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戦略コンサルのマネージャーを辞めて、”Leaner”に飛び込んだワケ

初めまして、田中英地と申します。
6月からLeaner Technologiesに参画し、COOをしています。
今回は、私自身のことを紹介させてください
(長文になってしまったので、お手すきの際にご笑覧くださいませ)

●新卒で戦略コンサルを選んだワケ


高校まで12年間はずっと野球を、大学ではラクロスをやってました。
そんな、”どちらかというと体育会”な私の経歴からすると、
新卒×コンサルティングファームというキャリアは、珍しいと思います。
先輩・同期の就職先を見ても、五大商社、銀行、大手メーカー… etc
具体的な社名は挙げませんが、それはそれは大企業ばかり

そんな中、部活を引退し、新卒で社会に出る際は、

・やっぱり経営って、”大変だけど楽しそう”だな(⇒入学時から変わらず)
・いろんな会社・ビジネスを見たけれど、”どれも楽しそう”(⇒働いたこともないのに、選べない)
・だからこそ、”数年後にこれだ!”と思えるものに出会ったときに、
自分でできるようになりたい(⇒だから、厳しいところがいいのでは) 

なーんて、漠然と考えてました
そんな中、尊敬するラクロス部の大先輩、あとは三枝さんの本に影響されて、”戦略コンサル”という選択肢を知り、惹かれました
(参考)尊敬する大先輩 小沼さんの書籍


(参考)三枝 匡さんの三部作も面白いです


選考の中で、社員の方と接する中で、何とかやってけるかもと思い、
不安もありましたが、 A.T.Kearneyの門戸を叩くことを決めました。


●A.T.Kearneyでの学び


同期は10人中9人が東大(うち、7名が院生)、自分だけ学卒×体育会という状況にビビりながら、社会人としてのキャリアをスタート。笑
結局、最終的にはマネージャーになるまで、約6年間務めました。
学卒ぺーぺーで、”おしゃべりくそ野郎”だった私に、

・基本的なビジネススキル(問題解決、プロジェクトマネジメント、コーチングetc)はもちろん
様々な経営上のイシューに対する経験(Leanerのベースとなっているコスト削減はもちろん、新規事業からM&Aまで幅広く)
・上記に関連する最先端の知見
・+優秀なクライアント・同僚・先輩との協業 … etc.

色々な経験をさせてくれた前職には、今でも頭が上がりません
(この辺は、別途まとめようと思います)


ただ、仕事に慣れ、役職が上がり、いわゆるマネジメント(CXO)の方と接し・議論する機会が増えるにつれて、
”経営者の方が抱える課題に、本当の意味で共感できているのだろうか?”と 、少しづつ”疑問”を感じるようになりました。

(新卒コンサルのみなさんが一度は考えることだと思いますが)
プロフェッショナルファーム/アドバイザーの立場ではなく、
”経営する側”としてその一端を担いたい、という思いは日に日に強くなります。


とはいえ、すぐに転職しようという思いはなく、
いまから数年後には、事業サイドに行くんだろうなぁーと漠然と思ってました。


●なぜLeanerに飛び込んだのか


いやいやちょっと待て。
”数年後”って書いてるのに、なぜ今このタイミングで?その通りです。
Leanerに参画したのは、”偶然”、というかひょんなきっかけからでした。
代表の大平は、前職の後輩だったのですが、一緒にプロジェクトしたり(合計1.5年くらい)、朝まで飲んだり、旅行にいったり、公私ともに仲良し(と、少なくとも私は思っています笑)でした


(当時のプロジェクトメンバーで、温泉旅行に行った時の写真)


そんな彼が、2019年頭でA.T.Kearneyを離れた直後の2月頭、いつものように飲みに行きました。
毎度、どんなタフな状況でも、前向きに捉え、楽しそうに話す彼なのですが、その時は特に熱量が凄くて、おじさんながら心を揺さぶられてしまったのです。気づいたら”手伝おっか?”と提案していました。
そして、そんな飲みの場での一言に対して、大平は迅速に、誠実に回答してくれました。

その回答を受けて、自身の中で、次の挑戦するときの条件は何なのか?改めて言葉にしてみました。思い浮かんだのは以下の3つ

①取り組む意義のある領域か?(”ホームラン”が打てるか)
②自身がやる意味を見出せるか?(原体験があるか)
③家族のように思えるチームか?

