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『お前は楽に生き過ぎてるからもっと苦労するといいよ』ラフール広報おーさわ氏にPRパーソンの原体験を聞いた

ギュンにちわ!会えば分かる広報☆ゆめみ福ちゃん(@fukutaro_yumemi)よ!

アタシがリスペクトしているPRパーソンの人生観や働き方を紹介していく企画「この広報さんがすごい!」をTwitterスペースでお届けしたところ、その内容があまりにも好評だったので、当日のトーク内容を読み物としてまとめたわよぉおおおおお🔥

PRパーソンのみならずあらゆる社会人にとって気付きと学びの多い対談になりましたぁあああああん😆✨

なお、アタシひとりじゃ心もとないので、エモを引き出す達人みずPことみずのけいすけ氏@mikkemac)に聞き手としてお力添えいただいてマウス🐭💛

みずPとは

みずのけいすけ氏 フリーランスのコンサルタント。2006年、明治大学政治経済学部を卒業後、広告代理店でのプランナー勤務を経て株式会社マイナビに10年つとめたあと、直近のnote株式会社ではディレクターとして企業アライアンスの開拓やキャンペーン・イベントの企画運営、法人向けサービス「note pro」立ち上げ、カスタマーサクセスなどを担当し、延べ500社以上の情報発信をサポート。愛知県瀬戸市出身。

🎉🎉🎉

福太郎(以下、福):ゆめみのひとり広報・福ちゃんが、いま話を聞きたい広報さんをお呼びしてのトーク企画「この広報さんがすごい!」の第1回ゲストは、ラフールおーさわ氏です!しくよろギュ―――ン!!!

おーさわ氏|ラフール広報PR
広告代理店、PR会社にて大手菓子メーカーや自動車メーカーなどを中心としたプロモーション支援に従事。その後、広報PR・マーケティング支援のフリーランスを経て、2018年に株式会社ラフールへ入社。現在は経営戦略室にて、組織改善SaaSプロダクト「ラフールサーベイ」のサービス広報PR、コーポレートブランディングに従事。

みずP(以下略):ーー初めに聞いておきたいんだけど、福ちゃんが、おーさわさんを初回ゲストに選んだのはどうして?

福:PRパーソンとしてのスキルと人間力の塩梅がすごくいいのよ😆✨これだけスキルとキャラクターのバランスが揃っているプレーヤーはなかなかいないと思っててお声がけしました❤

ーーおーさわさんは、福ちゃんのこと、どう見えていますか?

おーさわ(以下、お):気遣いの人だなと。仕事も人付き合いもまじめにやるし、品があるんですよね。福ちゃんがいろんな広報さんと繋がってたのでSNS上で認知はしていました。そうしたなか、半年前くらいに初めてリアルで会って。。周りの人からはしっかりした人だと聞いてたけど、実は最初はちょっと警戒してました(笑)。で、恐る恐る会ってみたら、話も合うし、仕事の話もしっかりされてるし、すぐに打ち解けて仲良くなりました。

ーー同業の仕事人としては、福ちゃんはどんなふうに見えていますか?

お:所属するゆめみの代表とも普段から1on1を重ねて、それを発信してるのが良いですよね。個人として目立ちたいというわけでなく、理念や戦略に基づいて発信することを体現してるんですよね。ちゃんと目的があって、それを実現するためにやってるんだということが分かるし、PRパーソンとしてリスペクトしています。

福:ありがギュン!改めて言語化してもらえてうれし恥ずかし😆ウフフ💛当初は距離感を感じててきっとアタシのこと警戒してるんだろうなって思ってた(笑)!!共通の知人も多いしTwitterのタイムライン上でお互い見えてるはずなのにアカウントもなかなかフォローしてくれなくてやきもきする期間が長かった。

おーさわ氏登壇イベントで初対面→今年4月の福ちゃんバースデーランチ会→4人でランチ→サシ飲み、と着実に関係を温めてきた(丁寧!!)。

ーーおーさわさんが仕事をする上で、いま向き合っているハードシングスは?

