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プレミアゲームソフト紹介11

クライシスフォース

概要

コナミが最後に発売した、「ファミコンではオリジナルの」シューティングゲーム。
それというのも、同社がディスクシステム移植のROM版『もえろツインビー』を発売したため、厳密には、そちらこそがコナミ最後の「FC用STG」という事になる。
2人同時プレイが可能で、主人公はどちらもオーラウィングという戦闘機。ただし1Pと2Pで色は違う。
本作はROMに、かの有名な『グラディウスII』にも装備された特殊チップ「コナミVRC4」を装備。同作譲りの尋常でない作り込みで、プレイヤーを魅了してくれる。
発売されたFC時代は世紀末ネタが流行っており、本作も199X年を舞台としている。

ストーリー

時は199X年、東京の同じ高校に通う双子の兄妹、アスカとマヤ。2人は古代遺跡研究家の両親と、ごく普通の生活を送っていた。
ところが、ある日を境に2人は、同じ不吉な夢を見るようになり、それがまさしく現実となってしまった。1万年の時を経て古代国家アトランティスがかつて滅び去った世界各国の古代文明と共に、7つ化け物を復活させた。
アトランティスの未知の兵器を前に、現代の科学ではなす術がなかった。たちまち戦火が世界を覆い、ついに魔の手は日本にまで及んだ。アスカ達の両親も巻き込まれてしまい、息を引き取る寸前に2人はある真実を聞かされた。自分達は本当の両親ではなく、17年前遺跡発掘のために訪れた無人島で、古代ムーの民によって作られたオーラウィングと、その中の生命維持装置で生き残っていた、赤ん坊のアスカとマヤを発見したということを────。
そう、2人とは1万年前にアトランティスと最後まで戦った、ムーの勇敢な戦士の子供だった。
アトランティスが復活した今、自分達の使命に目覚めたアスカとマヤ。
他に人類を救える者はいない!
2人は未知なる力を秘めた2機のオーラウィングに乗り込み、暗雲立ちこめる大空へと飛び立った。

特徴

本作はFCでは珍しく、なんと弾幕シューティングである。
FCの弾幕シューティングはこれ以外には『バトルフォーミュラ』や『サマーカーニバル'92 烈火』等数える程しかなく、貴重なジャンルと言える。
全7ステージ。
システムとしては十字ボタンで移動、Bを押しっぱなしでショット、Aでオーラウィングが変形、Bを押しながらAで回数制限付きのボム。オーラウィングは何度でも変形可能だが、形態によってショットやボムの性能が大きく変わる。あらゆる状況に応じて使い分けるという戦略性を持たせる事に成功した。

買取参考価格

¥7000

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