”コスパ最優先”の銀行員が『エシカル消費』に出会うまで
こんにちは、エシカル消費に恋した銀行員の長谷川です。
最近、私たちの日々の選択が地球環境や社会にどのような影響を与えているのか、深く考えるようになりました。そこで今回は、”コスパ最優先”だった私がなぜ、そんなことを考えるようになったのかについてお話したいと思います。
1. お金にシビアな銀行員生活とは
私は某銀行で6年間、中小企業向けの融資や個人向けの住宅ローンを担当していました。なぜお金にシビアなのか。それは「お金に詳しくなるから」です。
私は毎日、早朝の電車に揺られながら出勤していました。
銀行員というのは、情報の持ち出しに厳しい制限があるため、鞄の中は意外と簡素なもので、私はお財布と新聞くらいしか入っていませんでした。
新聞は毎日読み、気になる経済や企業の情報をチェック。電車に揺られながら見るインスタグラムでは、「コスパ最強○○5選」など、お得な生活情報を発信しているアカウントをよく見ていました。
『お金は大事なもの』
と小さいことから教わり、今やお金を扱う仕事をしている。
買い物についてもその意識の高さは健在でした。
実家暮らしだった私は、毎日スーパーに出向くことはありませんでしたが、いざ買い物をするときには「安くて大容量」「セール」「お買い得」なものに自然と手が伸びていたのです。
利用するネットショッピングでは、欲しいものを事前に決めておいて、Amazonのプライムデーに買う。そんな生活をしていました。
(楽天よりAmazon派ですが、楽天も好きです!)
ここからエシカル消費に恋していきますが、その前にエシカル消費とはなんなのか?
2. エシカル消費ってなに?
エシカル消費とは「地域の活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費行動」のことです。
簡単に言えば、買い物をするときに、単に価格や品質だけでなく、その商品が環境や社会にどのような影響を与えるかも考慮して選ぶことです。
例えば、
・地元の産品を購入する(地産地消)
・リサイクル素材やオーガニックコットンなどの環境に配慮した商品を選ぶ
・フェアトレード製品を買う
・被災地の商品を購入する
などが挙げられます。
「エシカル消費」聞き馴染みないですか?
実はエシカル消費という言葉は、1989年にイギリスで誕生しました。
具体的には、イギリスで創刊された『エシカルコンシューマー(Ethical Consumer)』という専門誌で初めて使用されるようになりました。
以来、より良い生活を送りたいという消費者の意識の高まりから、徐々に世界へと広がりました。
日本での「エシカル消費」に関する認知度はどの程度でしょうか?
令和5年度に消費者庁が発表した調査によると結果は以下の通りになりました。
そうです、日本国内では言葉すら知らない方もまだ多くいます。
次に、私がこれだけ普及していない「エシカル消費」に出会い、恋した”キッカケ”についてお話しします。
3. エシカル消費に恋した瞬間
私がエシカル消費という言葉に出会ったのは、6年間働いていた銀行から「ボーダレス・ジャパン」という会社に出向したときでした。
株式会社ボーダレス・ジャパンは社会起業家プラットフォームカンパニーで、「社会の課題をみんなの希望へ変えていく」というパーパスのもと、世界13カ国で51の事業を展開し、貧困、環境、教育など様々な社会問題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」に特化した会社です。
そんなボーダレス・ジャパンで携わった事業が「ふるさと納税forGood」というふるさと納税事業でした。
皆さんがご存じのところでいうと、”さとふる”や”ふるなび”などのふるさと納税のポータルサイトを運用する仕事です。
「ふるさと納税forGood」では、返礼品がエシカルなものに特化しています。
例えば、
「減農薬で生き物にも優しい土壌で栽培された白米」
「動物愛護に配慮したストレスフリーな環境で育った地鶏」など。
一般のふるさと納税ではなかなか出会えないエシカルな返礼品を取り扱っており、そこで初めて「エシカル」という言葉に出会いました。
私の具体的な仕事内容は、そのエシカルな返礼品の”エシカルさ”を皆さんに伝えることでした。
まず第一に、その返礼品について詳しくなければなりません。
「なにが地球環境にとっていいのか」
「なにが地域にとって良いことなのか」
「なにが家畜動物にとっていいのか」
この観点からお肉やお米を見ていると、
なんで今までこういったものを選ばなかったんだ~!
と思うのと同時に、
商品に恋をしていました。
「エシカル消費」に恋をしたというよりも、商品の背景を知ることで、商品そのものがより好きになる感覚に近いかもしれません。
そこから、自分の消費行動が思わぬところで環境や社会に影響を与えているかもしれないと気づき、もっと意識的に選択をしたいと思うようになりました。
4. エシカルなものだけが集まっているふるさと納税がある
エシカル消費を始めるのは難しそうに感じるかもしれません。
でも、実は身近なところから始められるんです。
その一つが、ふるさと納税です。
前項でもお話しをさせていただきましたが、エシカルに生産されたものや、サステナブルな未来につながるもの。味わいや品質までこだわった返礼品だけを、厳選した『ふるさと納税forGood』というポータルサイトがあります。
具体的な返礼品はこちらをご覧ください。
ふるさと納税の税控除のメリットもあるので、
エシカル消費を始めるきっかけとしては最適かもしれません...!
また、寄付したお金がどのように使われたのかが、細かく明確なところも、私がこのポータルサイトが好きな理由です。
例えば、
「子どもたちの基礎体力と自己肯定感を上げるための運動教室の運営費」
「130年続く伝統の鵜飼いの船の修繕費、鵜のエサ代」など。
一般的なポータルサイトでは「教育事業」「観光事業」「市長におまかせ」とざっくりしているのですが、このポータルサイトは、具体的に自分が寄付したお金が何に使われているのか。という納得感、貢献度が高すぎます…!
これといって良い返礼品に出会えていない方も、これまでのふるさと納税の制度に納得をしていなかった方も、一度は見ておくべきポータルサイトだと思います。
最後にエシカル消費に出会い、恋した私から…
5. わたしも一人の地球人
私が描く理想の未来は、自分の消費行動に責任を持ち、地球環境や社会のことを考えながら生活している世界です。
かっこいい言葉が並んでいますが、それは決して難しいことではありません。
私だってできているのですから。
日々の小さな選択の積み重ねでいいのですから。
エシカル消費は、私たちにできる身近な社会貢献の一つです。
ここまでお読みいただいた方には、年末のお忙しい中かと思いますが、ぜひどんなエシカルな返礼品が掲載されているのか、覗いてもらえると嬉しいです。
▼ ふるさと納税forGood
▼ 株式会社ボーダレス・ジャパン