広報関係者の交流会についてのふりかえりと正直な想いを伝えます
ゆめみの福太郎です。2000年創業のDX内製化支援事業を行う株式会社ゆめみで、今年の8月から執行役員CCOとして広報領域を担当しています。
何があったのか
企画・運営してきた「広報さん合同バースデーランチ会」の取り組みに対し、ポジ・ネガ・激励を含め、たくさんの方からさまざまなお声をいただいたことで、広報界隈における論点のひとつになりました。これによって、そもそもこの会を始めたきっかけや、なんのためにやっているのか、これからどうすべきなのか考える機会となりました。
背景と経緯
会を始めるまでに、このような背景と経緯がありました。
みなさんのお悩みや、アタシが大事にしている理念に基づき、
①受けたGIVEを自分ならではのスタイルで広報コミュニティに還元したい
②まだ仕事を始めたばかりで右も左もわからない広報さんや、横の繋がりを作るきっかけがない広報さんの最初の一歩目を応援する存在でありたい
③お祝いの場というポジティブなコンセプトの会であれば人見知りで緊張してしまいがちな人でもリラックスして参加者同士がポジティブな関係性を構築しやすい
こんな想いから始まったのが「広報さん合同バースデーランチ会」です。
2023年5月会を皮切りに計4回開催し、延べ92人の広報さんが参加してくださいました。
正直な胸の内
今回のことをきっかけに、広報界隈のみんなから距離を置かれてしまうことも覚悟しました(涙)。
しかしながら、多くの広報仲間が個別に連絡をくれたり、励ましやアドバイスを寄せてくれたり、向き合おうとしてくれたことで心が救われたし、本当に支えられました(心の中で応援しつつ、あえてそっとしておいてくれた方もいらっしゃると思います。ネガティブな論調に同調せず静観してくださっただけでも救われてます)。
今こうしてアタシがなんとか立っていられるのも気にかけてくれて寄り添ってくださったすべての広報さんのおかげです。この場を借りて改めて感謝をお伝えします。この気持ちは一生忘れません(一人ひとりの顔も浮かんでます)😢
また、今回の件はアタシ個人の問題であると同時に、思想や主義によって広報コミュニティが分断される危険性があると感じました。それだけは絶対に避けたいと思いました。
そのため、反論や皮肉、煽り、自虐といった感情的なリアクションは一切行わず、対立構造にならないように細心の注意を払いました。
と同時に、たとえネガティブな内容であってもアタシの存在と取り組みをきちんと調べてくださったうえで意見を発信してくれている姿勢そのものに敬意を表すとともに、『自己修正』による成長機会を与えてくれた感謝の気持ちを大切にしようと思いました(もちろん人間なので心の葛藤はありましたが…😢)。
どのように向き合ったか
アタシは約10年間、PR会社に身を置きPRパーソンとして経験を積んできました。
という井之上パブリックリレーションズ時代に学んできたことを念頭に置いて(PRパーソンとして)考え方と行動を設定しました。
そのなかでも特に『双方向性コミュニケーション』と『自己修正』を大切にしようと考えました。
そのうえで、特に意識したことは以下の3点です。
第一に、いちばん大切なステークホルダーである、会に参加してくれたみなさんの不安を払拭し、尊厳を守ることを最優先にしようと思いました。
この点は最優先かつ徹底的にこだわりました。主催者としての思想やエゴは完全に排除しようと心に決めました。
そして、過去に会に参加してくれたみなさんの声に耳を傾けるために匿名でのアンケートを実施。結果的に50人もの広報さんから熱量の高い率直な意見が集まりました。
ありがとうございます!
