プレミアゲームソフト紹介⑧

高橋名人の冒険島4

概要

言わずと知れたファミコンを代表するアクションの一つ。 石斧を持った原始人ルックの高橋名人が、キュラ大王に攫われた恋人のティナを助け出すためステージを駆け抜けていく事になる。

あまり知られていないが、本作はセガ発売、ウエストン制作のアーケードゲーム『ワンダーボーイ』（86年）の主人公を高橋名人にキャラ変えした、れっきとしたアーケードからの移植作にあたる。

ゲーム内容

上部にバイタリティのゲージがあり、時間経過で徐々に減っていく。0に達するとミスになる。
フルーツを取得するとバイタリティが回復する。
アイテムは卵に入っていて、武器を2発当てるか蹴飛ばすと割れて中身が出てくる。
最初から出現している卵には、基本攻撃手段である「石斧」が入っている事が多く、石斧を既に持っていると「スケボー(後述)」「ミルク(バイタリティ全快)」「花(フルーツの得点が2倍になる)」「ハニー(一定時間無敵)」に変化(*1)。スケボーが出るタマゴをスケボーに乗った状態で割るとミルクが出る。たまに石斧が無くても花やハニーが出るタマゴもある(*2)。

マイナス効果の「悪魔ナスビ」が入っている卵も存在する。ナスビ(*3)が名人にまとわりつき、その間はバイタリティがすごい速さで減少し続け、バイタリティゲージが2目盛りまで減るとナスビが去っていく。
フィールドに隠されていて見えない卵もある。放った攻撃が消える場所がその印で、そこでジャンプすると出現する。

中身はマジカルファイヤー(武器強化　岩などを破壊できる)→レッドミルク(バイタリティ全快+最大値が4メモリ増加)→ジュエル(2000点)×3→としゆき(*4)くん(1UP)の順で出る。
もし石斧を持っていなかった場合はマジカルファイヤーが抜かされレッドミルクが出る。レッドミルクを取った後石斧を取ってもマジカルファイヤーが出るのはジュエル3つを取った後になる。
特定の面にはフルーツをたくさん取れるボーナスステージが存在する。
攻撃が消えるがジャンプしてもタマゴが出ない場所(*5)がありその付近で待機するとボーナスステージ行きの雲が出る、または特定の隠れ卵から鍵を取っていると本来下に落ちるリフトが上に上がる、のいずれかの方法で行く事ができる。ボーナスステージに入った時と出た時にバイタリティが一定値まで回復する。
各ステージに1つずつ「ポット」が置かれていて取ると1000点入り、クリア後のライフボーナスが2倍になる効果がある。
通常は普通に配置されているが、2-4からはポットが岩や敵に化けて隠れているようになり、触ると正体を現す(*6)。この時はバイタリティは減らない(*7)。
赤い花が咲いている場所では、後ろから高スピードで走ってくる獣人の「コヨーテ」が出現する。武器を投げるとジャンプする奴もいて、花についている葉っぱの色で見分けられる。

武器を1発当てると一瞬動きが止まり、体色が変化してまた走り出す。武器を2発当てると倒せるが、背後から攻撃してトドメを刺すとファミコンのコントローラが出現し、取得すれば1000点のスコアが得られる。
各ラウンドのボスはキュラ大王。頭部が弱点だが、全部で8つの顔を持っており、ラウンド8以外のキュラ大王を倒すと破壊された頭部に代わる新しい顔が現われ、飛んで次のラウンドに逃げ去る。

買取参考価格

¥9200

引用元
「ゲームカタログ@Wiki　～名作からクソゲーまで～」