お:ついこないだ、リアルイベントに参加したときにハッとしたフレーズがあったんです。それは「広報は経営と一体であるべき」という言葉で。

この時の講演を聞いて、経営戦略を理解する粒度が、自分はまだめちゃくちゃ浅かった、と思ったんです。経営会議や執行会議に出て、会社のお金の流れをある程度理解しているつもりだったけど「このフェーズに、この時期にこういう施策を打ちたい」とピンポイントで思えるまでには至ってなかったな、と反省しました。

もっと勉強しなきゃとも思ったし、経営陣がどういうミッションを追っているかをもっと対話して知るべきだなと。広報が、経営者の理解をしなきゃいけないと頭では分かっていたけど、ジブンゴト化はできていなかった。学びを深めるために、自分で会社を作ってみるのも手かもとか、最近では考えています。

ーーありがとうございます。おーさわさんのこれまでのキャリアは?

お:営業マン時代が長かったです。キャンペーンの企画設計、マーケ業務もしていました。その後、フリーランスを2年。で、今の会社には、関心が高まっているメンタルヘルスに関連した仕事を探している中で出会いました。決め手は、アナログな研修事業からテックカンパニーに変わろうとしている途上だったというのが大きいです。一からプロダクトの立ち上げに関われて本当に面白いです。

福:おーさわ氏の魅力のひとつがPRパーソンとしての基礎力。広告会社やPR会社でクライアントワークを通じて鍛えられた足腰の強さ。PR会社での鍛えられ方、パブリック・リレーションズに対する基礎理解とクライアントワーク、理論と実践のケースを圧倒的に経験できることが大きい。必然的にキャパシティも広がるから。アタシもPR会社時代は、常に平均10社以上同時に担当していて、メンタルとフィジカルの限界に挑戦し続けていたなぁ…

お:広告営業って商品の差別化は難しいという中で、いかに自社を選んでもらうか、という命題があって。付加価値を提供しないとその壁を超えられないので、そこで考える力を鍛えられました。日々のやり取りも大切になってくるし、クライアントの課題はこの広告だけで解決できるのか?を考え抜くというか。ただし、御用聞きにならないようにも気をつけました。パートナーとして認識してもらわないといけないので。

福:分かる~😆御用聞き、上下関係にならないように。そういうマインドと言動を心がけるのって本当に大事だよね。たとえばクライアントに「御社」という言葉は使わずに意図的に「我々」という表現でワンチーム感を出すようにする、とか😉

ーーおーさわさんは、他人と信頼関係を築くのって、昔から得意でした?

お:社会人になってからですね。自分勝手なことを言って許されるのは大学生まで。若い頃にいい上司にめぐり会えたのは大きいです。

新卒のときの30過ぎのマネージャーは、ダメなことはダメと言ってくれるし、頭ごなしに叱ったりはしない。自分でも数字をもってくる。チームでの達成もミッションだったから、部下を導いてくれました。

言われて印象に残ってる言葉があるんです。こんなことを言われました。

「お前は楽に生き過ぎてるからもっと苦労するといいよ」

その時は正直、意味がよく分からなくて。今になって分かるのは、負荷をかけないと成長は無いですし、歯を食いしばった経験をした結果、引き出しは増えました。苦労してよかったです。でも、当時の自分には見えてなかったんでしょうね。

現状は一人の部署なので部下はいないけど、後輩たちには頼りになる先輩であろうと心がけています。リモート推奨の環境なんですが、若手が出社してたりするので、直接会って話したりしてます。

ーー広報人生で失敗はありましたか?

お:自分本意な情報提供をしていた時ですかね(笑)。とにかく会社やサービスを知ってほしいの一心で、相手へ一方的に情報提供をしまくり、何の成果も得られなかった。

ーーどうやって失敗を自覚したんですか?

お:その頃「自社を、サービスを知ってほしい」という一心で説明し続けてアポイントの30分を使い切る、みたいなことがザラにありました。

先輩にロープレしてもらった時に「お前が何を相談したいのか見えなかった」と言われ、やり方を間違えてたんだと思った。そもそも目的とやり方が乖離していたことに気づいた。

広報やPRの仕事をする前は営業の仕事をしてました。営業時代も、相手の課題に付加価値をどう乗せられるかが大切ですが、それをメディアの担当者相手にできていなかった。

コミュニケーションをする上で「双方が興味のあるもの」をどう伝えればいいのかという点では、根本は同じだったんですね。その時を思い出して、なんのためにやってたんだっけ?相手は何に関心があるのか、マッチする部分ってどこなんだろう?と考えるようになって吹っ切ることができました。

ーー”ひとりよがり”から脱却したともいえる?

