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大卒が英大学院に入って思った話

さて、私は都内の大学を卒業後、すぐにイギリスの大学院に入学したんですけど、卒業して数年経った今だから思えることをつらつら書こうと思います。

①ワールドワイドな友達ができる


大学院って、義務教育じゃないし、本当に学びたい人しか行かないと思うんです。特に海外の大学院は大卒からストレートで入る人の方が少なくて、むしろキャリアチェンジとか、キャリアアップの為に入学した社会人がほとんどでした。

みんな何かしらの経験をしたプロが多くて、そういった仲間に囲まれながら学ぶ環境は、モチベーション上がるし、色んな情報が得られるし、とにかく自分と同じ分野について色んな議論とか意見を展開できて楽しいです。

卒業試験は1人で勉強するものかもしれませんが、私の入った学科は担当教授たちが卒業試験はチーム戦だ、というタイプで、毎週のように小会議室を予約して、習ってきた教育開発に関する理解を友達と一緒に確認して勉強していました。私個人的にはとても楽しい時間でした。

卒業後のキャリアに関しても大学院で出会った友達が紹介してくれたり、色んなアドバイスをくれたりしました。今でも交流がありますし、特に英語ネイティブじゃない私は友達に頼んで英語チェックとかしてもらったりしてます。

②大卒と社会人との差


これは①に書いたことに若干繋がるのですが、やっぱり「経験の差」というのは大きく感じたことは多々ありました。
一つの課題に対して、グループディスカッションをする場合は特に、社会人だった方達は「〜の時に〜の経験があって、その時〜と思ったの、だからこの議題に関しては反対」みたいな会話から始まり、そこから「私も同じような〜の経験があって〜」みたいな展開になっていくことが多かったです。

もちろん、自分の意見はあるし、発言することもありましたが、どこか薄っぺらいような、会話に入りたくても自分の中で意見がまとまってなきゃ、そもそも議論に参加できない、ということがありました。なんか、相手は武器を揃えているのに、私は丸腰で参戦、みたいな。素手で戦っているような。

後は、卒業後の就職に関して、特に開発業界や国際協力関係の仕事は即戦力を求められるので、新卒採用はかなり狭き門です。大学院前に社会人経験があれば、希望に沿ったような転職ができるのかな、と思いました。(当人が経験していないのであくまで推測にすぎませんけど)

大学生のうちからボランティアやインターンなど、学生なりに多くの経験を積んでいたらまた違ったのかもしれませんし、焦って大学院に入らずとも、社会人を何年か経験してから大学院に入ってキャリアチェンジやキャリアアップする方が賢い選択だったのかもしれない、と思ってしまいます。

とは言っても、正解はないと思うので、我が道を行くだけなんですけどね。

③院入学後すぐに就活


これは驚いた話で、海外の大学院の入学時期って9月だと思うのですが、日本の民間企業などに就職を考えている場合は、入学してすぐに就活が始まります。

相変わらずろくに調べない私は12月ぐらいになってやっと周りの日本人大学院生(特に大学卒業してすぐ入学した人たち)が忙しなく就活しているのに気付きました。

おそらく、日本の入社のタイミングから逆算して、9月ごろから就活を始めて、面接なり試験なりやって、内定をもらえる、といった通年フローなんだと思うのですが、当初の私はとにかく大学院で勉強することにパワーを使っていたので、就活のことは卒業してからするんだと思っていたし、大学院在籍中にやりたいことが見つかるかもしれない期待もしていたので、ノーマークでした。

もし、これから海外の大学院に入学するご予定の方がいらっしゃるのであれば、入学する前からでも企業リサーチなどしておくに越したことはないと思います。(日本の企業に入りたいのであれば)

私の場合、大学院卒業ごは日本の企業に入社せず、NGOで働きましたし、その後も転職して、満足しています。
これも②の最後に書いたことと同じですが、正解はないと思うので、やりたいようにやればいいんだと思います。私は自分が思うままに、やりたいと思ったことを追いかけていけば、結果は後から付いてくると思っています。

また思いついたら書きます。

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