だからと言って
会社経営時代、晩年は毎日腹が痛かったです。
同様に20代のサラリーマン店長の時代も毎日腹が痛かった思い出があります。
今よりも無駄にギラギラしていて、毎日スタッフにも自分にもキレ散らかしていました。
理想と現実。
そのギャップにとにかくイラついていました。
ただ、あの時ほど自己投資に時間も金も使った時期は無かったと思います。
時代も時代です。
正直あの頃の飲食は「ブラック」もいいところ。
自分の時間なんて月に2、3日です。
その時間は毎回、チェックしておいた都内の店に行き給料の全てを使っていました。
ただただ、上の景色を見たかった。
そんな感じでした。
現在、飲食店開業のご相談をたまに受けます。
今はネットで誰でもどんな情報でもある程度は取れる時代。
飲食店の「廃業率」なども当然目にはされていると思います。
ただ、僕は、ぎょうにんべんと同じワンオペの飲食店であれば、未経験でもある程度までは数字をつくれると思っています。
ただ、そうは言っても自分で言うのもなんですが、僕の20代のような貪欲な「覚悟」があっての前提です。
世間的に示されている「廃業率」を認識した上で、そこに全てを懸ける「覚悟」。
これが無い人がやれるほど正直甘い業界では無いと思っています。
その「覚悟」と、人生を本当に楽しく豊かにする「幸せ」はトレードオフです。
これからもそんな人は精一杯応援させていただきます。
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