ベストPRパーソンに輝いたサンコー広報ekkyの圧倒的な"叶える力"は、「なりたい自分」をイメージすることから始まった
ギュンにちわ!会えば分かる広報☆ゆめみ福ちゃん(@fukutaro_yumemi)よ!
アタシがリスペクトしてるPRパーソンの人生観や働き方を紹介していく企画「この広報さんがすごい!」
第3回目のゲストはサンコー広報部長★ekky(@shirokuma_ekky)だぞ~🥳✨
ゲスト:ekky氏
今回もアタシの編集家庭教師みずP(@mikkemac)にサポートしてもらいながらこの記事をまとめたわよ~😆✨この絶対的安心感にギュン謝💛
聞き手:みずP
アタシはひな壇のガヤ担当としてトークに混ぜてもらったギュン😉✨
ガヤ担:福ちゃん
福太郎(以下、福):第3回目のゲストは、みんな大好き💛サンコーのekkyをお呼びしましたーん!今日話した内容はnote記事にすることを前提とした公開収録でーす!ではみずPしくよろギュン!
みずP(以下略):ーーekkyさん、よろしくお願いします!ちなみに、福ちゃんとはどこで出会ったんですか?
ekky:よろしくお願いします!2023年1月に開催された「広報は夜の7時」というコミュニティのゲストとして福ちゃんにきてもらったことがあって。そこで初対面でした。
ーーどういうコミュニティなんですか?
ekky:「広報は夜の7時」というのは、広報界隈の人たちが集まる、放送作家の金森さんが起ち上げたコミュニティです。広報の仕事をする上で、横のつながりがあったほうがいいよね、ということで、金森さんが広報の人たちの力になりたいという気持ちで起ち上げたと聞いています。
そこでは、オフラインのイベントを2ヶ月に一度やっていて。金森さんの交友関係から、テレビ関係者の方たちをお呼びして、どうしたらテレビに取り上げてもらえるのか、ということを議論したりもしています。
2022年の7月に「『PRマガジンAWARD』2021 ベストPRパーソン」をいただいたときに、そのお祝いを兼ねて開催したのはオフラインだったんです。
ーー言葉の端々から、温かな雰囲気を感じます。
ekky:めちゃくちゃうれしかったです。そもそも、アワードを受賞したのは嬉しかったけど、コロナ禍だったし、お祝いしていただくことがなかったので。そこで、横のつながりができて、広報の輪の中に入れたという感じもあった。
それまでは、広報の横のつながりはそこまで無かったんですよね。SNSもぜんぜん積極的に使えていなくて。カメラが趣味だったから、写真を投稿するようにしてたくらいで。。お祝いされたのをきっかけに、広報のことを広く伝えようとSNSでも積極的に発信するようになりました。
ーーSNSを始めてからいいことってありました?
ekky:気兼ねなく話せる仲間が出来たり、いろんな繋がりができました。そもそも、人と仲良くなるのが好きなんです。いいねしたりされたり、そういうコミュニケーションがうれしい。そうして発信を頑張っていたら、SNSを通じてメディアさんから声がけいただけたりも。
Facebookでは、家電のライターさん達と繋がって、普段はメッセンジャーでやりとりしているんですが。私がプライベートの投稿として「中古の家を買いました。リフォームしてこだわった部屋にした」ということを書いたことがありました。
すると、ゲットナビ編集部さんから「今度、遊びにいきますね!」というメッセージが届いたんですが、その後、本当に遊びにきてくれて、しかも、ゲットナビ誌上に掲載される「サンコーの広報の自宅にお邪魔する」という企画になってました(笑)うれしかったなあ。
ーー福ちゃんからみて、ekkyはどういうPRパーソンですか。
福:ekkyが居てくれると、その場にいる全員がハッピーになれる。その場の空気が明るくなるし、居てくれるだけでみんな喜んでくれるし、悪い評判を聞いたことがないよね。国民から愛されてるね。愛し愛されることを体現している。まさに国民的PRパーソンと言っても過言ではない!
