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トガプロ自習室8月を終えて

こんにちは!トガプロ3年、”いじられ”担当役員のしゅんです(笑)

トガプロに入ってだいたい4ヶ月近く経ちました。村にいけない日々が続く中ですが、自分たちなりにやれることを模索しながら、活動を続けています!☺️
オンラインだからこそ出来ることを大切にし、利賀村にこれからも貢献していきます!

前置きが長くなりましたが、8月末にトガプロ自習室を行ったので、それについてお話ししたいと思います。トガプロ自習室については、りょうさんが説明してくれているので、そちらをご参照ください

8月は「地方への移住」をいうテーマで、トガプロメンバーに加えて、ゼミの他のメンバーとも話し合いました!今回は自分がそこで思ったことを中心に書いていきたいと思います!

「地方への移住」は本当に移住者・受け入れる者を幸せにしているのか?

一般的に考えれば、地方への移住はその地域の「定住人口」の増加に貢献するものですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

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地方移住に関するアンケート調査より
移住経験者対象N=790(全国4,800名のうち移住経験者790人)
平成30年10月調査実施:株式会社読売連合広告社調べ

上記のグラフを見てください。移住経験者の約16%は移住から去っていることが分かります。この数字が多いかどうかはご想像にお任せしますが、ここで言いたいのは移住した全員が全員そのまま住み続けることは難しいということです。

各メンバーで、移住にはどんな困難があるのかを考え出してみました。

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地方移住の物理的困難

一番の代表例は、生活に必要なものが手に入る環境がないor少ないことなのではないでしょうか?大部分の人は食料を自分で何処からか購入しなければならないはずであり、そのためのお店が距離的に離れていることは、移住してきた人にとってものすごく不安要素になりえます。実際に、利賀村も近くのコンビニまで車で片道約1時間もかかります。離島などでは、近くのお店まで距離的には離れていませんが、必要物資が入ってくるのが1週間のうち数回しかなく、「なくなってしまうのではないか」という不安感があるはずです。

必要なものに地方の人の手を届かせるためには?

例えば、必要なものを自宅まで届けてくれる配達サービスを活用することが考えられます。時間を節約でき、わざわざ自分から遠く離れたお店まで出向く必要がなくなります。

しかし、配達サービス側としては、都会とは違って、距離的に離れている地方の村に何度も行くのは現実的ではなく、1人1人のニーズに応えるのはとても難しいです。

テクノロジーの進化によって、現代の生活はとても便利になりました。しかしながら、都市ばかりにその恩恵が行き届いており、今一番必要な地方には行き届いていなのが現実です。そこで、自分たちが考えたのが「ドローンによる配達」です。ドローンは、地方の人々が簡単に生活必需品へのアクセスできる可能性を秘めたものです。
実際に、国土交通省もドローンによる配達の可能性に注目しており、今後の地方で生活する上での大きな不安を取り除くことができるかもしれません。

地方移住の精神的困難

精神的困難の中で、一番挙げられるのは、移住先で知り合いができるかどうかです。移住先でなければならないのは、やはり人との繋がりです。地方の村では既存コミュニティが強いので、そこに新たに入っていくには見えない壁が存在しており、そこへ帰属することが難しいことがわかります。

既存のコミュニティへの参加を促すためには?

このようなソフトな問題を解決するには、お互いに分かち合う必要があります。分かち合うといっても、さまざまなアプローチが考えられます。まずは、移住する側がよく移住先のことを調べておくことです。土地性や気候、住居だけではなく、そこのコミュニティ、どのような人がいるのかなど、あらかじめ把握しておくだけでも、実際に住んだ時とのギャップを埋めることができます。そして、移住先の人たちも取り組む必要があり、移住者に積極的に話しかけるなど、基本的なことがとにかく重要です。できれば、移住する人が実際に住んで感じたものと、想像してたものとのギャップをなくすために、移住前から移住先人が日々の生活において感じることだったりしたものを情報発信することもいいかもしれません。

幸せな移住とは?

そもそも、移住とは何のためにやっていることなのでしょうか?
「新たな場所で生活したい」、「仕事・家庭の都合で」が移住の大きな2つの理由なのではないでしょうか?どちらにしても、自分の置かれている環境を変える事に変わりはありません。新たな環境だからこそ、今まで気づかなかったことに気付き、自分の視野を広げることができるようになります。これは、移住先の人も、移住者との新たな出会いによって、今までの閉鎖的な環境に新たな価値観を生み出すことができます。簡単な移住などないかも知れませんが、移住するもの・それを受け入れるもの双方がきちんと手順を踏んで取り組めば、大きな結果につながるのではないでしょうか。

こんな感じで色々勉強した8月のトガプロ自習室でした。普段、アウトプットが中心の活動なので、このようなインプットである「座学」で学ぶことは非常に貴重な経験です。これからも、この学びを活かしてトガプロ一同頑張っていきます!😄


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