技術は「道具」であり、使い手により悪にも善にもなる

AIは「正しい」解答を引き出してくれる魔法の箱、ブロックチェーンはそれに守られた情報が「正しい」と証明してくれる、、、等々新しい技術に対する過剰な期待は古くて新しい問題である。ガートナーのハイプサイクルはそれを可視化したものだろう(あれ自体がハイプをさらに煽っているとも見えるが)。

物事の正しい・正しくないは一義的に決められる事はなく、多くの条件により変化する。また、その多くの条件の大部分にはデジタル化されていない、あるいは情緒的な要素なども含まれるので、AIが入力として使える情報自体にかなりバイアスがかかっている。さらに、デジタルデータは複製が簡単だし、データ自体の改竄もできる。つまり、嘘の入力を大量に入れる、あるいは真実だけどその情報の量を偏らせる事はかなり簡単にできる。それらの入力を得たAIがどういう結果を出すか?出力結果の蓋然性は(対象スコープ内での)入力データの客観性の担保が前提条件である。

https://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120118/226265/071300014/?n_cid=nbpnbo_mlpum

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