ゆめみでは、「パーソナル・リレーションズ」という次世代型PRの形というのを考えているんだけど。これからは、個人と個人が影響し合って、個人が際立っていく世界線になっていくのではないか?と思ってて…。で、そういう個人がちゃんと立っている世界というのをekkyは体現してる。次世代型のPRパーソンだと思う。
ーーekkyさん、福ちゃんの話を聞いて、いかがですか?
ekky:福ちゃん、ありがとう!PRは関係性をつくる仕事だから。これからお客さんになるかもしれないみなさん、全員といい関係を結ぶのが大事だと思っています。商品・サービスから、サンコーを好きになってくれるのは嬉しいですし、加えて、会社自体がきっかけだったり、そこで働いてる人をきっかけに好きになったり、ファンになってくださるのも歓迎したいと思ってるんです。
ーーちなみに、ekkyさんにとって、PRパーソンのお手本って居るんですか?
ekky:この人だからっていうのはないです。自分の思いついたことを、やっていくだけ、というか。
成果が出たら続けるし、成果が出なかったら辞める。昔、営業マン時代に、商談をしながらメモを取るのが苦手だったんです。だから、前もってエクセルにメモっていこうとか。他にも、仕事を効率よくやるために、よく使う文章は、登録しておいて自動で出るようにとか。ちょっとした気づきを積み重ねているんです。
ーー創意工夫をするのは昔からですか?
ekky:どこから話そうかな。子どもの頃については、伝えたいことがたくさんありすぎてしまって(笑)
ーーekkyの生き方に迫った、良いインタビュー記事がありましたよね。読んで、すごくぐっときました。
ekky:ありがとうございます。そちらも読んでいただいて。。
私が子どものころは、とにかく言うことを聞かない子だったので、勉強もしてなかったし、学校も行ってなかったです。仕事をする上での要領の良さは、この頃にはなかったんじゃないかな。
もともと登校拒否がちで、小学4年生から学校には行かなくなり、そのまま中学も行かなくて。その後、アニメの専門学校に通い始めたと思ったら、長く続かず休んでしまいました。次の年には、高校受験をしたんですが、勉強不足で落ちてしまって。。
その頃、アニメの専門学校に入学した際に購入したPCで、パソコン通信をしてたんです。まだ、90年代なかばで、インターネットが一般的に普及する前のことです。パソコン通信で知り合った人たちの会話についていきたくて、必死にキーボードを触っていました。すると、どんどんタイピングスピードが上がっていきました。その時間は大きな転機だったように思います。
ーーそこで、大きく空気が変わった感じがしますね。
ekky:その後、高校に入ったんですが。高校に入ったら「なりたい自分になりたい」と思って「なりたい自分」を紙に書くようにしたのを覚えています。この能力を身に着けたい、とか。そうしたら、自然に勉強も集中できるようになったし、なんとなく友だちも出来てきたんです。
当時、自己啓発の本を読んでたのかな。「紙に書いたことは叶う」という考え方をその通りにやってみたらうまくいったんです。
それで、高校入学したとき、同学年のみんなより2歳上だったし、崖っぷちなので、絶対に休まないと決めて「みんなのお手本になろう」って紙に書いたんです。
勉強面もそうだし、コミュニケーション能力、簿記やパソコンの資格を取ろう、とか。何年後に何やりたいとか、将来どうなりたいか、庭付きの家を買って。時計がほしいとか書いてたなぁ。
ーーすごいです。最近でもやっていますか?
ekky:前もってイメージすることは続けています。今なら「メディアさんはekkyをどう使いたいかな?」というのを常に考えています。コメンテーターとしてなのか、芸人さんの枠なのか、販売士として求められているのか、など、前もって考えを整理するようにしてますね。
福:ビジョンを具現化する意志が溢れている。人生観があふれてるよね・・。アタシの場合、戦略的に紙に書くとかじゃなくて、環境に飛び込んで、逃げ道をなくす・・とかかな。ノリがガテン系(笑)!!