改めて、Leanerの事業・組織について考えてみると…

①取り組む意義のある領域か?(”ホームラン”が打てるか)⇒Yes⇒どんな企業にも共通して存在する課題&まだ顕在化していない
&際立ったプレイヤーがいない (SAP等を除き)
⇒啓蒙するには時間・パワーがいるけど、”相手にとって不足なし”
②自身がやる意味を見出せるか?(原体験があるか) ⇒Yes⇒(現場で調達に関わったことがあるわけではないですが)コンサルタントとして、当該領域を意識したタイミングは多々ありました
⇒新卒入社で最初のプロジェクトが間接費の領域でしたし、複数回プロジェクトをやる中で、お客さんの抱える課題も理解がありました
⇒”現場の課題がわかる”し、”その解像度も高い”
③家族のように思えるチームか? ⇒Yes
⇒これは数年前に実際にオファーを貰い、思いとどまったときの経験から来ています。
⇒(オファーの条件も申し分なかったんですが)当時100名超の規模で、
なんとなく”出来上がった”感を感じてしまったのです。だからこそ、飛び込むきは、自身が家族のように思えるチーム、そんなところに行きたいと思うようになりました
⇒そして、自分が3人目、しかも社長は愛すべき後輩。”これが家族じゃなかったら何なんだ”


全部Yes。”これは運命なんだろうな”と思い、
大平と話をしてから、1か月も経たずして、ファームに辞意を伝え
退職・参画するための準備を始めました(~2019年の3月下旬ごろ)

A.T.Kearneyの代表に辞意を伝えたときのことが印象に残っています。

3月末に予定されていた海外研修があり、
”退職するので、キャンセルしようと思います”と伝えたのですが、
その時に、代表が”参加したら君の成長のためになるんでしょ?だったら行ってきなよ”と送り出してくれ、ファームの懐の深さを感じました。


参加した海外研修は、Leadership Questというマネジャーとしての立ち居・振る舞いをワークを通じて学ぶもので、数ある研修の中でも、一番学びが多かったです。
(英語で、タフなシチュエーションのロールプレイをするのは正直、めちゃ大変、、、笑)

マネジャー研修@バンコク


かくして、4月下旬に最終出社し、A.T.Kearneyを退職。
Leanerに参画するまでの約1か月間は、”海外旅行”に行ってました
理由は単純。 数年コミットする気概なので、
”さすがにここまでゆっくり時間は取れない”
そして、”一度は世界一周してみたかった”からです。
香港、エジプト、トルコ、ニューヨーク、サンフランシスコに行って、
文字通り”世界一周”してきました
(こちらについても、またいつか)


●Leanerでの日々、今後やりたいこと


5月末に参画して、早くも3か月くらいが立ちました。
もちろん、色々ありますが、
・答えがない中での葛藤
・上下ではなく、フラットな組織での検討・推進
・その中で、”日に日に”、”少しずつ”前に進んでいく感覚
(組織も、事業も)
日々楽しくやってます!

”今後、Leanerでやってみたいことは何ですか?”とよく聞かれるのですが、
・BtoBにおける情報の非対称性を解消すること
・結果として、クライアントの利益を底上げすること
・さらには、BtoBのサプライヤ双方の効率性を飛躍的に上げること


やりたいことを上げれば、キリがありません。


あえて、言語化するなら、調達・経費管理に関わる顧客企業の”ペイン”、”不”を解消し、日本企業の成長に貢献すること。
(参画してから、それまで以上に、この領域の”闇”を感じています笑)
その結果、”Leaner”という組織・プロダクトが、社会に必要とされ、持続的に/非連続に、成長し続けること。


その実現のために、今一度、自分自身を”ストレッチ”し、
努力し続けよう
と思います。


改めて、至らない点もあると思いますが、よろしくお願いいたします!
(長文、駄文、失礼しました)


2019年8月吉日
株式会社Leaner Technologies
COO
田中 英地



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