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シニア男子 保育士を志す(2)

職業訓練校_合格者説明会で再認識

 3月16日、4月の開校前に合格者説明会がありました。私が入学する訓練校の保育士コースの定員は30名でしたが、学校の説明によると定員以上の応募者があり、不合格になった方もいたそうです。不合格になった方には申し訳ないですが、合格させていただけて、保育士資格を取得する機会をいただけて、大変ありがたいです。

 事務手続き以外の説明としては、①基本的に休まず授業を受けること、②保育士の資格を取得したら、その資格を活かす仕事に就くことを、特に強調して説明されました。

 合格者説明会の参加者は、予想通りですが、私より若い女性がほとんどでした。彼女達と、2年後の訓練終了時には、同時に就職することになりますので、就職先となる保育園に、私のようなシニア男性を選んでもらうのは、やはりハードルが高いと再認識する機会となりました。

雇用保険受給と保育補助アルバイト

 合格者説明会の気付きから、他の訓練生より何か頑張っておく必要があると考えました。保育の仕事の知識・経験を得て、保育現場の実情を理解したいため、保育補助のアルバイトをするのがよいと思いました。

 雇用保険を受給しながらアルバイトするには、就労と見なされない条件の1日4時間未満、週20時間未満を守る必要があり、保育園のアルバイト・パートで、この条件を満たす求人はほとんどありませんでした。何度も、アルバイト求人サイトを検索する中で、幸運にも授業が終わってから通える夕方16時から19時の3時間の保育補助の求人を見付けました。本当は、授業が始まり日々の勉強がどの程度必要なのか分かってから、アルバイトを決めたいと思っていましたが、自分のできる条件を満たすこの求人は逃せないと思い、授業開始を待たずに応募することを決心しました。

保育園の面接にて

 この保育補助のアルバイトに応募した後、応募先保育園の園長様に採用面接をしていただきました。園長様には、会社を退職して保育士になると、給料が相当下がるが、大丈夫なのか?と心配されました。その他、アルバイトの条件説明の他に、下記のような情報とアドバイスをいただきました。

1.近年の保育士は、保育園でお子さんの保育をする他に、家庭での保育との連携ため、親御さんへの連絡や説明が多くなり、仕事の負担が増えている。

2.保育園の仕事は、腰と膝の負担が大きく、特に0歳から2歳の子を担当する場合は、3歳から5歳の子を担当する場合より、それらの負担が大きい動作が多いので、高齢者は腰と膝を傷めないように気を付ける必要がある。

3.私の3歳までの保育への関心について、0歳から2歳の小さなお子さんを男性が担当することを、嫌がる保護者の方がいる。

 採用の面接でしたので、詳しい話は聞けませんでしたが、3点目の男性保育士に対する保護者の意識については、これまで考えていなかったので、実情を気付かされました。

保育補助のアルバイトにチャレンジ

 面接の翌日、園長先生より採用のご連絡いただき、4月途中から、いよいよ保育補助として、少しですが、子ども達に関わる仕事を始めることができます。また、4月8日より職業訓練の授業が始まり、新しいことを学べる日々がスタートするので、とても楽しみです。(つづく)

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