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世はまさに大漂流時代

最近、「優しいし、信頼できるし、大好きだけど、受動的な人」が異様に増えた。

個人の問題ではなくて、私を取り巻く社会全体の傾向として、受動的になってきているように感じる。

極力決定権を持たないように。
相手を否定しないように。
刺激しないように。

そんな社会で、私は本音の共有を渇望している。

でもここで対話を避ける人に対して『喧嘩するほど仲がいい』みたいな『雨降って地固まる理論』を持ち出しても、納得しないと思う。

この理論は、対立の後で互いに関係修復に努めることで成立するわけだけど、正直その修復作業である「今まで違う環境で生きてきた人同士の思考の擦り合わせ」はかなりカロリーが高い。
そんなエネルギーを使ってまで仲直りしようと相手は思ってくれるだろうか。そう思ってもらえるほど自分は価値のある人間なのだろうか。

受動性はそんな現代のネガティブを孕んでいる気がする。

それともみんな省エネモードで生きてるだけなのかな。

勝手に進む時間に身を委ねて揺蕩う。どこに行くかわからないね。ワクワクするね。勝手に景色が変わるね。自分は何も変わってないのにね。ここはどこだろうね。

漂流してるね。

奨学金返済に充てます。