〈備忘録〉文化財団中間報告会編①

〈備忘録〉シリーズの続きを。
研究編③では、今年書いたもう1本の論文執筆の反省点を書きたいと思っていますが、
年末ギリギリが再校正期限だったので、もう少し時間が経ってから書きたいと思います。

昨年(というか令和3年度)とそれ以前における大きな変化として、
研究助成金を頂いた、という点が挙げられます。

有難いことに、自分が現在取り組んでいる研究が
サントリー文化財団様2020年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」の助成対象となりました。
おかげさまで、写本の写真を入手できました。
博論の精度を上げられるよう、精進します。

多分その申請準備に関する備忘録をまた作成すると思いますが、
(そっちの方が需要があるのかもしれませんが)
それは一旦置いておき…。

今回は、「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」の中間報告会に関する備忘録を。

今回選んでいただいた助成は人文学を研究している若手研究者が対象ということで、
同世代の研究者の方々と交流することができ、
とても多くの刺激を受けました。
(もっとも、自分自身はまだ研究者を名乗るほど業績や成果を出していないと思うのですが)

率直な感想としては、
①皆頭いいな〜華やかな研究やってるな〜
②それに比べて自分は…泣
と劣等感を感じざるを得ない報告会でした。
学会発表終わった時と同じ感じ。つまりいつものことだ。

帝国日本と軍軍医部の学術ネットワークに関する研究をしている方は、何と同じ大学院、同じ研究科。
でも初めましてでした。やっぱり院生になるとそんなものか。
せっかく同じ棟で研究してるんだから、何かしらの交流ができないだろうか?

マキァヴェッリの研究されてる方の発表を聞いて、
多分こういう人が研究者として大学に残って、
研究を引っ張って行くんだろうなと思いました。
無茶頭切れる人。多分年下だけど、絶対頭いい。
話し方も知的で素敵。
(一方僕は質疑応答で笑いを取りにいこうとしました反省してます)

歴史とは、という凄く根本を問う研究なのかなと思いました。
実はこの方の次が自分の発表だったのであまりしっかり聞けなくて残念。そんな余裕無かった。

ミュージカルのネットワークの研究されてる方の発表は大変興味深かったのですが、
残念ながら、発表後、全くお話出来なかったです。
実はサンスクリット修辞学の関係で、サンスクリット演劇論にも最近興味があるので、
演劇やミュージカルの研究ってどうやってするのか、伺ってみたかったな。

アフリカの現代アートに関する研究をされてる方は、とても情熱というか責任感というか、そういうものを持って研究に励まれている方だと思いました。
多分自分には、知識だけでなく、そういうものが欠けてるのかな、と思いました。
やはり情熱、責任感のある方の発表にはそれだけ思いが載るので、とても引き込まれました。

アフリカの現代アートとは、結構ニッチな研究だと思うのですが、
それに取り組む意義、使命を、少しだと思うけれど知ることができました。

多分後日研究成果報告書が発表されると思います。
もしご興味のある方は是非確認してみてください。

https://www.suntory.co.jp/sfnd/research/

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