シェア自転車は交通問題の救世主になりえるか?

私の尊敬する起業家の方の言葉で「野蛮な成長、壮大な社会実験」というものがあり、中国や各地で繰り広げられるシェア自転車サービスの成長を指して使われている。が、私は個人的にはこのサービスが大嫌いである。都市部の交通問題を解決する方法として自動運転の車は論外で、低速度化・複数手段調和型・インフラ協調型などは有効な手段である思っているのだが、それでもこのサービスは気に入らない。

なぜか?美しくないから。

先日、シドニーに出張する機会があり、その街中でも多くの壊れた廃棄シェア自転車を見かけた。その多くは車輪がひん曲がっていたり、車体自体が曲がってしまっていたりした。便利でそれらが交通課題の一部を解決している(する可能性がある)事は否定しないが、制度設計的に「壊され、捨てられる車体がある事は仕方ない」となっている点が歯がゆいのだ。

ぜひ、真の意味で社会的な大義の為に壮大に実験し、野蛮に成長して欲しい。

https://wired.jp/2018/05/15/americans-falling-in-love-bike-share/

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