雑談で相手の心を動かすには

雑談力は様々な本で、社会人の普遍的なスキルとして紹介されています。私も普段から病院などのお客様とお話しする機会が多いのですが、雑談があるとないとでは、全く結果が違ってきます。そんな雑談で相手の心を動かす方法について考えてみました。

結論▶︎
自分都合ではなく、相手都合で会話する。


数日前に行った美容室で、こんなことがありました。
普段は、安く済ませたいため、1つのお店に固定せずに毎回違うお店に行きます。先日は、たまたま2回連続で同じお店に行くことにしました。そこで、前回と同じ方が担当してくれることになりました。

その担当の方から「2回目のご来店ありがとうございます。まだまだ未熟者で、お客さんがなかなか付かなかったので、嬉しいです」と言う言葉をかけられました。

とても素直でストレートな言葉でした。本人としては何気なく発した言葉だったように感じます。ただ、私としては、少し違和感を覚えてしまいました。その理由は、担当者の欲が見えてしまったからです。

人間が一番興味あることは「自分自身」です。雑談では、いかに相手のことを中心に会話を進められかが、その雑談の行方を決めます

今回のケースだと美容師さんは、「嬉しい」という感情をただ伝えるだけになってしまいました。もっと言うと、「お客さんが付くことが嬉しい」という捉え方もできます。

残念ながら、1、2回しか会ったことのない人に対して、興味を持ってくれる人はいません。そんな状況で、自分の感情を伝えるだけでは、相手の心を動かすことはできないでしょう。

▶︎ではどうする??

冒頭で紹介したように「自分都合ではなく、相手都合で会話する」ことが大切です。
例えば、今回のケースで相手都合を意識するとすると、、
「2回目のご来店ありがとうございます。まだまだ未熟者で、なかなか2回連続で来てくださる方も少なかったので、とても嬉しいです。前回、お客様のスタイリングをさせていただいた記録を残していますので、特徴をいかしたヘアスタイルなどをご紹介できればと思います。」となります。

少し長い雑談になってしまいますが、大切なのは「相手のこと」です。自分の自己開示もしつつ、相手のことにいかにフォーカスしていくかが相手の心を動かすコツです。

以上です。
誰かの参考になれば幸いです。

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