ーー福ちゃんにも、こういうターニングポイントはありますか?
福:人生の流れが変わったターニングポイントでいうと、社会人5年目で独立する決断をした場面かな。そこは、えいや!という勢いで踏ん切りをつけるしかなかった。
ーーその時って、誰かに相談した?
福:今のマイボス、れいっち(ゆめみ代表)に相談した。「会社にしばられる時代じゃないし、チャレンジするといいと思うよ、あはは」と軽やかに背中を押されたんだよね(笑)。まだゆめみに入るずっと前のことなんだけど、それも縁だよねぇ。それにしても、さっきのekkyの話からは、自分の人生の意志決定を積み重ねてきているのが伝わってきたね。
ーーekkyにとって、人生のターニングポイントはここ、というのを1つだけ挙げるとするとどこなんですか?
ekky:(・・どれかを迷って)高校受験を決めたことです。中卒の状態で親のスネをかじって。学校を休みがちだった僕が、世の中を知ったのがパソコン通信で。
そこで、多種多様な男性なり女性なり、年齢や性格も様々な人と文字だけではあるけど会話をしました。この人はどんな生活を、どんな仕事をしているんだろう、ということを想像できて自分の世界が一気に広がりました。
そして、自分も仕事のできるスタートラインにたちたいと思いました。高校にいって、卒業したいと思えるようになったんです。
福:あのさ、ekkyは「ポジティブのかたまり」ってイメージがあるけど、どういう場面で落ち込むの?
ーーお、いい質問。
ekky:えっと、何が起きても落ち込まないんだけど、人から嫌われる時、無視される時に傷つきます。
人の感情を読み取る力が敏感なので、その中で、人から嫌われてるとか嫌がられてるな、とか、無視されたりすると、ものすごく落ち込みます。仕事上のコミュニケーションで軽く言ったことが、人によっては冗談ではなく受け取られてしまうこともありますよね。
ーーどうやってリカバーするんですか?
そうですね、仕事の失敗を私は失敗と捉えていないんです。「その状態が起こっただけ」なので、失敗とは思っていない。
例えばこんなことがありました。生放送中に『カップ麺メーカー』という商品をテレビスタッフが用意してくれたんだけど、本番中に、本体からお湯が溢れてしまうというハプニングが!普通なら焦っちゃうかもしれないんだけど、そういうときに冷静になれるんですよね。そんな場数を踏みながら生放送に強いマインドを鍛えてきました。
ーーたくさんの経験を積んでこられたんですね。
ekky:初めは収録形式でのテレビショッピングだったんです。で、生放送のQVC(お買い物チャンネル)に出たときは、やっぱり生だし調理系の商品だったので緊張しましたけど、出演を重ねるうちに徐々に慣れてきました。
ーー尊敬する人っています?
ekky:トークが上手い人です。強いて挙げるならお笑い芸人のザキヤマさんですね。一緒にお仕事をすると、やっぱりトークが際立っている人がいるんですよね。僕もそんなスキル欲しいな〜って思います。
ーーPRの仕事について、社内からは理解を示してもらっていますか。
ekky:私の働くサンコーでは、広報をほとんどして来なかった歴史があります。そんな中、僕1人で広報の仕組みをつくって、テレビなどのメディアで取り上げられるようになったんですよね。
売上にも繋がりますし、成果が出たことで、かなり、やりたいようにやらせてもらっています。一昨年前くらいから、商品じゃなくサンコーの特集企画を組んでもらうようになってきています。そこから会社のファンも増えてきているのを肌で感じています。
ーーサンコーにはどういう経緯で出会ったんですか。
ekky:サンコーは、今年で20周年を迎える秋葉原にある会社です。当初はガジェットや雑貨の扱いが多かったけど、2016年から家電分野に進出しました。
転職活動では、ふつうに正面からエントリーしました。1回目の面談から、社長とだったんですが、そこで商品を6つ提案しました。
ーーえ、事前課題だったんですか?
