青年は事態の深刻さに気付いた。
充電が開始されないのである。
充電ケーブルをさし直すが、充電は始まらない。
えっ、ちょっと待って。
充電ケーブル壊れた?
この状況、かなりピンチじゃない??
今日泊まる宿の位置情報はスマホの地図アプリで確認するつもりだった。

どうにかして充電しないといけない。
青年は必死である。
インド人の乗客にiPhoneの充電器を持っていないか聞いて回る。(※青年はiPhoneユーザーである)
10人ほどに聞いて回る。
充電器を持っている人は多くいるが、iPhoneに使える充電器を持っている人はゼロ。
インドではiPhoneを使っている人はごく少数なのだ。

電車で充電できないまま目的地に到着し、下車する。
駅から離れる前に何とかして充電しないと。
駅を歩いている間、目を光らせる。
そして、駅の階段で佇む救世主を発見したのだ。
青年が探していたのはiPhoneのシェア率50%以上をほこる国の住人、日本人だ。
そして、声をかける。
「日本の方ですよね?今スマホの充電が切れかけていて… iPhoneの充電器持っていませんか?」
普通は初対面の人にいきなりこんなことを言うのは躊躇われる。
しかし、この時はもう必死。
そんなこと気にしていられない。
そして、この方は持っていたのである、iPhoneの充電器を。
すぐに借りてモバイルバッテリーに繋げる。
充電が始まった。
充電されていくとともに、肩の力がすっと抜けていく。
聞けば、友人と3人でインドに来ていて、2人の友人を待っていたところだと言う。
充電している間、旅の話をして会話を楽しむ。
40%ほどになったところで、2人の友人が到着し、もうすぐ来る電車に乗るということだったので、お礼を言って別れる。
そして、駅の周辺で充電器を売っている店を見つけ、無事に購入。

スマホが充電できない、それだけでこんなドラマが生まれると誰が予想できただろうか。

ということで検証結果、、、
現代の若者はスマホが使えなくなりそうになると、何とかスマホを使えるようにする。




しかし、これを書いた次の日に本当の事件は起こったのである。

この記事にインドの写真がないことから察した方もいるだろう。


次回予告

青年、インド1人旅中にスマホをなくす。。。


(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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