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カフェとは一体なんだ

今日は休み。
息子も学校へ行き、カミさんも仕事へ行った。
朝から洗濯、仕入れ、そして最低限の仕込みだけしてあとは息子が帰ってくるまでは一人の時間。
最近はこの時間を大事にしている。カミさんが働きにでるまでの3年近く、休みの日にひとりの時間がなかなか取れなかった。

今日は外で文章を書きたくて、ポメラとノートだけ持ってどこかでお茶でもしようと出かけた。

外は暑く、空調の効いた雰囲気の良いところでなんぞポチポチと空想の世界に遊びたかったので、近所のこじんまりとしたカフェに行ってみた。

以前ここの人だという感じの良い女性が来店してくれて名刺をもらったのも、もう4~5年前。時間の経つのが早い。そして、カフェに行こうと思えるようになった自分の気持ちの余裕にも嬉しく思う。

ということで、やってきたのはとある農連さん施設の中にあるカフェ。
某雑貨、アパレルのお店によく似た名前。アンド前か後に点々が付いているかの違い。

外のメニュー見ながら、コーヒー飲んでケーキでも食べて。あ、でもスパイスカレーもあるなとわくわくしながら2時前に入店。
こどもは3時前くらいに学校終わるので、それまでに帰っておけばよい。

扉を開けると、とても小さな音で音楽がかかっていて、一組だけカップルがランチを頼んでいた。

不愛想な男性(感じの良い女性を予想してたので、ちょっとびっくりした)に通されたカウンターでメニューをめくると、まず

「短時間でのご利用でお願いします」

と書かれており、コーヒー飲んでゆっくりする計画は断念。昼ごはん食べてさっさと退店することに。
カレーとドリンクのセットにしようと決めて、おひやが出てきたタイミングで注文しようとするも、おひや出てこず。
狭いけれど、カウンターからキッチンを見ると一生懸命スマホを見ていたので、しばらく待つことに。
なかなか来てくれないので、声をかけようとしたらこちらをうかがうような感じで他のカウンターの椅子の位置を微妙に直そうとしていたので注文。

ノートを広げる気にもなれず、さっき買ったつげ義春の貧乏旅行記を読み容赦なく日が照り付けて何も陰影のない沖縄では、ひなびて切なくやるせない寂寥感のあるつげ義春はなかなか馴染まず。それが面白かった。

そして出てきた「豆とシーフードのカレー」は、一番安い冷凍のシーフードミックスがほんのちょこーっとだけ入っているココナッツミルクのカレーで、シーフードが生臭くて。こんなに少ししか入れなくてしかも臭いんならいれなきゃいいのにと思いながら食べる。

ドリンクセットのアイスコーヒーは、カレーと同時に着席していて、なんか早く食べなきゃって気になる。

どっちかというとコーヒーはカレー食べたあとに飲みたいよね。

そして、ミルクもシロップもついてこないというストロングスタイルでした。
そそくさと食べて、退散。心のこもっていないご飯はわびしくなる。

ということで、やっぱりおうちが好きだなあと思っちゃう。だいたいのものは美味しく作れるし、お茶もコーヒーも飲みたいものを淹れられるし、落ち着くし。
猫もいるし。

ただ、反面教師として勉強になるな。
沖縄だけかもしらんけど、接客よくないよな。まじで。

ポメラの分だけカバンが重たかったという話。

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