違います。自分で考えて企画書を作って持ち込んだんです。そのうちの1つは商品化もしました。
ーーすごい。
ちょうど自撮り棒が流行り始めた頃で、プッシュボタンが肉球になっている商品でした。面接の後、入社前にはもう形になってたんじゃないかな。感激したし、当時は20人に満たない会社だったので、色々やれそうだなと思った。実は営業として入社したんですよ(笑)。
ーーいつからPRに?
ekky:入って半年くらいだったかな。当時、プレスリリースをウェブ制作のスタッフが作ってたんです。
サンコーの前に経験した職場では、「商品を売らなければクビになる」という状況で、向こうからほしいと言われるにはどうしたらいいかを考えて、伝え方に関する書籍を何冊も読んで研究したりしてたことがありました。
そういう経緯もあったから、プレスリリースをつくらせてください、と話して、半年くらいで、営業とPRを兼務するようになりました。
広報の仕事を重ねていくと、次第にメディアさんに取り上げられるようになるんですが、自分以外も含めた営業マン全員や、会社全体へのプラスが増えてくるようになったんですよね。
ーーそういう経緯があったんですね。
ekky:はい。2017年、入社して2年後に広報部を起ち上げました。と言っても、実際には私ひとりで。社外に色々と話をしにいったりして、そこからは広報1本の働き方になっていきます。
たとえば、ウェブニュースに取り上げていただくために、誰もやり方を教えてくれませんから、ひたすらリストアップしたり、テレビの制作会社を片っ端から調べて、電話してメールアドレスとかを聞いたりして。けっこう大変でしたが、試行錯誤の結果、メディアに取り上げられることが増えてくる中で、ターニングポイントとなった「タモリ倶楽部」出演を果たしたのが2018年の出来事です。
ーー確か、すごくしっかり扱ってもらったんですよね。
ekky:30分番組でまるまるサンコーを扱ってもらえたんです。商品もたくさん取り上げていただいたんですが、社員全員でアイデアを出す取り組みなんかも取り上げてもらって。トレードマークのオレンジ色のシャツはこの時からなんです。
実はその時、会社の開発チームをたまたま募集してたんです。この、タモリ倶楽部をきっかけに知ってくれた人間が、サンコーに入りたいという想いで応募してくれました。そこから、サンコーの開発スピードがぐっと上がって商品も充実していくんです。
最近の大ヒット商品でいえば「首にかけるクーラー」も、この時に来てくれたエンジニアが、元々あったものを改良して売れるようになったり。会社の知名度が上がった結果、優秀な人間が加わってくれてチームができあがっていきました。
ーーekkyはこれからどうしたいですか?
ekky:そうですね。この調子で僕自身の露出を増やしていきたい。ドラマ、映画、CM、自分のレギュラー番組を持ったり。それが、サンコーの商品や会社のPRに繋がっていくといいなと思っています!
福:まさに「パーソナル・リレーションズ」だよね。これからも、ekkyというキャラは大活躍していくと思う。
印象に残ったのは、タモリ倶楽部の出演オファーがあったところ。ぱっと聞くと「ラッキーだったね」と受け止められるかもだけど、そこに至るまでにステークホルダーとの泥臭いリレーションズ活動を積み上げたekkyの流した汗が報われる瞬間に同じPRパーソンとしてウルっときちゃった😢💖
ーー裏側で様々な努力をしてるんですね。
ekky:一緒にお仕事をした人に、もう一度この人とやりたいと思ってもらえるように仕事をしていますね。
ーー素晴らしいです。ありがとうございました。
福:あっという間でしたぁああ!ekkyの実務的な取り組みの工夫や覚悟を深掘りできた充実の内容になりました!ギュン謝!
ギュンギュン!!!
バックナンバー
第1回 ラフ―ル 広報 おーさわ氏(@n_o_health_c)
第2回 PR Table クボケイタ氏(@keiterpan2)
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