お:そうですね。ベースはそこですね。

福:おーさわ氏の新卒時代のエピソードを聞いてエモい!と思った😇✨そーいえば、アタシが新卒入社したスタートアップでは3歳年上の社長のもとで入社半年間、企画書を1日1本書き上げるという千本ノックを受けたことを思い出したわ〜😭

社長が持っていく提案資料の作成を完全に丸投げで任されて「お前のことを信じて任せるから」と新入社員だった自分に向けて言うんだよね。それがポーズじゃなくてホンマにチェックも修正もせずにそのままクライアントに持っていくんで緊張感が半端ない!ミスがあると切腹モノという(笑)。当然大小色んなミスも経験しながらやったけどこの修行ではエンドラインに立つ力が鍛えられたなぁ(遠い目)。

お:それは鍛えられる(笑)!自分も同じような経験があって。新卒は広告営業をして商材を売るし、そのあとのフォローもするし全部自分でやる。オフィスに新聞が置いてあって、ここに電話かけようかなとか、ネットの記事をみてリストアップしたり。

ーー普段こういう、新人時代の話を聞く機会ってなかなかないから新鮮です。

福:新人時代で思い出したんやけど、アタシが学生時代のインターン先の先輩社員さんから言われて印象に残ってる言葉があって。

「自分の旗印を明らかにしない人間には、敵はできないが味方もできない」

と言われたことに感銘を受けたんだよね。その人は、日頃から極端な言動で波風を起こす問題児みたいな存在だったんだけど、なぜかなにか惹かれるものがあって🤓✨ある日「なんでそんな激しい行動を続けるんですか?」って思い切ってストレートに聞いてみたところ、ご自身の美学に基づいて、本当に分かり合える同志を見出すためにあえてそう振る舞ってるって言ってた。「すげー!」って感動して、今でも自分の行動指針にしてる。

お:わかるなぁ。当たり障りないことばかり言っていてはだめで、言うべきときは言わないといけない。そうしないと味方は増えないんだよね。

福:あと、これは「ひとり広報」あるあるだと思うんだけど、どうしたって経営陣と連携する立ち位置になることが多くなっちゃうから、現場メンバーから距離を置かれたり、社長のイエスマンと見られてしまうことが往々にしてあるよね。

お:や!本当にそうだと思いますね~!構造的に仕方ないですよね、宿命的!

福:そこに個人としての思想や主張をすべて盛り込めるわけではないところが、この仕事をしていて感じる厳しさであり難しさだと感じる。

ーーおーさわさんも、そういった社内目線って感じますか?

お:ある人から言われたのは「広報は社内外に発信をする立場だから、どしても目立ってしまうし、穿った見方をされるのは仕方ないよ」って。そのため経営陣、部長レイヤー、現場メンバーと偏りなく日々コミュニケーションをとることを心がけました。

そこで特に最近意識してることは、各部署に対してどうやったら役に立てるかな?と考えるようにしている。例えば、クライアント企業の社長がインタビューを受けてたよ、という記事を共有したり、関連するSNSをシェアしたり。

そもそも、広報って、社内からよく思われてないというか(笑)良い顔して良いこと言って、と思われがちなんじゃないか、と感じています。

福:アタシもある~!日本経済新聞に掲載いただいた時に「グッジョブ!」と褒められるぞー!とワクワクしながらゆめみ300人の社内Slackチャンネルにドヤ!と流したものの、スタンプが4つしかつかなかったという(涙)

お:あはは😂それはツラい&分かる(笑)!!!!自分もそういう経験があって、社内広報は自分であんまり巻き取らないようになりました。関与したメンバーにテンプレはつくるから、発信してくれない?って。自発的に報告してもらう仕組みをつくりました。そのほうが反応率もいいし、一方通行のコミュニケーションになりづらくなりました(笑)。

ーーもっとお話聞きたかったですけど、そろそろお開きの時間になりました。

お:え?もう!?あっという間でしたね。めっちゃ楽しかったです!

福:アタシもめちゃくちゃおもしろかった!エピソードを思い出して話すことで当時のリアルな感情を整理できていい機会になった。敬愛するおーさわ氏を深掘りできて最高でした!!!

ーーありがとうございました~!

最後までお読みいただきありがギュン!
この記事にたくさんのスキをいただけたら第2回をやるかもしれませーん😆✨

ギュンギュン!!

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