開幕

東京五輪が開幕して数日が経った。

開幕するまでに様々な紆余曲折があったが、無事に開幕を迎えことができたのはよかったと思う。


開会式では出場する選手たちが入場行進を行う。今回は、国・地域ごとにあいうえお順での入場だった。

この入場行進がいつも楽しみである。世界には現在200を超える国・地域があるのだが、選手それぞれに個性があふれている。国名を改めて知る機会にもなっている。


五輪中継はテレビやネットを通じて世界中に放映されている。入場行進は国・地域を世界中にアピールできる場でもある。

最初に国名が書かれたプラカードが入場してくる。お馴染みの国名、何となく聞いたことがある国名、初めて聞くような国名。興味が沸いてくる。

続いて旗手を担当する選手が入場してくる。国旗にも様々なデザインがあることが分かる。それぞれに意味が込められているのだろう、理由を知りたくなってくる。

その後に選手たちが一団で入場してくる。様々な衣装を身にまとっている。色鮮やかなもの、格好良いもの、おしゃれなもの。見ていて飽きない。


選手たちの様子を見ていると、楽しそうな雰囲気が画面越しに伝わってくる。笑顔を見せている人、テンションが上がって踊りだしている人、カメラに向かってアピールしている人。


入場行進を終えた選手たちは競技場で開会式に参加する。何となく国ごとにまとまってはいるが、中には他の国々の選手たちと交流している様子も見ることがある。

国・地域という括りはあるが、一人のアスリートとして五輪に出場しているということを再認識する瞬間でもある。

試合の際は国・地域を代表して戦うことになるが、アスリート同士の最高峰の戦いであるということも忘れないようにしたい。

素晴らしいプレーの数々を見れるのが楽しみである。それが東京で行われているという貴重な時間をしっかり味わいたい。