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リキシャチャレンジ【インド1人旅】

前回までのあらすじ...
宿を出発してから3度客引きにつかまるが、ニューデリーの中心コンノートでやっとのことで振り切る。

コンノートには海外ブランドの店などが立ち並ぶ。
歩く人もお洒落な人が多く、店の前には警備員が立っている。

そのまま徒歩でアグラセン・キ・バーオリーとインド門に向かった。

アグラセン・キ・バーオリー
デリーにある階段井戸。結構急だった。


インド門
高さ42メートルの石造りの門。第一次世界大戦などで戦士したインド人兵士の慰霊碑として造られた。


インド門から世界最大級のヒンドゥー教寺院のアクシャラダムに行こうと思ったが、8kmほどあるので、歩きではしんどい。


そこでオート・リキシャを使うことにした。
オート・リキシャは3輪タクシー。
インドではそこら中で走っている。
初めて使うのでちょっと緊張した。
乗車料金は乗る前に交渉する。
最初に目に付いたリキシャのおじさんに値段を聞くと200ルピー(300円ほど)と言われた。
日本の感覚だと安く感じるが、もっと安くなるはずだ。
交渉スタート!
僕:100ルピーでどう?
おじさん:180でどうだ?
僕:120ルピー!
おじさん:170までしか下げられない。
交渉決裂。
もう値切れなさそうなので諦めて、他のリキシャを探すことにする。
そこから離れると、すぐに他のリキシャが2台寄ってきた。
その内の1台のおじちゃんと交渉スタート!
おじちゃん:150でどうだ!
僕:100!
おじちゃん:120!
僕:オッケー。120で乗る!
初めてリキシャの交渉。
なかなかうまくいったんじゃないだろうか。
とは思いつつも、多少は高い値段を言われているのだろう 笑
面倒に思うかもしれないが、ゲーム感覚で交渉を楽める。

リキシャにはドアもなく、シートベルトもない。
乗っている間も、運転手はずっと話しかけてくる。
どこから来たの?
何才?
兄弟はいるの?
日本では初対面の人にあまり聞かないようなこともインドでは普通に聞いてくる。
それがインドだ。
矢継ぎ早に飛んでくる質問に答えていると、チャイはもう飲んだか?と聞いてきた。
チャイの店に連れて行こうとしているのだろうか。
今は喉乾いてないから大丈夫、それより早く目的地に行ってよ、と受け流す。
あの手この手で色々な場所に連れ回そうしてくるので、注意が必要だ。
アクシャラダムに近づくと、ここに入るにはtaxで追加のお金が必要だと言ったきた。
しかし、そんなことは聞いたことがない。
taxなんて要らないよ、と言うとおじさんは何だこいつ知ってたのか、と悔しそうな顔をして、「ああそうだった、そうだった」とごまかす。
目的地のアクシャラダムに到着!
交渉通り、120ルピーを渡そうとすると足りないと言う。
でも120って言ったやん、と抗議すると、120っていうのは120ドルのことだと意味不明なことを言ってくる。
いやそれはありえないと言い、じゃあ120ルピー置いていくね、と座席にお金を置いて足早にその場を去る。
さすがに後を追ってくることまではしてこない。
宿に戻ってその話をしていると、他の人も全く同じことを言われたと言っていたので、よくある手口なのだろう 笑


アクシャラダム
世界一大きなヒンドゥー教寺院。中の写真が撮れないのが残念。建物には至る所に細かい彫刻が施されていて、芸術的。


帰りはメトロで30分ほど。
交渉の必要はなく、30ルピー(45円ほど)と激安だ。
そして、めちゃくちゃきれい。
安心安全、快適、しかも安いメトロ。
リキシャは便利だが、メトロもよき。


宿に戻ったのは18時前。
日が落ちる前に帰らないと、夜の街を1人で歩くのは危険だ。


帰ってすぐに、宿の共有スペースへ。
今日行ったところ、ちょっとしたトラブルなどを話して盛り上がる。
ほんとにみんな優しくて、温かくて、まるで自分の家にいるかのようなアットフォーム感。
インドでこんな面白くて、楽しい人達に出会えるとは思っていなかった。
いつの間にか残っている人は5人になり、会話の内容もディープになっていく。
気づくと夜中の12時30分。
僕は寝ることにした。
実に6時間以上も話したり、聞いたりしていた。楽しくて時間を忘れるとはまさにこのこと。
朝聞くと、どうやら朝の3時まで話していたそうだ。
最高の出会いに感謝!!


(最後まで読んでくださり、ありがとうございました!インドでの旅で気づいたこと・思ったことを日記感覚で自由に書いていきたいと思います!!)

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