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意識が先か、動きが先か。
昨年、選手のポージング見ててふと考えたこと。
一般的に僕らは意識が身体を支配してると思ってるけど、
仮に100%意識が身体を支配してるなら、意識がイメージできないこと、
要するに経験したことのない動きは再現できないわけで、
だから、新しいことをできるようになるタイミングの一歩手前には必ず身体が一時的に意識を誘導するっていう普段とは逆の、意識をジャンプさせるためのプロセスが必要になるんじゃないか。
で、そのプロセスを定型化したものが守破離って奴で、いわゆるスポーツのフォームとか
ピアノの指の動きとか柔道の型があったり、英語なんかでもシャドーイングをやらせて、先に身体にイメージを掴ませて意識を誘導してあげる。
ある程度身体が意識を誘導できるようになった段階で、意識側にイメージが落とし込まれるから
元の、意識が優位な状態に戻り、
徐々に無駄を省いたり、外部環境に合わせて最適解を探すような、なぜか毎回フォームは微妙に違うのに目的は達成できている。
みたいな
一種の”ゆらぎ”を内包したフォームになっていく。
できないことが高いレベルでできるようになるまでのプロセスってこういうことかな。
ちなみに自分は昨年の10月から食事、歯磨き、ドライヤー、パソコンのマウスなどを左手で行うようにしていて、かれこれ始めてから4ヶ月が経っている。
不思議なもんで、特に何も気をつけてないけど「箸は左手で持つ」というルールを守るだけで、日々左手の動きはスムーズになってる。
多分入力に対する結果が自動でフィードバックされてて、手首の角度とか肘の位置とかがいつの間にか修正されてるのだと思う。
すでに型を知っている動きは、勝手に修正がなされていくのだと。今のところはそう理解している。
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