【日本人のルーツ】神道とは 宗教とどう違う?
こんにちは!
日本人の大半は、何教ですか?と聞かれた際に中々答えられないことが多い反面、周りには神社や寺が溢れている不思議な民族ですよね。
このような状況になった一因とも言える、神道の在り方を見ていきます!
そもそも宗教とは
世界にはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教と言われる一神教から、ヒンドゥー教などの多神教などの様々な宗教が存在します。
あまり馴染みがないですが、宗教はその土地や民族の成り立ちとなる神話や、その神からの教えが語られるものです。それが教えとなり、生きる上での指針となるものです。
上記を踏まえたうえで、宗教の定義とは、「教祖」「経典」「教団」の三要素を有するものとされています。
ここで神道を見ていくと、あることに気が付きます。
それは、神道が先述した宗教の定義に当てはまらないのです。
その理由を見ていきましょう。
神道とは
日本人のアイデンティティを形作っているのが神道です。
あまりぴんときませんよねww身近にある神道を挙げていきます。
このように、実は神道にあふれているのです。
では神道とは何か?なぜ宗教の定義に当てはまらないのか?
その答えは、まず何を神様とするかというところにヒントがあります。
日本人なら当たり前の感覚が世界的にはユニークなのです。
まず、宗教においては、神様は人とは異なります。
ただ、神道において、神様とは先ほどのイザナギ・イザナミのように日本の神話に出てくる方もそうですが、私たちのご先祖様も神様なのです。
その理由は縄文に遡りますが、死んだ人のお墓は集落の真ん中に作ったといいます。
これは、自分の子孫を見守りたい、見守ってほしいという想い=愛情からできた風習です。
その名残で、亡くなった祖父の写真を家に飾り、「おじいちゃんに怒られるよ!」「おじいちゃんが見てるよ!」という家庭が現代にもありますよね。
死んだご先祖様を仏様と言ったりすることがあるように、神様と同一視しているのです。
この前提を踏まえて、神道とは何かという話に戻ります。
宗教が、今生きている自分が進行するものであるのに対して、
神道とは、神(祖先から伝わってきた伝統や愛を未来の子孫に繋ぐ、立派な先祖になる為の)道なのである。
そういった意味で、道なのである。
また、神道においては万物に(自分にも他人にも)神が宿っていると言います。これも一つの愛だと思います。
外国人の方からすると、日本人は道徳心をどうやって学ぶのか。善悪はどう判断しているのか、不思議で堪らないといいます。やはりその答えは、愛は教えてもらうものではないということだと思います。
世界でも類を見ない特殊な神道。ご興味ありましたら是非神道を深堀してみてください!!
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