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自然食品とマクドナルド


買い物をする時

「ものを手に入れるだけでいい」 とは どうも思わない。

毒は薬にもなると言うが
いつの日か マクドナルドにて

感動した話から。


たまに食べたくなる毒


先日 ちょっと 
疲れていたんだろうな。

急にマックのポテトが食べたくなった。

帰り道に小腹がすいているのもあって私はドライブスルーのレーンへ吸い込まれた。


疲れている時
病んでいる時の

悪魔の手招きほど


魅力的なものはない

気をつけろっW(`0`)W


とかなんとか言っちゃって〜


毒をくらわば皿までも

てことでたまには良いさ

なんて自分で自分を慰める。


数台の先客がいて 
いつも込んでいるなぁと感心しながら

友達②のSpotifyから流れる
ある芸人さんの小話に耳を傾受けながら時間をつぶす。

なんともいえない 
疲れた日の 
何も考えたくない 間。

ゆっくりと順番に 前に進む。

前の車が商品を受け取り 
会計の処理が終わったようだ

さて 進むか・・・と 
前方に目をやった瞬間

私の心は 思わず弾んだ!
( *´艸`) キャキャ♪


一瞬しか出会えない感動と出会ったあと

「写真撮っとけば良かったぁぁぁ!!」
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・

って過ぎ去ったその光景に想いをはせること ございますでしょう??

そんな感じの


何を見たかと言いますと。


ドライブスルーで受け取る窓口から

ぴしぃっっと美しく
伸びた指先と上半身を 
こちらに向け折り曲げた全身から

「いらっしゃい!!お待たせっ!!」

って微笑んでいるかのような
オーラを放つ 
眼鏡のすげぇ真面目そうな

無表情気味な青年がいたんです。



なんだその無表情から溢れ出る

ホスピタリティ!!

やるなお主!と思わず言いたくなる
プロフェッショナル!!

学生のバイトだったら特に
もう 泣いて得意のスタンディングオベーションしたいとこだ。

言葉にならない感動を
目から頂戴した私は

温かく心に灯る「ポッ」てやつをこっそりと抱えたまま 
ゆっくりと車で彼の元へと近づいた。

ポテトのL を受け取るために。
(すみません 単品で)

終始 無表情の彼は
全ての動作 言葉かけ タイミングに無駄がなく

不思議なことにその無表情は
全然 悪意のない 
なんならハートフルな印象で

「悟ったんですか?」
と思わず聞いてみたくなる様子だった。


マクドナルドの「スマイルゼロ円」説に新たな時代を感じ
感動しつつ

手際よく手配してくれる
私の『今日の薬』
(いや 毒) を渡してくれる。


「また!お越しくださいませ!!」と見送ってくれるその声に

「はぁ~い (о´∀`о) ♪
  サンキュウ〜♪」

と 表向きは会釈して

心の中はウッキウキで返事をしながら家路へ向かった。



帰ってから 手を洗う。

余談だけど
その時ポテトを置く場所を間違うと 結構危険。

なぜなら うちの猫 長男は
私に似て(?)ジャガイモが大好き過ぎて 
マックのポテトに気がつくと
目をひん剥いて 雄叫びをあげる。

目を離した隙を狙って
口に4,5本ワシっとくわえて部屋の向こうに走り去るという
暴挙に出るため油断大敵なのだ。

マックの紙袋に
猫が首突っ込んでる姿は 
一瞬 ヒヤッとするけど

悶絶するほど 可愛くて 
おかしい。

お見せできないのが残念だ。


さて そんな長男の「くれくれ攻撃」をかいくぐりながら

先の『ポテト兄さん』を思い出す。


疲れてるときに 
あんな感じよくされたら 
また行きたくなっちゃうよなー。


凄いなー。
素晴らしかったー。


明日からまた自分も頑張ろうって ポテトをかじりながら

小腹を満たした満足感だけではない 何かに色々感謝した。

すると この一連の流れに 

世の中の仕組みが凝縮されておるではないかぁ!! ∑(゚Д゚)

と改めて

ハッとするのと同時に

以前 通っていたが 

とっても嫌な思いを何度か経験し
結局行きたくなくなって 
足が遠のいた

安価でとてもおいしい 
無農薬 無添加物を取りそろえるお店に
行かなくなった原因の
『ある店員』を 思い出す。


彼女以外の店員さんは 
いつも感じよく

野菜も持ちにくい商品も 
上手に袋に入れてくれて

さらに 気さくで感じのいい 
控えめかつ必要以上に笑う必要はないとわきまえた笑顔で

「持てますか? 重いですよ」とか

「こんな感じになっちゃいますが 良いですか?」とか

気遣いが上手くて 

安心なものを求める買い物客としてはとっても居心地が良かったし

日用品の買い物ですら
その数分が嬉しかった。


しかし ある時から 
偶然かもしれないけれど
二人いた感じのいい店員さんたちの姿は見かけることが出来なくなった。

『ある店員』は本当に 
社長の愛人か?と思うくらい
(偏見 笑)

"仕事にやる気はありません"
といった態度で 
狭い店の雰囲気はガラリと変わってしまった。

買い物客は私だけでなくレジの前に立っても見えているのに 
「お願いします」と声をかけてもしばらく待たされる。

めんどくさそうなオーラを前面に押し出しながら
のっそのっそとレジに向かう。

無言で何も言わずレジ作業を進めるのはこの時代だ 良しとしよう。


しかし
葉物野菜だろうが なんだろうが 袋に投げて
ガサっ ガサっ と入れるのが 
とても嫌だった。


たまに袋の中で
野菜同士がぶつかる鈍い音も 

塩だけで食べたくなるような 
うま味たっぷりの新鮮な野菜たちが悲鳴を上げているようで 

悲しい気持ちにさえなるから
聞きたくなかった。


うーーーん と 思うが 
しばらく我慢して 

感じのいい店員さん
カムバーック(ノД`)・゜・。 

と 願った…

んだけど。


ある年に 新米を買おうかと
いくつかある種類の中で特徴が分からなかったから その例の恐る恐る店員に声をかけた。

すると 漫画みたいに 
「あぁ?」みたいな顔をして

こちらの質問に対し 
「ふっ」と鼻で笑ってくれて
(ある意味初めての笑顔)

「どれでもいいんじゃないですかぁ?」
と今まで感じた印象通りまたはそれ以下の答えをくれた。

…頭にくることは全くなかったけれど

食べるものを買う店だったから 

「もう今日で最後にしよう」

と心で思って とりあえず礼儀として
無農薬の新米 二種を選んで買った。


ここからはあくまでも個人の見解だが

マクドナルドは 言わずもがな 

ジャンクフードの王様 


と言えるだろう。

それに対し


もう行くのをやめた さきのお店は

農薬をゼロまたは 
極力控えることにこだわった農家さんの作物が集まる

健康を売りにした小売店だ。


冒頭でも書いたが 

買い物は 

ものを買うだけではないと思う


後者の場合は

売る側も きっとそうなのではなかっただろうか?

と問いたくなってしまう。


商売には色んな種類や主義があるのは
百も承知だ。

だが これからの時代は特に

行きたくなる店に 
会いたくなる店員のところへ

人は つい行ってしまうもの

なのではないかしらん?


健康を取り入れた美容を訴え
商売をする者としても

蟻んこみたいに小さな経営者としても

うううーーーーん と 
唸ってしまう

2種類の食べ物屋さん

2人の働く人にまつわる 

お話でした。











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