みなさんからの率直なご意見を真摯に受け止めています。
第二に、もともとの想い・原点に立ち返ろうと考えました。
約2年前にPR会社から事業会社に転職。初めてのインハウス広報として不安で孤独な日々を送るなか、広報さんたちがボランティアで自主開催する交流会や勉強会におそるおそる参加したところ、(このキャラも含めて)温かく迎え入れてくれて心理的安全性を担保しながら、多くのご縁や学びに恵まれて助けられ(まくっ)てきました。
これまでに広報さんたちから受けてきたGIVEを「自分らしい方法で広報コミュニティに恩返ししたい」「人とのご縁を繋ぐきっかけ、そのための場作りをしたい」という想いが強まり、そのための方法として、お祝いの場というポジティブなコンセプトの会であれば人見知りで緊張してしまいがちな人でもリラックスして参加者同士がポジティブな関係性を構築しやすいということでバースデー会形式とした原点を再確認しました。
第三に、ひとりで抱え込むのではなく一緒に運営しているメンバーと一緒にスクラムを組んで向き合うことにしました。
議論してる暇があったら責任とれる人間が黙って行動したほうが早くない?という志向が強いタイプなんです、アタシ。。しかし今回は『双方向性コミュニケーション』を大切にすることを自分に課しました。今後どうしていくのが広報のみんなにとってハッピーなのか?という問いを立てて、アンケートで得られた声を踏まえて、会の活動休止も選択肢に入れて運営メンバーの3人と一緒に考えました。ある日はオンラインで、ときにはオフラインで何度もなんども顔を突き合わせて話し合いを重ねました。
批判的な見解を含めた様々な声を真摯に受け止めながらも、「会を継続してほしい」「他にはない良さがある」という声が多く集まったことにも背中を押され、「やっぱりなんらかの方法で広報コミュニティに貢献したい」「まだまだできることはあるはず」という想いを再認識するに至り、会を継続することに決めました。
内容や進め方に関しては、今後も参加者からのご意見・ご要望などを継続的にキャッチアップしながら、より良い形に進化させていくつもりです。具体的な方針については、過去の参加メンバーのグループにご案内させてもらいます。
夜間・週末もいとわず時間を作ってくれて、ときにはシビアな意見もぶつけてくれながら全力で伴走してくれた運営チームのよしっぴ、しばっち、つかっさーにこの場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えます(ギュン謝)!
まとめ
広報界隈においては、各自がGIVEのマインドをベースに、スキルアップや関係構築を目的とした企画や取り組みが日々(非営利で)行われています。本当に素晴らしいですよね。
ご縁をつなぐ交流会も有益だし、しっかりと知識を身につける勉強会も大切、意見を交換し合えるディスカッションの場も必要。無駄なことは何一つないし、必ず誰かの役に立ってる。アタシ自身も広報仲間が主催する勉強会や交流会に参加させてもらうことも多く、いつもたくさんの学びやご縁をいただいています。
そんなGIVEのマインドに溢れた広報コミュニティが大好きですし、これからも、日々受け取っているGIVEを自分ならではのスタイルで広報コミュニティに還元したいという理念は揺らぎません。
特に(自分が通った道だからこそ)、まだ仕事を始めたばかりで右も左もわからない広報さんや、横の繋がりを作るきっかけがない広報さんの最初の一歩目を応援する存在でありたいと思っています。
そうして試行錯誤しながら取り組むなかで批判や改善要望の声があれば素直に耳を傾けて『自己修正』すれば良い。価値観や表現の多様性を認め合いながら、みんなそれぞれ自律的に判断・行動すれば良いと思います。
「個」と「個」が反応し合いながら成長していく世界線を育んでいきたい。この価値観はアタシが標榜している『パーソナル・リレーションズ』にも通じるものがあるのでまた別の機会に語らせてもらいますね。
世の中にはいろんな考えや価値観を持った人がいます。使う言葉が強い人もいるし、声の大きな人もいます。
でもきっと「成長したい(させたい)」「誰かの役に立ちたい」「もっと業界を良くしたい」「より良い社会にしていきたい」という想いは誰もが共通して持っているはず。
会社の規模や事業フェーズ、各自のスキル・経験、場合によっては気分によっても見える景色や走り方や心境が違うこともあるでしょう。
ちょっとした見解の相違くらいで萎縮することなく、GIVEの灯を消さずに守っていきたいです(よね)。
そしていま、改めて
そのことを噛みしめています。
5,000字を超えるボリュームとなりましたが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
ご意見ありましたら、アタシのXのDMまで直接お寄せいただけたらうれしいです。参考にさせていただきます。
主義や思想を含むのでこの内容についてSNSなどで言及いただかなくて大丈夫です。読んでもらえただけで十分うれしいです。こういう考え方もあるくらいに受け止めてもらえれば幸いです(noteのスキは押してほしいです💛w)。
広報について、人生について、リアルの場でお互いの目を見つめ合いながら語りたいです。
この記事を読んでいただいたあなたにお目にかかるその日を楽しみにしています!!ギュン謝!!!
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